マントルは地球の体積の大部分を占めており、その主成分はカンラン石だ。地表には、マグマの上昇とともに出てきたカンラン石、カンラン岩を見つけることができる。
wikipediaより
カンラン石の化学組成は、Mg2SiO4と書くが、マントル内部でメタンCH4と反応することで水と二酸化炭素を発生させる。
2Mg2SiO4 + CH4 -> 2Mg2SiO2 + 2H2O + CO2 + 2e-
SiO4から相転移でOが2個離れる。体積が拡大することになる。このとき、結合に使われている電子が2個放出される。放出された電子は、イオンになるか、岩石の隙間に取り込まれる。岩石は誘電体で、結晶構造内に電子を捕獲する特徴がある。
前に書いたが、地球内部には重力が働いていないので、相転移したSiO2と水、二酸化炭素、電子は遠心力で地表に向かって移動する。体積を増やしながらの物質の移動は、地表を拡大させる結果になる。移動する電子が最もたまっているのが、地下275km付近だ。この電子が自転で回転するとシューマン共振のELFを発生させる。また、電子の自転による回転は、地球磁場も生み出す。
誘電体内部に捕獲された電子は、少しずつ地表に向けて移動するが、重力の発生とともに移動のスピードが低下する。電子の移動が低下する深さが地下約10km付近であると推測できる。地震の震源は地下10km付近に集中しているからだ。おそらく重力が発生する場所も10km付近であると考えられる。もし、重力の発生がもっと下なら、海溝の深さもさらに深くなるはずだ。海水の圧力は深いほど高くなるからだ。
地球内部からの大量の電子の発生は地球が巨大な電池であることを意味している。地球内部からのマイナスの電荷と太陽風のプラスの電荷が大気をはさんで向き合っているわけだ。私たちの環境は、地表と電離層の30万ボルトの電位差の中にある。