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AD9833は、消費電力が少なく、簡単な回路で構成できる特長を備えたDDSチップです。最新のAD9951などのDDSチップと比較するとスプリアスの多さなどはありますが、コンパクトにまとめることが出来るので、使用してみました。水晶発振器と比較すると若干のスプリアスはありますが、性能的には十分な安定度を保っています。 DDS-33の出力は、方形波なのでそのまま送信に使うことはできません。ローパスフィルタを追加して、波形を整形して下さい。基板はSoft66DBに合わせて作っていますが、電源の5Vを用意すれば、ほかの用途にも使えます。ICS512をショートカットすれば、AD9833の出力を取り出すことが可能です。
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回路とプリント基板 DDS-33は、Soft66D、Soft66DBのOSCと差し替えることが出来るように基板が設計されています。OSCを直づけしている場合は、14ピンのICソケットと交換して下さい。 AD9833は、25MHzの基準発振器を使用した場合、12.5MHzまでの波形を発生させることが可能です。AD9833で発生させた周波数を逓倍用ICのICS512で4倍にしています。Soft66DBでは、74AC74で1/4に分周するので、結果的にAD9833の周波数範囲をすべて受信することが可能になっています。ICS512は最大で8倍まで逓倍可能なのですが、現状では行っていません。 プリント基板(ハンダ面から見た図) 回路図 DDS-33カードの全体 パソコンとの接続方法DDS-33をICソケットに挿して下さい。 25ピンD-subコネクタと4ピンコネクタをつないで下さい。プリンタケーブルはパソコンのプリンタポートに接続します。電源、アンテナ、サウンドカードは通常通りパソコンと接続します。ピンの接続は、74HCT244の1番ピンの側にあるピンヘッダのピンがアースです。DB25の18番ピンにつないで下さい。付属の4pin-DB25コネクタの場合は、1本だけ離れている18番ピンの側がアースになります。
コントロールソフトウエアのダウンロードアナログデバイセス社のホームページからコントロールソフトをダウンロードして下さい。 コントロールソフトの画面から、希望の周波数を入れてやります。マスタークロックはデフォルトの25MHzでOKです。Output OptionでSquareをチェックして下さい。希望の周波数を設定して、リターンを押すとDDSカードの設定が行われます。 コントロールソフトからは、FREQ0とFREQ1の2つの周波数をセットできます。48kHzのサウンドカードなら、中心周波数を2つセットして置いて、Select FREQ Reqで切り替えれば、概ねバンド全体をカバーすることが出来ます。 コントロールソフトには、Sweep機能があるので、周波数を自動的に動かしながらスキャンさせることも可能です。お試しください。 |
DDS-33解説
JA7TDO
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最終更新日: 06.09.16