Pages: << 1 ... 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 ... 58 >>
ファラデーの電磁誘導を使った単極発電機がある。あるいは単極モーターといってもいい。
単極モーターにはパラドックスがあることが知られている。金属円板と磁石の両方を回転させると、電流が流れるが、磁石だけ回転させても電流は流れない。金属円板だけ回転させると電流は流れる。
wikipediaより
電磁誘導とは、磁場の変化が電場を生む、という。電場の変化が磁場を生むの逆を示している。この表現では磁場と電場は対等な関係だが、このブログでは、磁場の変化は荷電粒子を移動させることで電場を生む、と指摘した。
磁石を回転させても、磁力線に変化のないことを示したことがある。磁力線は、電子1個が加速されるときに生じる円形磁場のベクトルが無数合成されて出来ているからだ。対称形の磁石を回転させても磁力線は変化しない。
ファラデーのパラドックスには2つの原因がある。ひとつは金属板を回転させることで、内部の電子が加速度を得る。だから金属板を回転させないと電界の変化がないため電流が生じない。もうひとつは、合成ベクトルである磁力線は回転させても変化しない。静磁場では荷電粒子は動かない。
ファラデーのパラドックスには、電磁質量、重力の理解のためのきっかけが含まれている。9月9日発売の「月刊ムー10月号」に、電気的宇宙論とUFO飛行原理という反重力の記事が掲載される。まとめて書いたのは初めてなので、ぜひ読んで欲しい。
ほとんどの人は裸の王様の話を知っている。バカには見えない服を着ている王様を国民の多くが賞賛する。服が見えない、なんて言ったら、自分がバカにされると恐れ、皆服が見えているふりをしているのだ。
科学は現実の現象があって、それを合理的に証明することで成り立っている。基本的な原理、法則は過去に誰かがそれを証明していて、そこにさらに枝葉を継ぎ足すことが現代の科学だと考えられている。巨人の肩というときもある。
しかし、何度も指摘するが誰も証明していないことを踏み台にして多くの理論が組み立てられている。このブログでは、誰も証明したことのない科学的法則原理を取り上げてきた。5つの間違いがあると指摘したが、もう少し別の角度から見てみよう。
たとえば、太陽は核融合で輝いているというのが大方の常識となっている。しかし、太陽の核融合は証明されたわけではない。太陽―核融合説には、いくつかの前提がある。太陽の中身は重力で押しつぶされた水素ガス、水素原子同士が融合して重水素が出来る、この2つは太陽―核融合説ではほとんど議論されない。
もし、太陽内部の密度が高いのであれば、太陽の自転が説明できない。太陽は赤道付近が最も自転速度が速く27日程度、極に近づくにつれて遅くなり30日くらいで1回転する。もし、内部の密度が高いのであれば、中心部ほど慣性力が大きいので、周囲の薄いガスを引きずっているはずだ。極に近づくほど速度が速くなり赤道付近は遅くなるはずだが、現実には逆になっている。
また、水素原子同士が融合するP-P反応は、ひとつの核融合が起きる確率が140億年と予想されている。こんなに時間がかかる反応が太陽を輝かせているとは考えにくい。ニュートリノも地球まで飛んでくる間にタウニュートリノに変化するとニュートリノ振動で説明するが、これも怪しい。
地球の自転は慣性で回っていて、少しずつ、自転速度が遅くなっているとされる。しかし、地球の自転速度はこの50年の間、少しずつ速くなっている。
地球の公転もそうだ。太陽と地球の重力が遠心力とつりあっている状態というのは、きわめて不安定な状態だ。少しでもどちらかが強くなれば、太陽に落下するか、どこかに吹っ飛んでいく。惑星同士の重力は多くの場合無視されている。惑星が直列したら、そのまま惑星同士がくっついてしまうはずだ。18世紀の哲学者カントの指摘は200年以上無視されたままだ。少し考えればわかること、調べればわかることが放置されているのだ。
