Pages: << 1 ... 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 >>
いままで何度か現代物理学には間違いがあると書いてきた。ここでもう一度まとめてみた。
・万有引力→ない。宇宙空間と地表の重力はちがうメカニズム
17世紀の天文家の間では、引力と同じように斥力があると考えられて
いた。斥力を数式に入れると3体問題になるので解けなくなる。斥力
は無視された。
宇宙→電気引力・斥力 地表→EMドライブ
彗星の軌道計算では、非重力成分が考慮されている
スイングバイ、パイオニアアノマリー
相対性理論に引き継がれ、さらに「空間」という概念を実在として扱
ってしまう。
・質量は重力を生まない。キャベンディッシュの実験は間違い
鉛は反磁性体。地磁気で磁化され、反応する。Gは自転速度に相関し
ている。地球磁場は自転により生じる。
地球の密度を5.4と推定。地球内部に比重の重いコアがあると推測し
た。重力のため地球内部が高温になっていて、マントルを対流させ、
プレートを動かしている。現代の地球科学に引き継がれた。
恒星はガスが重力で集まって、内部の圧力が高くなり、核融合を起こ
していると考えるようになった。ブラックホールの根拠になってい
る。
鉛は反磁性体、地球磁場に影響される。
・電気力線は中和しない。マックスウェルはファラデーの電気力線を
勘違いした
クーロン力は、+、-が別々に真っ直ぐ対称に到達して、内部でベク
トルが合わさる。
ボーアの原子模型において、原子核(+)に対し電子(-)が周囲を
高速で回らなければならなくなった。量子力学の誕生を促し、不毛な
不確定性原理などを生んだ。
原子核にある中性子に電子が含まれる。
量子力学の成立はボーアの原子模型において、電子が原子核に落ちてしまうという問題がきっかけになった。電子が軌道を回転すると古典物理では、電磁波を放射して原子核に落ちてしまうからだ。でも、これはマクスウェルの電気力線の解釈での話し。
マクスウェルはファラデーの実験ノートを数式にまとめるとき、熱力学を考えていた。熱は伝達する途中で、熱い物質とつめたい物質が中和する。電気力線も同じように処理されて、プラスとマイナスが中和するとされた。数式にすると中和するとしたほうが簡単になる。
しかしファラデーはそのように考えていなかった。ファラデーの電気力線はプラス、マイナスが独立して対象に作用するものだった。プラスとマイナスは物質内部でベクトルが合算されて、作用する。この解釈では3体問題になるので、数式化できない。40歳年下のマックスウェルにファラデーは「これ、違うんじゃない」と言ったらしい。でも、食事を共にするくらいマクスウェルをかわいがっていたファラデーはそれ以上追及しなかった。(注:ファラデーはマクスウエルに自分の考えと違うと反対した、のが正しいらしい)
軌道上の電子を反発する力は、原子核の中にある中性子が持っている。中性子は陽子+電子だからだ。静的原子模型が量子力学を乗り越える理論に成るはず。
水素は、3個の陽子がくっつくプロトン化水素が多い。
陽子に直接電子がくっついたものが中性子
・空間は実在しない。アインシュタインは数学上の概念「空間」を検証せずに導入した
時空で重力を説明するためミンコフスキーの空間概念を取り入れた。
インフレーションでは真空が物質を生んでしまう。電磁波の伝播は空間が磁場と電場を交互に生み出しながら進む。
空間は魔法の存在。
4番目の相対性理論に関する部分は、万有引力の間違いに、さらに間違いを重ねてしまった。現代物理学をわかりにくくしている原因にもなっている。アインシュタインは19世紀に流行していた、数学理論を現実視するピグマリオン症の典型ともいえる。
ミューオンは、発生方法で2種類ある。ひとつは、宇宙線が大気に飛び込んで作られるミューオンで、もうひとつは実験で陽子線を使ってパイ中間子から人工的に作られるミューオンだ。ミューオンの平均寿命は2.2×10-6秒とされているが、これは実験で作られた場合の平均寿命だ。大気で作られるミューオンの平均寿命は推測でしかない。
