いままで何度か現代物理学には間違いがあると書いてきた。ここでもう一度まとめてみた。
・万有引力→ない。宇宙空間と地表の重力はちがうメカニズム
17世紀の天文家の間では、引力と同じように斥力があると考えられて
いた。斥力を数式に入れると3体問題になるので解けなくなる。斥力
は無視された。
宇宙→電気引力・斥力 地表→EMドライブ
彗星の軌道計算では、非重力成分が考慮されている
スイングバイ、パイオニアアノマリー
相対性理論に引き継がれ、さらに「空間」という概念を実在として扱
ってしまう。
・質量は重力を生まない。キャベンディッシュの実験は間違い
鉛は反磁性体。地磁気で磁化され、反応する。Gは自転速度に相関し
ている。地球磁場は自転により生じる。
地球の密度を5.4と推定。地球内部に比重の重いコアがあると推測し
た。重力のため地球内部が高温になっていて、マントルを対流させ、
プレートを動かしている。現代の地球科学に引き継がれた。
恒星はガスが重力で集まって、内部の圧力が高くなり、核融合を起こ
していると考えるようになった。ブラックホールの根拠になってい
る。
鉛は反磁性体、地球磁場に影響される。
・電気力線は中和しない。マックスウェルはファラデーの電気力線を
勘違いした
クーロン力は、+、-が別々に真っ直ぐ対称に到達して、内部でベク
トルが合わさる。
ボーアの原子模型において、原子核(+)に対し電子(-)が周囲を
高速で回らなければならなくなった。量子力学の誕生を促し、不毛な
不確定性原理などを生んだ。
原子核にある中性子に電子が含まれる。
量子力学の成立はボーアの原子模型において、電子が原子核に落ちてしまうという問題がきっかけになった。電子が軌道を回転すると古典物理では、電磁波を放射して原子核に落ちてしまうからだ。でも、これはマクスウェルの電気力線の解釈での話し。
マクスウェルはファラデーの実験ノートを数式にまとめるとき、熱力学を考えていた。熱は伝達する途中で、熱い物質とつめたい物質が中和する。電気力線も同じように処理されて、プラスとマイナスが中和するとされた。数式にすると中和するとしたほうが簡単になる。
しかしファラデーはそのように考えていなかった。ファラデーの電気力線はプラス、マイナスが独立して対象に作用するものだった。プラスとマイナスは物質内部でベクトルが合算されて、作用する。この解釈では3体問題になるので、数式化できない。40歳年下のマックスウェルにファラデーは「これ、違うんじゃない」と言ったらしい。でも、食事を共にするくらいマクスウェルをかわいがっていたファラデーはそれ以上追及しなかった。(注:ファラデーはマクスウエルに自分の考えと違うと反対した、のが正しいらしい)
軌道上の電子を反発する力は、原子核の中にある中性子が持っている。中性子は陽子+電子だからだ。静的原子模型が量子力学を乗り越える理論に成るはず。
水素は、3個の陽子がくっつくプロトン化水素が多い。
陽子に直接電子がくっついたものが中性子
・空間は実在しない。アインシュタインは数学上の概念「空間」を検証せずに導入した
時空で重力を説明するためミンコフスキーの空間概念を取り入れた。
インフレーションでは真空が物質を生んでしまう。電磁波の伝播は空間が磁場と電場を交互に生み出しながら進む。
空間は魔法の存在。
4番目の相対性理論に関する部分は、万有引力の間違いに、さらに間違いを重ねてしまった。現代物理学をわかりにくくしている原因にもなっている。アインシュタインは19世紀に流行していた、数学理論を現実視するピグマリオン症の典型ともいえる。
ミューオンは、発生方法で2種類ある。ひとつは、宇宙線が大気に飛び込んで作られるミューオンで、もうひとつは実験で陽子線を使ってパイ中間子から人工的に作られるミューオンだ。ミューオンの平均寿命は2.2×10-6秒とされているが、これは実験で作られた場合の平均寿命だ。大気で作られるミューオンの平均寿命は推測でしかない。
ミューオンの平均寿命が長くなっているという考察は、宇宙線で作られたミューオンが予想よりも長い距離を飛んでいることが観測されたからだ。地上から6km上空で作られるミューオンが2.2×10-6秒では、700mしか飛ばないから地表では観測できないはずだからだ。その説明のため、光速に近い速度で飛ぶと相対性理論の解釈では時間が遅くなるので、長い距離を飛ぶことが出来る、と予想されている。その詳しい考察が次のPDFに書かれている。
http://rokamoto.sakura.ne.jp/education/physicsIIB/life1.pdf
でも、宇宙線から作られたミューオンの平均寿命は誰も測定したことがない。6km上空で作られたと予想して地上で観測できたという事実だけだ。特殊相対性理論では時間が遅れるとされるが、光速で移動する場合の時間の遅れを誰も実際に測定したことはない。
では何が起きているのか? 可能性として考えられるのは、大気から宇宙線で作られるミューオンが、光速より速い速度で移動していることだ。電気的地球科学では宇宙線の速度は光速より速い。ミューオンは超光速の宇宙線の衝突で飛び出たパイ中間子から生じる。ミューオンの速度も光の速度を超えていると予想できる。
では、GPSなどで宇宙空間で衛星に積んだ原子時計が時間の遅れを示している、という現象があるが、あれはどうなっているのだろう? 原子の励起周波数、あるいは半減期が変化している可能性がある。
ミューオンは非常に透過力の強い粒子だ。大気中で光の速度より速くても、ある程度の距離は進むことが出来るのだと考えられる。