Pages: << 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 ... 18 >>
最近見つけた興味深い動画がこれ。
立方体の磁石をモーターで高速回転させると、対象にした磁石が浮かんでくると言うものだ。原理はいたって簡単で、磁石の引力と反発力が作用するとき、磁石自体の持つモーメントが働き、引力・反発力が作用して動き出す前に極性が反転してしまうので、ある一定の距離と角度で磁石が浮遊すると言うもの。
これを見ていてひらめいたのは、原子核の回転だ。原子核はプラスの陽子とマイナスの中間子から構成される。これまでは電気引力・斥力で緩くつながれた状態を予想していた。しかし、原子核が回転しているとすると双極子なので磁場が発生する。目まぐるしく変わる磁場により、軌道上の電子は複雑な軌道を描くはずだ。電気引力・斥力に加え、原子核の磁場が軌道電子を維持している。
量子もつれはパウリの排他律から生まれた軌道電子に関する法則です。しかも、この法則を作っている仕組みはわかっておらず、ただ数学的な解釈がされているだけです。パウリの排他律は同じ電子軌道に同じスピンをもつ電子が入れないという現象ですが、これは電子同士がマイナスの電荷により反発していると考えれば、同じ軌道上では同じ状態にはならないことから明白でしょう。軌道上の電子は原子核のプラスに引き付けられつつ原子核内部のマイナスに反発して緩くつながれた状態です。そこに周囲からの電磁波の影響で軌道電子は小さな半径で回転しています。同一軌道上では互いの電荷により反発するので、電子の回転運動は原子核を挟んで、少し複雑な動きになります。片方の電子が原子核に近づくと反対側の電子は離れます。一方の電子が横にずれると反対側の電子は原子核を中心に点対称の動きをします。スピンは軌道上で電子が小さな半径を持って動き回ることです。電子が動き回ることで電磁波が照射されています。従来の量子力学ではスピンは数学的性質で量子もつれも方程式から導かれます。これは魔法の世界です。しかし、電子の動きを具体的に考えれば、パウリの排他律は力学的結果にすぎず、量子もつれが魔法のように一瞬で空間を伝わることはありません。
noteというサイトで「科学史から見た量子力学の間違い」を公開しています。このサイトでいままで書いてきた内容をまとめてみました。量子力学は科学の最先端のようなイメージを持たされていますが、明らかな間違いをしていることに気がつくと思います。
現実はすでに先に進んでいて、常温核融合が実用化されようとしています。
LENRの理論が必要とされています。SEAMは低温での核反応を説明して、物理学を次のステップに持ち上げる役目を果たします。量子力学はシュレディンガーの予想のように統計力学へと回帰するでしょう。
たとえば、空はなぜ青いのかと学者に聞くと、レイリー散乱のせいだと答える。レイリー散乱は19世紀に主張された光の特性で、このときはまだ電離層は発見されていなかった。電離層が発見されるのは20世紀後半に人工衛星が打ち上げられるようになってからだ。
電波がどのようにして伝わるのかと学者に聞くと、場によって電場と磁場が交互に現れながら伝わると答える。場の概念は19世紀にマクスウエルによって考案されたが、このときはまだ電子の存在は知られていなかった。電磁誘導は磁場の変化がいきなり電場を作り出すと説明されるが、電子の存在を知ったら、そこに電子が介在していると考える必要がある。磁場の変化は電子を動かしその結果、電場が変化するのだ。
古い知識がそのまま残っているのは地震も同じだ。プレートの移動によって岩石に溜められたひずみが解放されるとき、地震が起こると説明されている。しかし、岩石はバネではない。岩石は電気を溜める誘電体で、電圧をかけると逆圧電効果で変形する。これも最近わかった知識だ。地震は地球内部に流れる電流が逆圧電効果で岩石を変形させるために起きる。
