日本列島の中央部を横断する地形、フォッサマグナ(大地溝帯)がある。明治政府に招かれてやってきたお雇外国人のナウマンが発見したことでも知られている。
http://www.city.itoigawa.lg.jp/6525.htm より
新潟県糸魚川から静岡市にかけての中央構造線の北側がフォッサマグナということになる。その特徴は、古い地層で出来た大きな溝の上に比較的新しい岩石が乗っている、という構造だ。上の図では、茶色の部分が古い岩石になる。この部分をもう少しくわしく見ると下の図のようになる。
白線で囲まれたEと赤線の外側が古い地層だ。A,B,C,Dは比較的新しい地層といわれている。
電気的地球科学では、日本列島は膨張に伴い大陸から分かれた。最初は凹凸のないべろんとした湿地だったのが、放電による地形形成で現在のような山脈を持つ形になった。フォッサマグナもこのときにできた。
まず、平坦な日本列島に最初の放電があった。海との境界に放電が起きて、大量の土砂が日本列島の両側から積み重なった。その後も膨張が続いたため、日本列島の中央部が拡大して溝になった。関東平野は特に膨張が大きかったため、拡大し赤土が噴出して溝を埋めた。中央が膨張により折れ曲がり、現在の日本列島になった。放電はその後にもう一度あったのだ。
2度目の放電で、A,B,C,Dの山ができた。放電の相手、たぶん金星の岩石が放電跡に積もった。日本神話に書かれた「矛から滴り落ちたものが積もって淤能碁呂島(おのごろじま)となった」とは、電気溶接で見られる溶接棒が母材に滴り落ちて山の形を作るのと同じ現象だ。
最近、月の岩石が地球とまったく同じだという記事があった。これは月が地球に放電したときに月の一部が地球に滴り落ちたか、あるいは地球の一部が月に移動したか、どちらかだ。また、月と地球が同じ木星内部で形成されたからかもしれない。