エッチングする
フォトレジストの現像が上手くいったら、基板の余白をカッターで切り落とします。プロクソンのミニサーキュラソウテーブルが使いやすく便
利です。なければ、カッターを使い切れ目を入れて折ります。余分な銅箔があるとエッチング液が無駄に消費されるので、なるべく基板ギリギリに切断しておき
ます。マジックで塗りつぶしてもいいのですが、その場合はマジックの部分を十分に部屋ードライヤーなどで乾燥させてください。
エッチング液は、サンハヤトのものをお勧めします。処理剤もついてきているので、結果的に安上がりです。転写した基板をポリエチレンの袋に入れます。ポ
リエチレンの袋は千石電子で売っています。厚めの袋なので何度も使いまわしができます。基板を入れてエッチング液を注ぎます。中の空気を絞るようにして
チャックを閉めてください。パッドに入れ上から50度くらいの熱めのお湯を注ぎ、湯煎します。ここでは約15〜20分くらいでエッチングできますが、エッ
チング液の状態により変化しますので、こまめに基板の状態を確認します。
エッチングが終わったら、取り出して洗ってください。残ったフォトレジストはエタノールで洗浄できます。もう一度ケミカルランプで露光して、水酸化ナト
リウム溶液で溶かすこともできます。水酸化ナトリウム溶液は、そのまま流さないで、酢を同量まぜ中和してから流してください。