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地球のモデルからはずれ、なぜ夏は暑いのかを続けたい。2019年5月26日の佐呂間では最高気温が39.1度を記録した。午前3時30分の気温が16.8度だったのが夜明けとともに急激に気温が上昇していって、13時50分に39.1度になった。
通常の説明では、太陽光は地面を温め、地面付近で温まった空気が上昇して周囲が暑くなる、と説明される。空気は透明なので太陽光が直接空気を温めることはない。
ところで、夜があけて急激に温度が上がるのは、砂漠でよく見られる。サハラ砂漠では40度を超えるのは珍しくない。何がこんなに気温を上げているのだろう?
砂漠には砂がある。
モロッコ王国ワルザザト地方メルズーガ・メルズーガ砂丘 B
産業技術総合研究所須藤定久研究室より
砂の成分はほとんどが石英だ。石英は圧電体でもあるが焦電性を持つ。太陽光を浴びると分極するのだ。分極は周囲の大気をイオン化する。光が空気分子を媒体にして伝わることを思い出して欲しい。イオン化した空気分子に電界のパルスが伝わるとイオンの電子を振動させることで、周囲に電磁波を放射する。このとき、電子は原子核に電気引力でゆるくつながれているため、太陽光の振動はコンプトン効果で少し長い波長に変換される。赤外線側に太陽光のスペクトルがずらされると予想できる。
佐呂間は、去年の暮れから地震が続く胆振地方の東側にあたる。胆振地震は余震が何度かあったが、いずれも震源の深さは40キロと少し深かった。地震を引き起こした電子の流れが、地球の自転方向に引かれながら、北海道の東部の地表に湧き出た。地表に湧いた電子は大気をイオン化、ちょうど晴天にあたって、空気が高温になった。
一般化すると北半球が夏になると太陽に引かれ、マントルからの電子の沸き上がりが促進される。地表に出た電子は空気をイオン化する。太陽光はイオン化した空気によって、赤外線側にスペクトルがずらされることで、気温を上昇させる。
これが夏が暑い原因の電気的地球科学での予想だ。
夏が暑いのは、地球の傾きがあるためで、夏になると北半球が太陽に対してもっとも傾きが小さくなるため、と説明されてきた。ところが太陽に対して傾斜が少なくなるのは夏至で6月後半だ。7月には地球は太陽から最も離れた場所にいる。そこで、このグラフを見て欲しい。
https://www.solar-partners.jp/simulation.html?maker_series=panasonic_hit、より
太陽光発電の年間を通した発電量の推移だ。興味深いのは8月と同じくらい3,4,5月の発電量が多い。現在の気象学による説明では、夏が暑いのは、太陽光により地面、大気が徐々に温められるので、夏至を過ぎた7,8月がもっとも暑くなると説明されている。
太陽光と大気は次のようなイメージを持っているらしい。
https://www.data.jma.go.jp/gmd/env/radiation/know_adv_rad.html より、
太陽の日射が地面を温め、その地面が空気を暖める。それで全体の気温が高くなるのに、時間差を要すると言う説明だ。しかし、2019年4月17日に北海道で25度を記録した。また、これを書いている最近の気温は真夏並みに高くなってきている。
夏が暑いのは、太陽の日射量のせいだけではない、と予想できる。では何が気温を上げているのだろう? そこで、これを見て欲しい。
これは地球内部の電子の分布と、太陽、月との関係を表したものだ。地球内部には大量の電子が存在するが、電子は岩石内部にたまっているだけでなく、電離層のプラスにひきつけられながらゆっくりと地表に向かって移動している。それが誘電体バリア放電で地表に出てくる。この電子の挙動は太陽と月にも影響を受けている。太陽への傾斜により電子が出てくる量が違うことが直感的に予想できる。
ところで、地表に出てきた電子はどのような振る舞いをしているのだろうか? だが、大気中の電子を直接測定することは非常に難しい。ほとんどの場合、空気分子、水分子などがイオン化した状態を観測することになる。たとえば、地震の直前には地表でプラスイオンが増えることが知られている。電子が地表から出てくればマイナスイオンが増えると思うが、電子を直接観測することが難しいため、電子のマイナスに引かれて周囲から集まってきたプラスイオンを測定することになるのだと思われる。
マイナスの電子は地表に現れるとゆっくりと電離層に向けて移動すると考えられる。夜間、大気上層ではスプライト、ブルージェットと呼ばれる電離層に向けた放電現象が見られるのはそのためだ。
マイナスの電荷が地球の夜側で宇宙に向けて移動する。これ、どこかで見たことがあると思ったら、水星の自転で起きている静電モーターだ。
地球は赤道上では秒速470mの速度で地面が動いている。赤道上、あるいは地上のどこでも良いが、風はどんなに強くても風速100mを超えることはない。せいぜい30~40m程度だ。大気は慣性で地球の自転に引きずられていると説明される。本当だろうか?地球の凸凹で大気が引きずられているのなら、常時、かなりの風が吹いているはずだ。
地上で自転による風が吹いていないのは、地表付近の大気が自転にあわせて動いているからだ。地表から湧き出た電子が次第に上空に移動することで、地表付近の大気が静電モーターとして動く。これが地上で強風が吹かない理由だ。
電気的地球科学では、地球全体が誘電体バリア放電していると予想している。大気中での電子の移動は、雨を降らせたり、台風、竜巻の原因となるが、もっとも重要な現象は、地表付近の大気を自転に合わせて動かすと言う役割だ。これがなくては、地球は生物の住める環境にはならない。
暑はなぜ夏いのか? は、次の記事で!
