回路からパターンを作る
プリント基板は回路図を絶縁体の板の上に銅箔で描いたものです。回路
図は部品同士の接続を示した概念図ですが、プリント基板のパターンは、実際の部品を平面状に並べて結合させた具体的な地図といえます。回路図では交差して
いる配線もパターンに置き換える場合はなるべく交差しないように工夫する必要があります。
こうした作業を簡単にしてくれるパソコンソフトがいくつかあります。趣味で始める人ならEagleというソフトを使うことをお勧めします。EagleはドイツのCadSof
社が
販売しているプリント基板製作用CADです。大きさや作成できるプロジェクト数が限定されますが、趣味で使うのためのフリーバージョンが用意されていま
す。Eagleの使用方法は入門書籍や解説ページも多数あるので、ここではくわしく説明しません。Eagle自体かなり直感的なGUIを持っているので、
小一
時間あればすぐに実作業に入れると思います。
また、CADを使うのは面倒というひとは、PCBEと
いうパターン作成ソフトがあります。昔マジックで銅箔上にパターンを描いてエッチングすることがありましたが、PCBEを使うと大変きれいに手書き感覚で
パターン作成ができます。