ミューオンの平均寿命が長くなっているという考察は、宇宙線で作られたミューオンが予想よりも長い距離を飛んでいることが観測されたからだ。地上から6km上空で作られるミューオンが2.2×10-6秒では、700mしか飛ばないから地表では観測できないはずだからだ。その説明のため、光速に近い速度で飛ぶと相対性理論の解釈では時間が遅くなるので、長い距離を飛ぶことが出来る、と予想されている。その詳しい考察が次のPDFに書かれている。
http://rokamoto.sakura.ne.jp/education/physicsIIB/life1.pdf
でも、宇宙線から作られたミューオンの平均寿命は誰も測定したことがない。6km上空で作られたと予想して地上で観測できたという事実だけだ。特殊相対性理論では時間が遅れるとされるが、光速で移動する場合の時間の遅れを誰も実際に測定したことはない。
では何が起きているのか? 可能性として考えられるのは、大気から宇宙線で作られるミューオンが、光速より速い速度で移動していることだ。電気的地球科学では宇宙線の速度は光速より速い。ミューオンは超光速の宇宙線の衝突で飛び出たパイ中間子から生じる。ミューオンの速度も光の速度を超えていると予想できる。
では、GPSなどで宇宙空間で衛星に積んだ原子時計が時間の遅れを示している、という現象があるが、あれはどうなっているのだろう? 原子の励起周波数、あるいは半減期が変化している可能性がある。
ミューオンは非常に透過力の強い粒子だ。大気中で光の速度より速くても、ある程度の距離は進むことが出来るのだと考えられる。
もし、光が空間を通り過ぎる電磁波なら、空気を構成する酸素分子、窒素分子は邪魔者でしかない。電磁波は、分子の隙間を通り抜けて飛んでいくことになる。すると空気の圧力が高くなると分子の密度が増えるので、空気は不透明になるのかといえば、そうはならない。空気を圧縮すると窒素、酸素が液体になる。酸素を液体にするのは大変だが、窒素は比較的液体になりやすい。液体窒素は透明だ。
もっと手軽にわかるのは水だろう。ガラス容器に入れた水は透明だ。水はH2Oがくっついた状態で存在する。光は酸素原子、水素原子の隙間を潜り抜けてくると考えられる。
ところで、空気には陽炎という現象がある。温度差、つまり密度の違う空気を通るとき、光が屈折するので、背後の景色がゆれて見える現象だ。ガスコンロの火の上でも陽炎を見ることが出来る。同じようにガラスのコップに入れた水に、お湯を注ぐと陽炎と同じ効果が現れる。これは密度差によるものだろうか?
もし、光が電磁波で原子の隙間を通って伝わっているのなら、密度の違う気体が混ざっていても、光の直進性には変化がないはずだ。光は空間を伝わるので、原子核や電子には影響されないからだ。密度の違う気体で光が屈折するのは、光が電界のパルスで、原子核(陽子)、電子そのものが、電界のパルスを再発生させることで伝播しているからではないか?
たとえば、気体の密度が違うと、ある一定時間に200個の陽子を媒体にしていた電界が、100個の陽子を媒体にするようになる。少しだけ電界の伝わる速度が速くなる。また温度が違うため、陽子による電界の再発生で、方向がずれる。陽子の速度が違うためだ。陽炎のような光のずれは、電界の再発生で説明できる。
空気が透明であるわけは、空気の陽子、電子が光の電界を再発生させているためだった。抽象的な概念である空間を持ち出すことなく、光の伝播は説明できる。
固体には不透明な物質が多いが、これは原子核に入った電界のパルスがランダムな向きに再発生されるためだろう。結晶のように原子核の方向が揃っていると光を通すことになる。
Maker Fairに出展してきた。やはり、DIYの大会に電気的宇宙論で出展するのは少し無理があったようだ。しかし、熱心に質問してくれる人もいて、出かけた意味はあったと思う。
ところで、大きな勘違いをしていたことに気がついた。陽子振動で発生するガンマ線が軌道電子を維持していると考えていたが、このモデルでイメージしていたガンマ線は、従来の空間を媒体とする電磁波だったことに気がついた。
原子内部には、電磁波を媒介する荷電粒子が存在しない。定在波は、陽子、電子の間の伝播を考えなくてはいけないので、すべて遠隔作用による伝播になるのだ。定在波が生じるかどうかから考え直す必要がある。

