1月15日に噴火したトンガの海底火山は、前日にも噴煙を上げており、異常な数の放電が記録されていた。
前日のひまわりの画像で確認すると確かに噴煙が見える。
今回の大噴火は高エネルギー宇宙線がトリガーになったと指摘しているが、このような宇宙線が地上に降る確率は非常に少ない。100km^2あたり年に1回くらいだ。これを環太平洋火山帯に当てはめると、幅500kmの火山帯には1年で約2000個の高エネルギー宇宙線が降ってくる。M5以上の地震の回数が1年で約1600回だから、だいたい合っているだろう。
すると次のようなシナリオが見えてくる。海底火山は過去にも何回か噴煙を上げている。トンガの海底火山では昨年の暮れあたりからマグマが上昇してきていた。そこに偶然、最高エネルギー宇宙線のミューオンが降り注いだ。ミューオンはマグマ内部でイオン化を促して、爆発的にガスが発生、マグマが海底に噴き出した。さらにマグマによる放電が爆発に勢いをつけ、津波の発生になった。
もし、宇宙線がなければ、今回の大爆発はなかったはずだ。まったくの偶然が起きた。もし、桜島や阿蘇山に、最高エネルギー宇宙線が降り注いだら、同じように大噴火に至るのではないかと思う。高エネルギー宇宙線は北半球のほうが多いという研究もある。危険が危ないのだ。
15日に起きたトンガの噴火では、ひまわり8号の画像が紹介されているが、NOAAの動画もある。NOAAの動画では夜側の画像も映っている。そこには非常に興味深い現象があった。
右側の丸の中を注意しながら、youtubeの動画を見てほしい。
噴煙が広がるのとほぼ同時に、白い雲が丸く広がっていく様子がわかる。何がこのような雲を作っているのだろうか?スベンスマルク効果では宇宙線による電子が雲を作ることがわかっている。宇宙線からの電子は、ミュー粒子だ。ミュー粒子は非常に透過力が高いので、今回噴火した海底火山のマグマまで到達できる。噴火は大量のミュー粒子がマグマの中に突入したことがトリガーになったのだろう。
おそらく最高エネルギー宇宙線がミュー粒子を生んだ。10^18eVより高いエネルギーを持つ宇宙線が大気上層に突入して、2つの宇宙線シャワーを作った。そのひとつがトンガの海底噴火を引き起こし、もう片方は雲を作った。NOAAの動画にはほかにも情報が含まれているようだ。また別の記事で紹介したい。
環太平洋火山帯のマグマの帯が地球を回転させているモーターコアだと予想した。実際、今回のトンガでの海底火山噴火では、膨大な電流が爆発的噴火を引き起こしている。
噴火したときELFが観測されている。しかし、それほどの地震は起きていない。海中での放電が津波を起こしたのだ。
これは噴火した直後のUSGSのデータだ。マグニチュードはたったの1だ。ところが2日ほどたって、別のデータを出してきた。今度はM5だ。ところがその地震波形を見るとなんだか変だ。
これでははっきりした揺れが記録されていない。津波はこの地震で起きたのだろうか?
ところで、環太平洋火山帯のマグマには電流が流れ、その熱でマグマが溶けている。では最初にマグマを溶かしたのは、何がきっかけだったのだろう? 地球が土星で作られたとき、マグマはなかったはずだ。地球が現在の軌道に来た時、水星が最初に放電したと思われる。放電は地球をぐるりと1周したはずだ。大量の花崗岩が地球に降り注いだ。同時に電流も流れている。花崗岩の下には電流の熱で溶けたマグマが作られたと予想できる。ちなみにトンガの噴火は自転速度が急に速くなった時期と一致する。
地球は最初、静電モーターとして自転していたはずだ。現在の水星も同じだ。そこに地球を1周するマグマが作られ、電流が流れた。地磁気とともにファラデーモーターが完成した。あまりに出来すぎている。だれかが狙って作ったとしか思えない。責任者出てこいの世界だ。
正月に何か悪いものでも食べたのか、妄想が鳴りやまない。赤色立体地図と地質図を見比べていたら、はっと気がつくものがあった。
上の図では左が赤色立体地図、右が地質図だ。ほぼ同じ場所を示している。地図の左上から八ヶ岳、富士山、愛鷹山、大室山、三原山、大島と火山が続く。この辺の地質は花崗岩、安山岩で占められている。注目すべきは、火山、地質の分布だ。地図の左上から右下に並んでいるのに気がつく。
しばらくこの並びを眺めていて、ピンとくるものがあった。それがこの下の図だ。
国際宇宙ステーションは地球の上空400kmを周回する軌道にある。毎回、軌道がちがうが、日本列島を横切るときの角度が、上の火山の並びとほとんど同じであることに気がついた。もし、金星が地球の周りを周回しながら、放電したとすると国際宇宙ステーションと同じような軌道を取るはずだ。火山と地質の並びは、まさに軌道上から大量の岩石が電流と共に降り注いだ跡を示している。