SEAMでは陽子振動がガンマ線の定在波を作り、軌道電子の量子跳躍を生んでいると予想している。原子核の近くに強力なガンマ線をあてると対生成が起こり、電子と陽電子が生まれる。これらのことから陽子は柔らかな球体で複雑な振動をしていると考えられる。
その様子を示した動画があった。ISSの微小重力下で水玉に音波を当てる実験だ。周波数を変えていくと水玉の表面が複雑な動きをして、ついには小さな水玉が飛び散っていく。まるでガンマ線を当てたときの対生成のようだ。
ちょっと思いついたので書いておく。以前、分子が高速で動き回る気体には重力が働かないことを示した。回転するコマの歳差運動も、重力が働くためには時間が要するからだと書いた。すると固体でもそれを構成する原子を細かく振動させれば、重力が無効になるはずだ。物体を高温にしても原子は振動するのだが、高温状態の固体では周囲の電子が動き回るだけで、原子全体が振動しているわけではない。重力を無効にするためには電子分極を高速で交代させる必要があるだろう。
電子分極は本来原子核の中央にある原子核が少しずれる現象だ。電気的宇宙論のウオル。ソーンヒルは電子分極が重力の正体であると主張している。私も地上での重力は電子分極であると考えている。
すると電子分極の状態を解除すれば、重力が働かなくなるはずだ。
具体的には上の図のように、花崗岩にノブを付け、そこに電極をつなぐ。30万ボルト程度の高周波電流をかけると、誘電体の昇圧効果で縦方向に高電圧が発生する。重力よりも速い周期で高電圧をかければ、気体のように重力を無効にできるはず。一応、アイデアだけ先に出しておこうと思った。