2016年4月から始まった熊本地震には、6月20日に豪雨が襲うという災害が重なった。地震と豪雨は関係していたのだろうか? 東京の都心では地震がない代わりにゲリラ豪雨が降ると言うことを示した。地震になるはずだった電子が高層建築により地表に放出されたからだ。
まず、熊本地震の震源分布を見て欲しい。
wikipediaより
6月20日の豪雨の降水量は次のような分布になっている。
震源の分布とほぼ重なっている。これは熊本市周辺から電子が大量に湧き出していたことを意味する。地下で電子がたまると放電、地震になり、そのまま空中に電子が飛び出すと雨になった。熊本市周辺には東京のような高層建築がない。電子は地下にたまって地震になった。
九州は、現在も地球膨張が続いている地域だ。今後も、豪雨、地震が続くと考えられる。
東京では夏になると局所的に豪雨が降る。1時間に100mmを超える雨が降る。雨が降るメカニズムでも書いたが、雨は空中で合成される。
O3 + 2e(-) + 2H(+) ->H2O + O2
もし、雨が大気中に存在する過飽和水蒸気の結露によるものであるとすると、一部が結露したところで過飽和ではなくなるので、雨はそこで止まる。100mm以上の雨が降るには、空中で合成されるメカニズムが必要だ。
ところで、東京付近のM4.5以上の地震を1960年から調べると、都心に空白があることに気がつく。
この図を頭において、ゲリラ豪雨のときのレーダーを見て欲しい。
https://twitter.com/ktnkishoutv/status/871662030381383680より
雨雲レーダーはもうひとつ例を挙げてみよう。
https://www.businessinsider.jp/post-174098より
そこで、最初の地震分布図にゲリラ豪雨の範囲を水色の線で入れてみた。
じつはピンクの線は150m以上の高層建築が多い地域だ。ゲリラ豪雨が降る地域は高層建築の多い地域と重なる、という傾向が見えてきた。なぜかといえば、高層建築には深い基礎が伴う。また避雷針も設置されている。つまり、地下の電子を空中に導く機能があるというわけだ。
地震になるはずの電子が避雷針によって空中に放出され、雨になっている。地震が起きない代わりに雨が降ると言うわけだ。これは、雨が降っているときには大地震が起きないと言うこととも一致する。
いままで地球の構造や大気について書いてきたが、ここで一度大気を中心にしたモデルをまとめておこうと思う。
電離層は太陽風により、プロトン、電子で構成される。プロトンが多いためプラスだ。地球側は内部のカンラン石が相転移して電子が優勢な環境になる。電離層、地殻は双方とも陽子、電子の持つ電圧がばらばらのため、交流として振舞う。誘電体バリア放電の環境だ。電離層からはプロトンが大気電流として地表に移動している。地殻内部からも電子が電離層に向け移動する。地殻内部では、たまった大量の電子が自転により、角加速度を得て、磁場、シューマン共振が発生する。電子の一部はマグマに流れる電流になって、自転の動力源となる。地表には誘電体バリア放電の形態で電子が放出される。雨、台風、スプライトなどの気象現象を引き起こす。地殻内部、大気中で起きる現象のほとんどは、電子の移動、誘電体バリア放電による現象として説明できるだろう。
大気内部では、さらに宇宙線による核変換が生じていると予想している。宇宙線、ニュートリノによる地球への影響は、また別の機会に書いてみたい。