中性子はニュートリノの入射を受けて、結合している電子が弾き飛ばされる。ところで、三重水素の原子核は陽子3個より軽いという問題があった。
3H+ → 5.00736 x 10^-27kg
3p → 5.017865484 x 10^-27kg
通常、この重さの差は結合エネルギーで奪われているとされる。なんだかわかったようなわからないような説明だ。1度結合にエネルギーを奪われれば、ずっとそのままくっついているのだろうか? 永久機関のような話だ。
重力や磁力は、モノを引き付けるが、永久機関ではない。磁力は周囲の熱をエネルギーとしている。重力も地球上では、自転のエネルギーを得て、電磁波の放射が行われている。原子核を維持する電気引力もニュートリノからエネルギーを得ているのではないかというのが、電気的地球科学の推測だ。原子核からは電磁波、ガンマ線が放射されている。
また、質量の問題もある。質量とはモノの動かしにくさ、荷電粒子を動かそうとすると生じる磁場による抵抗だ。抵抗は、粒子の表面積に比例しているらしい。中性子と陽子の質量をもう一度見てみよう。
n → 1.674927471 x 10^-27kg
p → 1.672621828 x 10^-27kg
n - p → 0.002305643 x 10^-27kg
電子の質量は
e → 0.00091093 x 10^-27kg
中性子と陽子の質量差は電子の約2.53倍ある。ここで質量とはなんだったかをもう一度思い出してほしい。電荷を動かそうとしたときに生じる磁場による抵抗だ。陽子と結合している状態の電子は、電荷が増えていると考えられる。電荷が増えた分が質量差として表れている。
では陽子と中性子の大きさは、というと実は中性子の大きさははっきりとはわかっていない。電気的に中世であるため、イオン半径の測定が難しいからだ。
陽子の半径は現在2つの数値がある。
0.8768 x 10^-15m
0.8418 x 10^-15m(ミュオニック水素)
水素分子の電子をミュー粒子に置き換えて測定した場合、従来より小さい半径が測定された。ミュー粒子は電子の200倍の質量を持つ。
ここで陽子がガンマ線を放出して電子の接近を阻んでいると考えると、ミュー粒子の質量が大きいため、陽子は通常より強い電界のガンマ線を放射していると考えることは出来ないだろうか? 強い電界を供給したため、陽子半径が縮んだ。つまり、陽子は電界が何かの形になっている状態なのではないか?
最初の三重水素の原子核は陽子3個より軽いという問題は、結合している電子により陽子の電界が消費され、半径が小さくなっているではないだろうか? 陽子の大きさは質量という形で計測されるはずだ。
まとめてみよう。ニュートリノは陽子、電子を媒介にして伝わる。原子核内部をニュートリノ、電界のパルスが伝わるとき、陽子と陽子を結ぶ電子の角度により、外側に向けて力が発生して、その力が大きいと電子を弾き飛ばす。ニュートリノが原子核内部を伝播する際、電界をわずかに陽子に引き渡す。陽子は受け取った電界を、電荷の維持、ガンマ線の放射に利用する。陽子はニュートリノだけでなく幅広い電磁波から電界を受け取ることができる。ニュートリノ、電磁波が陽子を介して、電子軌道をガンマ線で決めている。したがって、ニュートリノ、電磁波の環境が変わると電子軌道が変わり、核変換、崩壊が起きる。とくに波長の短いガンマ線、ニュートリノは原子に与える影響が大きい。