パソコンを変えたらGoogle Earthがくるくる回るようになった。面白いのでいろいろ遊んでいたら、興味深いものを見つけた。
火星は大気が希薄なので、放電による地形形成がクレーター以外ほとんどないと考えられる。地球上では大気のせいでクレーターはあまり見かけない。しかし、地球と火星で共通する地形がいくつかある。
中国大陸の一部を高低差だけで表示させると、奇妙な筋とばらばらの高い土地が見えてくる。
火星を探すと似たような筋とばらばらになった地殻?と思しき地形があった。縮尺はだいたい同じに合わせてみた。
電気的地球科学では、惑星は膨張していると予測している。木星内部で作られた惑星の卵は、表面に花崗岩の膜をもつ。膜と言っても厚さは3~6kmくらいある。その花崗岩の膜が、膨張に伴い、割れたり筋が入る。割れた地殻は、海底ではギョヨー、陸地ではテーブルマウンテンなどになって残るが、陸地では山脈に変形している場合もある。地球には大気が存在するので、放電による地形形成が行われたとき、超音速の衝撃波で台形の地殻が三角形に形成されるのだ。
中国の東側を拡大すると、日本と同じような三角形の山並みが広がっている。
惑星は膨張と放電による地形形成が組み合わさって、全体の地形が出来上がる。地球の場合は、大気と海水があるため、地形形成には複雑さが現れる。大気が希薄で、海水のない火星と比較することで、惑星の地形形成を探ることが可能だ。Google Earthはそのための非常に便利なツールといえる。