雪や雨はなぜ降るのか? たとえば、日本海側ではよく雷がなったと思うと、数十秒から1,2分後に雨や雪が降ってくるという現象が起きます。これは上空で雨が落ちてくるとき、雨粒がプラスに帯電しているため、地表に近づくと地面との電位差で放電するからだと考えられます。
雲から雨が降ってくるのは、飽和水蒸気が結露して水の粒ができるため、と考えられています。これが本当なら、飽和水蒸気はほんの一部結露するだけで、飽和状態ではなくなるので、雨はごく少量しか降らないはずです。
スベンスマルク効果では、宇宙線が電子を発生させると低高度での雲の発生が増えます。大気の電離度が高くなると雲が発生するという理由からですが、スベンスマルク効果をさらに発展させて考えて見ましょう。
大気中には、いくつかの電離した物質が存在します。酸素が紫外線を照射されると酸素原子が3つのオゾンになります。電離層からは常に大気電流が地表に向かい流れていますが、電流の正体は水素原子です。大気中には数ppmの水素原子が存在します。また、先にあげた電子も存在します。電子は宇宙線からも発生しますが、地表から湧き上がってくる電子も大量にあります。
気圧は地表と電離層の電位差が作ることを指摘しました。低気圧では、地表から大量の電子が上昇してきます。また電離層からは水素原子が降りてきます。地表と電離層の電位差が低くなるということは、電荷を持つ水素原子と電子が移動することです。
低気圧では、電子、水素原子、オゾンが合流します。
O3 + 2e(-) + 2H(+) ->H2O + O2
雨は空中で合成されるのです。これがどのようなことを意味するかは明らかです。海水面の変動を見ると、地球膨張に伴い海底が拡大するため海水面が低下します。地球膨張では、内部から水が出てきます。減った海面を膨張に伴って出てきた水が補いますが、さらに、空中で合成された水が足されます。
地球の大気は二酸化炭素がミューオン核融合で窒素と酸素に変換されると指摘しました。そのままでは、窒素と酸素は66%:33%です。しかし、酸素の一部が水になることで酸素が減少します。現在の酸素濃度は20%なので減った分が水になっていると考えられます。