大学に2浪して入ったものの、体育の授業がいや、いまどき真空管で実験できるかと登校拒否をしたあげく、退学になった私がおこがましくも13歳の天才さまに一言いいたい。
「学ぶことを今すぐやめよう」 IQ170の13歳少年が語った、”天才”の条件
「学ぶことを今すぐやめよう」とフツウの人に言っても「じゃあ、何をすればいい」とあたふたするだけだ。「学ぶことを今すぐやめよう」といわれて、ぴんと来る人はすでにそうやって今に至っている。したがって、フツウの人にいうべきアドバイスは、「フーン、そうなんだ」で十分。へたにフツウの人の行動を否定すると反感を買ってしまう。
ニュートンはプリンキピアを執筆する前、フックと文通していた。バネのフックの法則で有名なロバート・フックだ。当時はインターネットがないので、同じ趣味を持つ者は、文通で意見を交わすのが習慣だった。ニュートンはフックと天体に働く引力について、意見を交わしていた。
じつはニュートンに万有引力のヒントを与えたのはフックだった。当初ニュートンは、ニュートン式望遠鏡を制作して、ようやく天文学者の仲間入りをしたペーペーに過ぎなかった。フックは王立協会の実験主任で、ニュートンの望遠鏡を評価する側にいた。その関係もあって、ニュートンとの文通を始めたらしい。
当時のフックは、天文学にも精通しており、自ら屈折式望遠鏡をつくり、観測も行っていた。惑星の公転が物と物が引き合う力によって成り立つことは、当時の天文学の常識だった。ニュートンの万有引力には、地上と天空の引力が同じであること、離れた物体に働く力は距離の二乗に反比例する、の2つの特徴がある。
距離の二乗に反比例するという式をニュートンは思考実験で求めた。地上と天空の引力が同じであること、すなわち万有引力は、ニュートンの深いキリスト教への信仰心が表れたものだった。神の力である引力は万物に共通のものであるべきだ、と考えたらしい。
プリンキピアには、ライプニッツから拝借した微積分が使われた。万有引力方程式は、二乗である点だけがニュートンのオリジナルで、発想の多くは当時の天文学者の常識であって、フックから文通で教えられたものだった。フックは後にニュートンの万有引力について、自分の考えだと訴えている。
ニュートンは突出して優れていたわけではなかった。ライプニッツを知らなければ、フックとの出会いがなければ、ニュートンは片田舎で錬金術にふける変人でしかなかったのだ。
ニュートンは実験家としては二流で、業績のほとんどは、考えただけで済ませている。ニュートンによって作られた万有引力を、重力理論に発展させたアインシュタインも実験はやらなかった。アインシュタインもまた、マクスウエルの方程式に運動方程式を当てはめただけ、とも言われている。
二人の理論家によって重力理論が作られ、多くのフツウの人がそれを信仰している。重力にはキリスト教の思想が最初からはめ込まれていたので、当然のことともいえる。そろそろ重力の落とし穴から這い出して、反重力への道を探すときなのだが…
天才とは何か? それはそのひとが亡くなってからしかわからない。何かを成し遂げようと意思を持つことと、生きていくことは別。人生一瞬先はわからない。ひとついえるのは、何か人生について語るやつがいたら、とりあえず、警戒しろ。
太陽が大変なことになっているらしい。フレアは、太陽表面のプラズマが磁場の爆発的現象で吹き飛ばされることで起きる。とくに質量放出はプラズマがそのまま飛び出てくる。つまり大量のプロトンなのだ。
プロトンはプラスに帯電した粒子で、それが太陽風と同じように電離層にぶつかる。電離層は通常プラスに帯電しており、それがより強くプラス側にふれる。電離層のプロトンが増えるプロトン現象がフレアの発生の後に見られ、14日現在も続いている。
いっぽうの地表はマイナスに帯電している。通常であれば、電離層からマイナスの電子が大気電流、あるいは落雷として流れてきて、マイナスを補うが、フレアのように急激なプラスの増加は、地球内部からの電子を引き付けることになる。
地球内部では、マントルのカンラン石が相転移により膨張しているが、そのときに余分な電子が放出され、徐々に地表に上昇してくる。ちなみに大気の二酸化炭素、水はマントルから生まれた。二酸化炭素はミュオン触媒核融合により、酸素と窒素に分かれる。
電離層のプラスが強くなると地表の電子を補うためにマントルから電子が上がってくるのだ。これが地殻の電子を増やし、岩盤の放電に至る。地震の発生だ。
メキシコのM8が起きた地域は、マントルから物質が沸きあがっている場所だ。フレアの影響で地震が起きる場所は、同じようにマントルから沸きあがっている場所だろう。東北の太平洋側、九州南部、紀伊半島東側が相当する。
このサイトやasyuraからこぴぺして、「地球はなぜ丸い」や重力についてのテキストを張ってるサイトが出てきた。出展を明記していればありがたいことだと思う。
でも、張ってる人が内容を理解してくれているかといえばそうでもない。地球内部に空洞があることは、重力だけで示すことが出来た。しかしなぜそうなっているかは、重力だけではわからない。
「電気的地球科学への招待」を読んでくれれば、すべて説明している。
「地球はなぜ丸い」、「重力は2種類ある」は、ある程度の反響があった。電気的地球科学は電気的宇宙論の一分野にすぎないので、ぜひ「電気で見た宇宙と地球」も読んで欲しい。