ほかにも海水の潮汐、コリオリ力、空はなぜ青いか、地震の原因、プレートテクトニクス、光速度不変など、現代科学には、明らかにおかしな説明が多い。それを専門家は、何も疑問を抱かないで、したり顔で説明する。「専門家というのは、疑問を持ち続けて勉強し続ける人のことを言います。そして、知識の体系の中で理論や解釈を位置づけます。」と主張する場合も多い。結局は何も考えないのが落ちだが。裸の王様は、本人が風邪を引くだけですむが、科学における矛盾、瑕疵の無視は、人類に大きな損害を与える。日本では国民の科学知識普及を妨げるために、1986年以降、ポピュラーサイエンスが抹殺されてきた。科学の裾野を狭めたことは、国内産業の低迷に現れている。現在の科学を修正するには、「王様は裸だ!」と指摘するだけでは足りないのだ。
木星には大赤班があって、ほぼその位置に磁場の特異点、ブルースポットがある。
一方の地球には、地磁気の強い特異点がある。
電離層に近い高層大気の運動を見ると、木星の大赤班のような渦を巻いていることがわかる。
木星と地球の地磁気は非常に似ているといえる。自転方向も同じだが、地磁気の向きは逆になっている。
木星大気は約10時間で一周している。木星大気は強いプラスに電離していることが分かっている。つまり、プラスの荷電粒子が自転することで、木星の磁場を作っている。
地球の磁場は木星とは逆だが、自転方向は同じだ。つまり、地球磁場はマイナスの電荷による自転が作っている。電気的地球科学では、マントル上部に大量の電子が滞留していると考えている。電子の自転で磁場が発生していることがより明らかになった。
ところで、現在の太陽と地球はこの先どうなるだろう?地球の年齢は約100万年であると予想している。地球内部の電子が尽きれば、空洞は崩壊して、再び木星内部に還っていくだろう。
では、太陽はどうなるか? 太陽の空洞もいずれ崩壊する。おそらく、崩壊は急激にやってくると思える。水星が太陽に吸い込まれれば、内部の反発力は一瞬でなくなって、太陽はガス惑星になってしまう。水星には大量の電子が含まれているからだ。太陽風が止まり、巨大なプラスの電荷がなくなる。太陽系の公転は一時的に崩れてしまうだろう。太陽がガス惑星化すると、太陽系の中心が移動する。星間物質の流入する場所が変わってしまうからだ。新しい太陽はどこに生まれるだろう? 新しいガス惑星が誕生して、しばらくの間、太陽系は中心を失い混乱する。電気引力がなくなり、太陽風の定在波も消える。既存の惑星は遠心力で遠ざかっていく。太陽だったガス惑星も中心から移動する。
ところで、金星はなぜ3500年前に木星から移動してきたのだろうか? 金星は現在地球とほぼ同じ大きさだ。重力もほぼ同じ。気圧が90気圧あって温度が400度ある。計算上、金星の大きさが現在の2倍になると地表は1気圧になる。温度も下がるだろう。新しい太陽は、公転軌道が一回り広がって、金星が現在の地球と同じ程度の位置になるように出来るのではないか? 地球の残骸を吸い込むのは新しいガス惑星かもしれない。つまり、地球は崩壊して金星が生物のすめる星として生まれる。大きさが2倍になるが。
火星の役割も変わる。火星は水星と接近することがある。水星が現在の太陽に飲み込まれて、空洞を破壊する役割があるなら、次の太陽における水星の役割は、火星が担う可能性が高い。水星の直径は4800km、火星は6800kmだ。水星の大きさが太陽の大きさを規定していると言う証拠はないが、もし、次の太陽のすぐ脇を火星が公転するようになるのであれば、火星の大きさから、次の太陽も現在より少し大きいと予想できる。流入する星間物質の量は同じなので、表面を流れる電流密度が減るので、少し赤っぽい太陽になるだろう。
この際、新しいガス惑星に命名しておこう。地球を飲み込むかもしれないガス惑星なので、地星(Earther)というのはどうだろう? 新しい太陽はSunⅡでいいだろう。SunⅥかもしれない。このような太陽、地球の入れ替わりは、偶然起きているのだろうか? 現在の科学は、自然の営みを偶然で片付けようとする。そこには人類の優位性を無条件で認めようとする心性が現れている。
金星は新しい地球になる。大きさが2倍と言うことは表面積は4倍だ。今以上に人口を養うことが出来る。人口の大きさは科学文明の発達の度合いを大きく伸ばすだろう。自由に考えることの出来る人間が増えるからだ。現在の人類は人口が少ないため、重力の正体を突き止めることが出来ないでいる。重力だけでなく、現在の科学を押し止めている5つの間違いも容易に克服できるだろう。
ひとつだけ問題がある。現生人類は金星への移住を自らの手で行うのだろうか? それとも誰かがやってきて新たに人類のタネをまくのだろうか?
