ニュートリノが陽子、電子に電荷を供給しているとすると、いくつかの予想ができる。ニュートリノの密度が変わると、核反応、化学反応などが変化する可能性がある。物理現象は宇宙のどこでも同じとする等価原理があるが、違うかもしれないのだ。
惑星の運行が太陽からの太陽風の強度で変化することは予想できる。ヴェリコフスキーの指摘、金星の大接近がそれを証明している。太陽活動が活発になると太陽風が強くなり、惑星に供給する電荷が強くなる。太陽振動による定在波も変化する。惑星の位置は現在とは相当違っていた。
また氷河期に北極点が移動するという指摘もあった。北極点=自転軸の移動は急激な地球の膨張によるものだと、電気的地球科学では指摘した。氷河期は太陽活動が弱くなった時期だと考えられている。ニュートリノの密度が減少して、原子を維持する電荷、定在波も減少したのではないか? ニュートリノの減少は物質を構成する原子同士の結合を弱くする。氷河期には岩石の相転移が急激に進行した。地球の膨張だ。
Birkerand電流が結び目をつくるとそこに星間物質の玉ができて、恒星が生まれる。恒星は星間物質を強力に接触させ、複雑な原子核を生む。初期の恒星内部は空洞だが、徐々に鉄、シリコンなどが蓄積されて、空洞内部の反発力が低下して、ガス惑星に変化する。恒星の木星化だ。木星はその内部でさらに原子を融合し続ける。やがて岩石の核が成長して、ぽこんと星を生む。木星の衛星は太陽の活動が活発になると、木星から離れて、惑星へと変わる。惑星は内部の岩石が相転移して膨張する。相転移が終了すると惑星は内部の空洞が維持できなくなり、崩壊する。粉々になった惑星のかけらは、再び木星に吸い込まれ、次の星を生む材料となる。この惑星の循環が太陽系を大きく育てていく。
太陽系は無数の恒星系が辿る循環を淡々と行う。無数の恒星系は銀河を作る。銀河の集団は大規模構造を作っていく。やがて星間物質が枯れると、そこから銀河の輝きが失われていくが、そこではニュートリノの減少による元素崩壊が始まる。Birkerand電流が枯れるといままで融合されて作られた元素が、陽子、電子に初期化されるのだ。おそらくボイドと銀河集団の境では元素崩壊が起きている。
長い時間を経て再び陽子と電子に戻った物質は、また最初に戻って星の創造を開始する。宇宙の大輪廻の輪が閉じるわけだ。