Soft66ADH組み立て解説-その2

9、動作確認

一通りの組み立てが終わったら、ルーペを使って確認してください。部品の取り付けは正しいか? ハンダ不良はないか?などをチェックします。

PCとの接続は、ミニUSBケーブルが必要です。ミニUSBケーブルには、外皮のシールドとGNDが接続されていないタイプがありますが、動作しないので注意してください。また、まれに6PINタイプがありますが、これも動作しません。

パソコン側では、FTDIドライバNETFrameWorkをインストールして置いてください。コントロールソフトをインストールしてください。

Soft66ADHとパソコンをミニUSBケーブルで接続します。サウンドカードのLINE INとステレオケーブルで接続します。アンテナも忘れないでください。

ミニUSBケーブルをつなぐとLEDが点灯します。コントロールソフトを起動します。



コントロールソフトを起動すると上の画像のようなウインドウが開きます。Soft66ADHの場合は、ラジオボタンHを選択してください。



チューニング方法は3通りあります。ひとつは周波数を数字で打ち込んでTuneボタンをクリックします。スライドバーをマウスでドラッグしても周波数が変 わります。周波数フォームにポインタがある場合は、マウスホイールを回しても変更できます。マウスホイールでの周波数変更は、stepで設定した周波数で 上下します。

DACをチェックするとDDSの内部ルックアップテーブルを回避して、デジタル・アナログコンバータの出力が直接出てきます。

BPFをチェックするとバンドパスフィルタを回避して入力されます。


10、動作しない場合のチェックポイント

パソコンとUSBケーブルで接続してもLEDが点灯しない場合、あるいはパソコン側でインタフェースに関する警告が出た場合は、すみやかにケーブルをはずしてください。

LEDが点灯しない場合、原因はminiUSBコネクタのハンダ付け不良、電源ラインの短絡が考えられます。

受信できない場合は、次のチェックで原因を絞り込みます。オシロスコープがあるとチェックは簡単です。ない場合は、広帯域受信機などを使って、各部の信号をチェックしてください。

75MHzOSCが発振しているか確認
USBインタフェースが認識されているか
AD9834周りのチェック -> 方形波が出ているか
74LVC74周りのチェック ->IQ信号が出ているか
FT245RL周りのチェック -> AD9834、SN74CBT3251との接続

50M帯の受信で、ノイズが多く、受信感度が得られない場合、R16を43Ωから120Ωに変更すると改善する場合があります。