プリント基板の製作とメーカーへの発注方法


 電子工作を楽しむためにはいくつかの技術を身に付ける必要がありま す。ハンダ付けは最も基本的な習得すべき技術ですが、プリント基板の製作を習得することにより、電子工作の幅が大きく広がります。プリント基板は20世紀 前半にイギリス出身のアメリカ人技術者が発明したことになっていますが、同時期に日本のメーカーも同様の技術を開発・実用化していたことが知られていま す。電子回路を実装する上で部品と同等に重要な技術であるので、自分でプリント基板を作ることができれば、既存のキットやメーカー製に劣らない機能を実現 することが可能になります。またプリント基板はユニバーサル基板などと異なり、一度作れば、複数作っても同じように再現できるという特徴をもっています。 友人や同好の士に配布することも可能になるわけです。
 
自作できるプリント基板は、せいぜい両面の2層まで です。普通は片面1層で作るのが無理のない方法です。2層を作ることもできますが、相当な労力と技術を要するので、部品の並べ方とジャンパー線を組み合わ せて、1層で作るのが実用的といえます。
 最初から基板メーカーに発注することも可能ですが、1度の発注で1〜3万円くらいかかるので、できるだけ自分で試作して確認した後、メーカーに発注する ことをお勧めします。


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