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GPSの原子時計はセシウムの基底状態から励起した周波数を計測しています。この基底状態と励起状態というのは、現在の量子力学では変化しないとされています。しかし、最近の研究によれば、原子核の変形が認められたり、ガンマ崩壊の促進が発見されたりしています。つまり原子核は、置かれた環境で状態が変化するのです。そのひとつの原因がニュートリノであると考えられています。
ニュートリノはさまざまなエネルギーレベルを持っていることが観測からわかっています。ニュートリノが原子核に入射することで励起状態のエネルギーが変化してしまうことが予想されます。つまり、地上と衛星軌道上のセシウム原子時計は、同じ時間を刻まないのです。従来は、相対論効果とされていた原子時計の遅れは、ニュートリノ密度の差によるものである可能性が高いのです。
衛星軌道より地表のほうが宇宙線由来のニュートリノが増えるので、密度が高い。
たとえば、電池を直列につなぐと電圧は加算され、2倍になる。ファラデーの電磁誘導でも、1次コイルに対して2次コイルの巻き線比が2倍なら、生じる電圧は2倍になる。トランスの場合、2次コイルは1次コイルの長さの2倍の銅線を使う。すると、1次コイルに交流電圧をかけた場合の2倍の自由電子が2次コイル側で振動することになる。
ここで電界の伝播が遠隔作用であることを思い出してほしい。自由電子の動きは隣の電子に伝わるが距離はほとんど関係なく一瞬で伝わる。つまり電子が隣り合っている状態と同じだ。前項で電圧は電子の大きさではないかと推測した。2次コイル側では、1次コイルで振動する電子の2倍に積み重なった電子が振動することになる。
このことからわかるのは、電圧とは電子の大きさに比例することだ。しかし、1つひっかかることがある。ミュー粒子は電子が励起した状態だ。大きさが増えるなら、ミュー粒子の透過性はどのように説明できるだろう? もともと電子は非常に小さくて、物質を素通りできるのかもしれない。通常は電子、原子の電界が邪魔をして通りにくくなっている。しかし、宇宙線で発生するミュー粒子は光速よりも速度が速い。電界の束縛を振り切って進むことが出来るのだろう。
電界は遠隔作用なので、電子同士には距離がない。
理科や電子工学で電圧とは何かを説明すると、たいていは水圧にたとえて、電気の圧力であるかのようにイメージを与える。物理学でも同じで、「1クーロンの電荷をA点からB点まで移動させるのに V ジュールの仕事が必要なとき,AB間の電圧を V ボルトという。」(ブリタニカ)と説明する。
電圧はモノではないのだろうか?
電子1個に1Vをかけて加速するエネルギーを1eVとしている。エネルギーを持つ電子は高速で走り回っていることになる。しかし、原子内部の軌道電子は、電子軌道によりエネルギーが異なる。内側から外側の軌道になるにつれ、電子はエネルギー順位が高くなる。
電子の持つエネルギーが高くなるということは、電荷を移動させる能力が大きくなること、つまりクーロン力が増えるので、原子核のプラスに強くひきつけられることになる。エネルギーの高い電子ほど、原子核に近づくと思うのだが、そうはならない。
ところで、ミュー粒子は105MeV、パイ中間子は139MeVの「質量」だ。大きさにすれば電子の約4~5倍ほどになる。電磁質量で換算した場合の大きさだが、それでも電子より大きくなることで、エネルギーが大きくなる。ミュー粒子、パイ中間子は電子が電圧を得て変化した状態と考えられる。電圧が高いと大きくなる?
この前の記事で、陽子内部は空洞ではないかと書いた。陽子の大きさが変化すること、ニュートリノの入射でガンマ線を放射することが根拠だ。ガンマ線は陽子の大きさが変化するため、周囲の電界が変化してガンマ線になる。陽子内部が空洞であるのは、周囲の殻の電界による反発力で空洞が維持される。空洞の大きさが電圧ということになる。
それでは、空洞を作っている殻が、本当の素ということになるのではないか? うーむ、だんだんわけがわからなくなってきた。
陽子の大きさは、電子から見ると巨大だ。しかし電荷は電子と同じ1とされている。陽子をグラファイトにぶつけるとパイ中間子が飛び出す。パイ中間子はグラファイトの炭素原子核から飛び出すのだろうか? 宇宙線の空気シャワーでもパイ中間子が飛び出すので、もしかすると陽子が原子核に衝突、陽子と陽子がぶつかることでパイ中間子が作られているのかもしれない。
主流科学では陽子は3つのクオークから成る。しかし中性子が陽子と電子の結合粒子であるので、クオークはなしだ。ミュー粒子が陽子に近づくと陽子はその大きさを変える。縮むのだ。なぜ縮むのだろう?
ミュー粒子(-)は電子が励起した状態と考えられる。質量が電子の200倍なので直径は5.8倍ということになる。電子が励起すると大きくなる。なぜ大きくなるのか? 電子は与えられた電界のエネルギーをどのようにして溜めているのだろう? 大きさが電界をためているとしたら、そのメカニズムはどうなっている?
陽子も同じだ。陽子はニュートリノから電界のエネルギーを受け取る。あまった電界をガンマ線にして放出する。陽子振動は陽子の大きさを調整する役割と、軌道電子を保持する機能がある。陽子がその大きさを変化させて電界を吸ったり吐いたりしているとしたら、中身は空洞だ。
太陽が空洞であることは以前記事に書いた。太陽と同じように陽子も空洞なのだ。励起した電子、パイ中間子、ミュー粒子もおそらく内部は空洞だ。では、空洞を形成している殻はなんでできているのかという話になる。
追記:最近出た論文で、陽子衝突実験のデータ解析から陽子内部は空洞ではないかという疑問が出ている。
一般相対性理論は、もっぱら行列で式が線形、量子力学は統計的解釈。思想がまったく違う。でも最大の問題点は、両方とも間違ってるところ。相対性理論のほうがひどいけど、量子力学と共通で電磁気を間違えている。
ひとつだけ間違いをあげておくと、マクスウエルの電磁方程式では、
⊿E = - ∂B/∂t
電界と磁界の関係を表す式となる。これは等号で結ばれているので、電界と磁界が等価に扱われている。しかし、
電界の変化→磁界
だけど、
磁界の変化→×電界
なのだ。ファラデーの電磁誘導は、磁界の変化で銅線内部の自由電子が移動するので電界が変化する。磁界の変化が、何もないところから電界を生んでいるわけではない。マクスウエルはファラデーの実験ノートから数式化するときに勘違いしてしまった。=(イコール)で結んでしまったことも誤解の元だ。
これの意味するところは、相対性理論の空間、場がおかしいということ。電磁波の伝播では、電界と磁界が交互に発生しながら進むとされるが、磁界の変化は電界を生まないので、このモデルは成立しない。これが電磁波の伝播方法が間違っていることから、量子力学での光電効果、コンプトン散乱も意味が違ってくる。光電効果、コンプトン散乱は光の粒子性を表わす証明だと考えられている。しかし、いずれも電界のパルスで説明が可能だ。
光が電界のパルスで、粒子を媒介にして伝わる。ニュートリノも電界のパルスで、非常に短いため、伝達するときの減衰がほとんどない。また、ニュートリノはほとんどすべての陽子を媒介とするため、あまねく電界の振動を伝えている。これは陽子、電子の持つ電界の元になっている。自然は永久機関ではなかった。