Pages: << 1 ... 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 >>
地球内部へエネルギーが伝搬されていることは、いろいろな研究で明らかになってきた。小惑星衝突の熱、崩壊熱だけでは説明できないほど、地球内部には熱がある。
最近見た説では、地球コアからウニの棘のようにアンテナが伸びて、太陽からの磁場を取り込んでいるという研究があった。しかしアンテナは電位差がないとエネルギー効率が悪い。
地表には大量の宇宙線が飛び込んでいる。なかでもミュオンは、1m^2あたり1秒に数万個も降り注いでいるというから、そのエネルギーは膨大だ。
しかし、ミュオンの透過力は強く、人間の身体程度では反応しない。地下10km以上透過して、ミュオンは消える。消えるといってもなくなるのではなく、エネルギーをほかの原子に渡すわけだ。
ミュオンはマイナスの電荷を持つ、つまり電子と同じ。電子が大量に送り込まれた物質はどうなるだろう?
ずばりプラズマ加熱だ。
岩石中に送り込まれたミュオンは、長い時間の間、岩石を加熱し続ける。地表から一定の距離に集中するので、その深度付近に溶けた岩石が集中することになる。
この動画の4分付近を見て欲しい。大気の上層、電離層が青く光っているのがわかる。
これこそ、空が青い証拠。太陽光が上層で散乱されているのではない。もし散乱が原因なら、大気の密度が高く、大きな分子が増える低空になるほど散乱が強くなり、地表では、あたりがぼんやり赤くなってしまう。
「地球は青かった」と最初の宇宙飛行士は言ったが、本当に青く光っていたわけだ。
↓これが青空
↓こっちがプラズマボール
最近のデジタルカメラには、対象物のスペクトルを表示できる分光機能がついている。このヒストリ機能で空の青を見ると、非常に狭い波長しか含まれていないことがわかる。もし大気分子による散乱であれば、正規分布になるはず。このスペクトルからも空の青が、励起状態での発光であることがわかる。
「電離層圏における原子分子過程」(高柳和夫)1967宇宙科学、にも酸素分子の励起で発光する可能性が指摘されている。しかし観測されてない、と書いてある。
↑酸素分子をプラズマで発光させた例。青い!
大気で太陽光が散乱されていないわけではない。可視光全体が散乱しているため、白っぽくなっている。空の青は、青+白だった。だから、高空に行くほど、白が薄くなって、青が濃くなる。
追記:その後、窒素、酸素が何十本も輝線スペクトルを持つことがわかった。青く光っているのはほぼオゾン層と重なる。有害な紫外線を青に変換する仕組みだった。夕日の赤は、一番外側の電離層が発光するため。
追記:現在KINDLEで公開中の「電気的地球科学」には、もう少しくわしい理由が書いてあるので、ぜひ、読んでみてください。
地球の磁場は、地面深くにある外核が対流していることで起きているらしい。溶けた鉄が対流すると電流が流れて磁場が発生する。
責任者出てこーい!
溶けた鉄が流れたくらいで電流が流れるなら、製鉄所は大変なことになっている。コンピュータでシミュレーションしてわかったらしいが、あきらかにおかしい。
外核の上にある深部マントルは、非常に電気抵抗が少ないことがわかってきた。外核に数十億アンペアも流れたら、マントルにも流れるはず、いや、流れないとおかしい。
その上のマントルも地殻近くまで電気抵抗は低い。地殻に分布するマグマも良電導体だ。電流の流れは、地殻のマグマにまで及んでいるはず。
ところで太陽から吹き付ける太陽風の主成分はプロトンだ。プラスの電荷を持った水素の原子核、電離している状態なのでプラズマである。
プラスの電荷が太陽から吹き付けているということは、電流が太陽から流れている、ということと等価だ。一方の地球は、地殻の皮一枚をはがせば、導体といえる。つまり太陽から流れる電流を受けた導体は、フレミングの法
則で、磁場が発生し、回転力を得る。単極子モータ、くるくる回って、磁場がおきるわけだ。これ、そのまま現在の地球じゃないか?
当然、地球内部には電流が流れる。電流が流れた部分は、ニクロム線のように発熱をして、岩石なら溶けるだろう。圧力の低い場所ではマグマの発生じゃん!