地球が木星(土星と言う説もある)から生まれたとき、大きさは半径2500km程度だったと推測できる。ぎっしり詰まった地球内部は、SiO6、スティショフ石かSiO4、カンラン石で占められていた。カンラン石は相転移してSiO2を核にする花崗岩。玄武岩に変化する。このとき、体積が最大約2倍になる(スティショフ石からだと8倍)。玄武岩質マグマは、元のマントル物質、カンラン岩から変化するとき15%体積が増えることが知られている。カンラン岩はすでにカンラン石がある程度相転移した岩石だ。
相転移により、水と二酸化炭素が発生する。
2SiO6 + CH4 → 2SiO4 + CO2 + 2H2O
or
2SiO4 + CH4 → 2SiO2 + CO2 + 2H2O
また、電子も発生する。この電子は外と内に向かって移動する。内側に移動した電子は、反発力を発生させて、空洞を作ると予想される。つまり、地球は、膨張しながら内部の空洞を成長させるのだ。
空洞の拡大と膨張、この2つがあいまって地球は現在の半径6400kmまで大きくなった。従来の地球膨張説では、地球内部で物質が生まれている、膨張したのは主に海底とされるが、ちがうだろう。地球内部での岩石による相転移と空洞の発達が膨張の原因だ。拡大したのは、海底だけでなく、大陸も拡大している。南北アメリカ大陸は、西側の山脈に対して東側に平地が広がっている。ユーラシア大陸も中央アジアの砂漠地帯は拡大した痕跡がある。プレートの移動に見える陸地の変化は、地球内部からの岩石の湧き出しと、膨張による移動で説明可能だ。地球膨張は、地球に降り注ぐ宇宙線の影響で、急激に進行する。氷河期になると地球膨張が進むのだ。
また、相転移により発生する大量の電子は、電離層との間で、誘電体バリア放電を引き起こしている。発生する電子の持つ電位がばらばらであるため、地球の自転により発生する電磁波も広範囲の周波数帯に及んでいる。もっとも低い周波数帯、ELF、SLFは重力を発生させる原因になっている。内部の空洞の反発力に対して、地下275km付近から発生する重力による内側への締め付けが、地球を球体として維持している。
誘電体バリア放電は、周波数により、電子の移動する場所が変化する。周波数が低いと電極、つまりマントル上部と電離層に近い場所で放電が起きる。地震とオーロラだ。周波数が高くなると地表付近から電子の移動が起きる。雲の発生、台風、竜巻、雷などだ。気象現象のほとんどは、誘電体バリア放電で説明可能だ。地球上では電気的現象が満ち溢れている。
重要な点は、地球が木星で生まれたときに蓄えられた大量の電子により維持されていることだ。重力も単に質量が勝手に発生させているものではない。空洞も電子による反発力で維持されている。つまり、カンラン石の相転移がもたらす、電子の供給が止まれば、地球は崩壊してしまう。
かつて、小惑星帯に存在した惑星フェイトンは、空洞の崩壊でばらばらになった。空洞が崩壊するとき大量の電子が放出されるだろう。大量の電子は、フェイトンに棲んでいた生物を一瞬で化石に変えたはずだ。地球もおそらく同じ道を辿るだろう。