地球は水星、月、金星から放電を受けて、現在の地形が出来た。普段見慣れている山は一瞬で出来たのだ。富士山は1万2千年前の放電で出来たと考えられる。月が犯人だ。もっとも地球に影響を与えたのは月の放電だ。月の詳細な地形が現在公開されている。月のクレーターから山のでき方を見てみよう。
https://quickmap.lroc.asu.edu/
このクレーターは直径が113km、深さが3.6kmだ。周辺の地形が盛り上がっているので、放電の衝撃で中の岩石が周囲に移動したと考えられる。そこで、どのくらいの岩石が周囲に移動したのかをざっくりと計算してみた。
淵の高さは0.6kmで幅は28kmある。
まず、深さ3km、半径が56.5kmの円柱状の体積は
3.14 x 56.5^2 x 3 = 30000km3
つぎに外側の淵の体積は
3.14 x 84.5^2 x 0.6 - 3.14 x 56.5^2 x 0.6 = 7438km3
クレーター内部から失われた体積は
30000km3 - 7438km3 = 22562km3
富士山の体積は約1400km3なので、富士山16個分の岩石が相手の惑星に移動したことになる。下の画像は電気溶接の荒い表面だ。
この画像は北米大陸の一部を赤色立体図のように処理したもの。
月のクレーターから放電で岩石が移動して、地球に降り注いだことがよくわかる。
海流に電流が流れていることは19世紀ごろから知られていたらしい。現在では地球磁場を横切る海流が電磁誘導で電流を発生させていると考えられている。しかし、これは逆のような気がする。海水に電流が流れ込んでいるため、地球磁場との関係で海流が生まれ、磁場が発生していると電気的地球科学では考える。海流の実際の流れを見てほしい。
蛇行する黒潮の両側に丸い渦があることがわかる。丸い渦は磁場の周囲に現れる円電流だ。同じパターンが木星の表面にも見ることができる。
木星大気はプラズマでその流れは電流だからだ。木星は自前のエネルギーで活動しているのではない。かつて太陽だった木星にはいまでも銀河風の星間物質が流入している。太陽に入る星間物質を横取りしているのだ。そのため、土星、木星の位置が太陽よりも銀河の進行方向に対して、前方に位置すると太陽活動が低下することになる。木星、土星に入る星間物質が多くなるからだ。
ところで、木星内部の構造はどうなっているのだろう? 太陽だった時に融合されたシリコン、酸素、鉄などが大量にあるはずだが、それらはコアのように一つにまとまってはいないだろう。代表的な岩石成分であるSiO6はバラバラに木星内部にあるはずだ。マイナスの電荷をもつので互いに反発するからだ。
プラズマ大気の中では低温核融合が進んでいく。太陽磁場の影響が地球よりもはるかに少ないので、木星大気には銀河由来の高エネルギー宇宙線が大量に降り注いでくる。大量のニュートリノが発生しているはずだ。ニュートリノは木星大気の成分である水素、メタンをより重い元素に変換していく。プラズマ大気の下層は電流のため高温かもしれない。圧力は高くないはずだ。木星はプラズマ大気が静電モーターで回転しているため、少し扁平になっている。木星を球形に保っている力は、内部のマイナスの岩石がプラスの大気を引き付けているだけではないだろう。木星の自転速度は10時間と岩石惑星より圧倒的に速いからだ。回転するプラズマは強力な磁場を発生させている。同時に地球と同じように超低周波の電磁波を発生させているはずだ。電磁質量の発生が木星を球形に維持しているのだ。
木星にも地球と同じように電離層が存在する。電磁質量を一定に保つメカニズムもあると考えられる。