これまで、相対性理論、量子力学、地球科学、天文学などを批判してきた。じゃあ、電気的地球科学はどのようにして科学的であることを保っているのかを説明したい。
電気的地球科学は、従来科学の脱構築である。脱構築とは「ある対象を解体し、それらのうち有用な要素を用いて、新たな、別の何かを建設的に再構築すること。」(wikipedia)とされる。ある対象とはニュートン以降の近代科学だ。「それらのうち有用な要素」とは電気である。wikipediaの記述を書き換えれば、「近代科学を解体し、そのうちの電磁気を用いて、新たな科学を再構築する」のが電気的地球科学といえる。
具体的には、近代科学に入り込んだ5つの間違いを、科学内部から放逐しなくてはいけない。5つの間違いは、以下のとおり。
宇宙と地上の重力を同じとする万有引力
質量が重力を生む
電気力線の中和
電界と磁界の対称性
空間あるいは場
とくに「空間あるいは場」は、数学的概念を物理的実在と混同するピタゴラス主義の蔓延を許している。量子力学、素粒子科学は、ピタゴラス主義に汚染された領域だ。相対性理論については、全部削除で問題はないが、量子力学、素粒子科学は、慎重な解体、再構築が必要だろう。現在、筆者一人でやっている作業では、とても追いつかないことがわかっている。地球科学は、作り直すことが必要だ。地球だけの科学ではいけないのだ。プレートが火星や他の惑星、衛星にないのは、プレートテクトニクス自体が存在しないからだ。地球科学は惑星科学になる必要がある。惑星科学は、恒星の誕生から恒星系への進化が含まれる。
また、科学的であることは論理の整合性、合理性だけでなく、実用性が重要だ。電気的地球科学の当面の目標は、重力制御である。すでに、いくつかの制御法についてのアイデアがある。時間と費用が揃えば、試してみたい。重力制御が成功すれば、科学として正しいとわかる。それまでは、仮説のひとつに甘んじるしかないだろう。