地球の自転も慣性ではないし、太陽系の公転もそうだ。現在のわれわれは最新の科学知識で自然を理解しているように考えるが、それは大きな間違いで、ほとんどは19世紀に考えられた未開の知識で満たされている。
最先端の科学といえば量子力学を思い浮かべるかもしれない。しかし量子力学にしても19世紀に世界を席巻した熱力学が変化したものだ。原子の構造を明らかにしたはずの量子力学は肝心の原子内部の構造は、霞のようにおぼろなものであるとしか説明できない。しかも、存在しない量子という妖怪が物理学のみならず、経済や精神医学、はては占いなどにはびこっている。まさに科学以前の迷信の時代が科学の名前で宣伝されているのだ。
100年前に西洋の合理主義に触れた文豪はこう書き記している。
「智に働けば角が立つ。情に棹させば流される。意地を通せば窮屈だ。とかくに人の世は住みにくい。」
現代の世において合理主義を貫こうとすると、あちらこちらからわけのわからない抵抗を受ける。まことに住みにくい。
「住みにくさが高じると、安い所へ引き越したくなる。どこへ越しても住みにくいと悟った時、詩が生れて、画が出来る。」
住みにくい世の中をなんとかしようともがくと芸術が生まれるのだが、芸術ははたしてこの問題を解決するだろうか。
LENR(low energy nuclear reactions)、日本では常温核融合のほうが通りがいいが、その仕組みについて考察した論文はあまりない(あってもかなり変だ)。標準理論では原子核内部の構造はわかっていないし、核力の原因、原子核を維持するメカニズムも不明だ。SAMは原子核の構造に踏み込んでいるが、核力、量子跳躍などを説明していない。原子の構造とそのメカニズムについて言及しているのはSEAMだけだ。
簡単にSEAMでの原子の構造をおさらいしてみよう。まず、原子核は陽子が励起した電子で結合されている。陽子は球形であると考えられるので、陽子と陽子の接する場所に少し大きくなった電子が入り込み、両側の陽子を引き留めている状態だ。電子は陽子内部に食い込んでいる。
ニュートリノは原子核を媒質にして伝わる電磁波だが、原子核に入ると陽子内部を通り抜けて、結合している電子を通って、隣の陽子に電場のパルスが伝わっていく。原子核をニュートリノが通り抜ける際に生じる電場のパルスによる陽子表面の振動が周囲にガンマ線の定在波を生み出す。この定在波が量子跳躍の原因を作っている。
また、陽子と陽子を結合させている電子は、その角度が真っすぐではないため、ニュートリノのパルスが通り抜けるときに横向きの力を発生させる。電子をはじき出そうとする力だ。十分ニュートリノの電場が強いと電子ははじき出され、原子核は分裂・崩壊する。
常温核融合では電気分解中に異常な発熱、中性子の発生が認められている。熱源はD-D反応であると予想されている。
上の図はSEAMで考えたD-D反応だ。陽子同士がくっつくと衝撃で電子が生まれることは別の記事で解説してある。通常、重水素原子はくっつかない。しかし、SEAMではニュートリノ密度が高くなると重水素原子同士が引き付け合うのではないかと予想する。電気分解では溶液中に大量の電子が移動する。このとき、重水素原子核に電子がガンガン当たるが、その時にニュートリノが大量に発生しているのではないだろうか? 電子が重水素原子核に衝突してもそのままでは結合しない。エネルギーが足りないからだ。しかし、大量に発生したニュートリノが重水素原子核を通り抜けていくとき、間にあるすでに励起した電子―中間子を再び励起する。中間子のクーロン力が増えるのだ。増えたクーロン力と飛び回る重水素原子核の速度が合うと、図のように直角に重水素原子核が衝突する。衝突の衝撃で中間子が生まれ、3つの陽子はそのまま結合するが、衝突した重水素原子核の後ろ半分が反動で離れていく。これが中性子の発生となる。
ニュートリノが常温核融合を促進することはすでに特許がとられている。メカニズムは少し違うが、ニュートリノの発生が重水素原子核を融合することはすでに推測されているのだ。この特許の説明にもあるが、もし中間子を何らかの方法で作ることが出来れば、常温核融合の開発は飛躍的に進展するはずだ。