陽子振動があったとして、振動で生じた電磁波はどのように軌道電子に伝わるのだろうか? その前に、陽子にニュートリノが飛び込んだとき、どうなっているのか? イメージは無重力状態の水玉に飛び込んだ衝撃だった。

衝撃が反対側に抜けることで、受け止めた電界のパルスを再発生させている。陽子に水玉のような性質があると考えるなら、ニュートリノを受けた瞬間、陽子の大きさが変化する。陽子の大きさの変化は周囲に微小な電界の変化を与えるはずだ。

陽子の大きさが変化すると軌道電子に電界のパルスが一瞬で伝わる。陽子1個の場合は、ニュートリノが入射するごとに電子に対して電界のパルスが伝わる。複数の陽子を持つ場合、個々の陽子から電界のパルスが放射されるので、軌道電子には、複雑なタイミングと強度で伝わることが予想される。
問題はニュートリノがどの程度の頻度で原子核の陽子に突入するかだ。現在地球上では1秒間に1cm2あたり660億個のニュートリノが降っている。原子核には何秒おきかにぶつかると考えられる。軌道電子は原子核のプラスとマイナスの電荷で、ある程度の距離を保つ。それにニュートリノからの電界のパルスが加わって、軌道を制御していると考えられる。
もう、脳内シミュレーションでは追いつかないくらい複雑なことになっている。この仕組みでは、ニュートリノの密度が変わると軌道電子の挙動も変わる。ロシアが核兵器を無効にする装置を数年前に公表したが、ニュートリノを使っている可能性がある。
ブラックホールは、光を吸収する真っ黒な穴を望遠鏡で観測したわけではありません。不規則に強いX線を放射する天体を電波望遠鏡が発見しました。X線の強度が非常に強いため、その原因は何かを推測することが、ブラックホールの発見といわれているのです。
ブラックホールは、相対性理論の数式から予測された現象でしたが、アインシュタイン自身はその存在を信じていませんでした。物質が何らかの原因で密度を高めると、光さえ脱出できない強い重力が発生する可能性を予測していたところ、1970年代になるとちょうど電波望遠鏡の観測で強いX線の放射が観測されたのです。
X線は太陽も放射していますが、それほど強くはありません。恒星は内部で核融合反応が起きていますが、ごく弱いX線を表面で放射するだけです。X線の作られるメカニズムを考えていたところ、理論的にしかできないと思われていたブラックホールが物質を飲み込む際にX線を放射しているのではないかという推測が行われたのです。

このメカニズムは、中性子星が自転をしていて、マイクロ波を発生させているのではないかという予測と同じで、「科学の暗黙の了解」を満たしたものでした。「科学の暗黙の了解」とは、宇宙は重力だけでその原因を考えるというものです。
じつは1950年代に科学界で一大論争がありました。精神学者のヴェリコフスキーは「衝突する宇宙」を出版、大ベストセラーになりました。「衝突する宇宙」は古代天文学、記録、神話、伝承などを総動員して、金星が木星から生まれ、地球と火星に近づいたと主張したのです。地球に近づいた金星は地表に放電を起こし、大災害が起きました。
「衝突する宇宙」に対してアメリカの科学界は猛反発して、公開討論会が何度も行われました。討論は1970年代まで続いたのです。討論の中で、ヴェリコフスキーは「宇宙で起こる現象は電磁気力による」と主張しましたが、天文学者やアカデミズムはそれを否定したのです。
この論争で明らかになったことは、主流科学と呼ばれるアカデミズム、研究機関では、宇宙で起きる天体現象をもっぱら重力により説明して、電磁気力は排除するという「科学の暗黙の了解」でした。電磁気力はタブーとされたのです。
ブラックホールとされるX線の放射現象を電磁気で説明することは可能です。レントゲン検査ではX線を発生させる真空管が使われています。内部で放電させるとX線は出てきます。宇宙空間は真空です。恒星は強い電荷、電流を持っています。恒星が2つ並ぶ連星は、宇宙では珍しくありません。連星同士で放電すればX線、マイクロ波が放射されます。
宇宙空間での電磁気力を認めれば、ブラックホールよりはるかに合理的にX線の原因を説明可能です。