氷河期と海水面の変動について書いた。氷河期には地球膨張が加速されるため、海底が拡大、海水の量が足りなくなり、海水面が低下する。膨張に伴い、地球内部から水が湧いてくるので、再び海水面は元に戻る。
Sea-level curve for the past 140,000 years, from Bard, et al., 1990.
地球内部から水はどのようにして供給されているのだろうか? ひとつ考えられるのは海底火山と熱水鉱床だ。プレートが生まれるとされている海嶺の深海では、高温高圧の熱水が沸いている。重金属を大量に含んだ熱水は、地殻にしみこんだ海水が熱せられ、再び上昇してきたと考えられている。しかし、水がマントルのカンラン石が相転移して作られているとすると、熱水鉱床の水は、マントルから湧いていると考えたほうが合理的だ。
川は山に始まり、海に注ぐ。川の水は陸地に雨が降って、集まったものとされる。しかし誰もその水の収支を確かめたものはいない。井戸を掘れば、水はどんどん湧いてくる。100mくらいではそれほどの温度ではないが、1000m掘ると高温の水が湧いてくる。高温の水は熱水鉱床と同じ起源ではないだろうか?
雨は海面や地表から蒸発した水が再び結露して降ってくると考えられている。雨雲は、核となる電子が発生することで作られる。高エネルギー宇宙線が大気に突入すると大量のミュオン、ニュートリノなどを発生させる。1個の陽子が超光速で突入すると数百億個のミュオン、ニュートリノが発生する。ミュオンは崩壊して電子(-+)になる。また、地表からもマントル由来の電子が電離層に向けて移動している。大気電流だ。
ここで水はH2O、酸素に水素が結合したものであることを思い出してほしい。水素は陽子2個、それが電子2個で酸素原子に結合している。地球大気はミュオン核融合でできた、で指摘した。
2CO2 + u(-) -> 2N2 + O2
この割合では、窒素が66%、酸素が33%になるはずが、78%、20%となっている。酸素がどこかに行っているのだ。酸素が水素と電子に出会えば、水になる。もし、地表から大量の電子が放出され、電位差が増えると電離層のプラスを引き付ける。電離層には大量のプロトン、つまり水素原子が含まれている。プロトンが大気に流れ込み、地表からの電子と出会うと、周囲の酸素に結びついて水になる。雨雲の発生だ。
O3 + 2H+ + 2e- -> O2 + H2O
オゾン層は通常、10km~50kmの高度に存在するが、地上でもオゾンは存在する。オゾンは太陽光線に含まれる紫外線により酸素分子が変化したものだ。日光の一番強い時期に、豪雨が発生しやすいことになる。
現在の西日本での豪雨は、地殻から大量に発生した電子によるものであると考えられる。九州、中国地方、関西は、まだ膨張している地域だからだ。マントルからの電子は、地震を引き起こす原因になるし、豪雨にもなる。
これは7月7日のひまわり8号の動画。沖縄の西の海上から雲が湧き上がっているところが良くわかる。九州から日本列島に沿って雲が流れているが、その下は環太平洋火山帯、地下にはマグマが存在する。