また地下10km付近を震源とする地震が起きた。茨城県北部を震源として、まだ余震が続いている。
こうした地震に共通している特徴は以下の通りだ。
・震源が地下10km付近
・最初に比較的大きな地震が起きて、余震が続く
(10km付近というのは、震源を推定するさいのメッシュがある程度の大きさで区切られているから、おおまかな深さを指しているのだと考える。)
岩盤に蓄えられたバネのエネルギーが解放されることでは、この地震のメカニズムを説明することはできない。そこで、ひとつの仮説を立ててみた。
・地下10km付近にエネルギーの元になる何かが蓄積される
・地下10kmの高圧下で生じる核爆弾に匹敵する爆発現象
・最初に大きな爆発が起きると小さな爆発が断続的に続く
この条件を満たす現象を引き起こすものはと考えたとき、ミュオンがあった。ミュオンは高エネルギー宇宙線が大気に飛び込んで生じる透過力の高い粒子だ。エネルギーの高いミュオンは10km以上の岩盤も貫通する能力がある。
ミュオンが岩盤を通り抜けるときに、次第にエネルギーを失い、最後に原子にぶつかって止まるが、水素原子とぶつかったときに、電子とミュオンが入れ替わり、ミュオン原子が生成される。
ミュオン原子が大量にあると、比較的容易なきっかけで、核融合が生じる。
これが地震の正体なのではないか?
つまり、地下10km付近にマグマがあって内部は大量の水が過熱状態で存在すると、エネルギーを失いながら入ってきたミュオンが水素原子をミュオン原子に変える。
次第にミュオンが蓄積されるが、周辺にミュオン原子の蓄積された集団がいくつもできるようになる。
ある程度の大きさにミュオン原子集団が成長すると、ある刺激がミュオン核融合を引き起こす。ある刺激とは、高エネルギーのミュオンがマグマに入射して、加熱状態のマグマを沸騰させるのだ。これは泡箱と同じ原理。局所的に大きな沸騰が起き、たまたまその脇にミュオン原子集団のひとつがあったとき、圧力がミュオン原子同士を縮めると核融合が起きる。
いったん核融合が起きると、大量のミュオンが周囲に放出されて、周辺にあったミュオン原子集団をさらに成長させる。核融合反応を起きやすくするわけだ。その後は、最初に起きた核融合反応より、小さな沸騰でも核融合が起きるので、小さな爆発が定期的に起き続けるというわけ。
こうしてミュオン原子集団がつぎつぎと核融合反応を起こして減少して行って、なくなるまで余震がつづくことになる。
比較的浅い場所、10km付近にマグマが存在すること、ミュオンが届く程度に地殻の状態がそろっていることなどの条件があった場所で、地震が起きる。
追記:現在では地震は地球内部から沸きあがってくる電子による放電現象と考えている。
大西洋中央海嶺のことを書いておきたい。中央海嶺がプレートテクトニクスの証拠であるとされる根拠に、磁場の逆転の記録がある。
wikiによれば「岩石中に一般的に含まれる鉱物である磁鉄鉱は、その名の通り常温で磁気を帯びている。磁鉄鉱を加熱していくと、キュリー温度で磁気がなくなり、冷却すると再度磁気を帯びる。このとき磁鉄鉱が帯びる磁気は周辺の磁場(地磁気)の方向に従う。海洋底鉱物にも微量の磁鉄鉱が含まれており、海嶺でマントル成分が冷やされて、海洋底が生成された時の磁気を帯びている。」と説明されている。
さて、筆者はアマチュア無線家で電磁気に関しては、一応一通りの知識がある。この解説ではキュリー温度以下になったときに磁化されるとあるが、これはその通りである。しかし、磁化された磁鉄鉱が数万、数十万年もの長期間、磁化された状態を保つとはとても考えられないのだ。
カセットテープは磁鉄鉱とほぼ同じ粉末が塗ってあり、地球磁場よりはるかに強い磁場で磁化される。しかしカセットテープの磁場は、次第に減衰して、3,40年ほどで、記録が読み出せなくなってしまう。
中央海嶺の周辺にある岩石が、数十万年も同じ方向に磁場を保持することは不可能なのだ。逆転している磁場は、ごく最近記録されたと考えるべきである。
ではなぜ地球磁場と違う方向で磁化されたのか? おそらく地電流の仕業と思えるが、くわしいメカニズムは不明だ。