バカボンのパパによれば、海がしょっぱいのはなめてみたからなのだが、天才じゃない人は海には周囲の陸地から岩石に含まれる塩分が流れ込んできて、それが長い時間かけて濃縮されたからと説明する。バカボンのパパのほうが説得力がある。海水の成分は以下の通りだ。
表-1 海水中に溶解する代表的10元素
成分元素
平均濃度
(mg/kg)
塩素(Cl) 18,980
ナトリウム(Na) 10,556
マグネシウム(Mg) 1,272
硫黄(S) 884
カルシウム(Ca) 400
カリウム(K) 380
臭素(Br) 64.6
炭素(C) 28.0
ストロンチウム(Sr) 13.3
ホウ素(B) 4.6
海水の話より
塩素とナトリウムの分量を見ると、Na->10556mg、Cl->18980mgとなっている。それぞれの原子量は23と35.45なので、Na->10556mgならCl->16270mgとなるはずだ。しかしCl->18989mgとなっている。つまり塩素が多い。NaClが溶けて海水をしょっぱくしているなら、海水中のNaとClは原子量に見合った割合になっているはずだ。
ところで電気的地球科学では海水中のCO2がミュオン触媒核融合で窒素と酸素の変換されると予想した。同じミュオン触媒核融合で考えてみると、
C(12) + O(16) + O(16) -> Na2(22)
C(12) + C(12) + C(12) -> Cl(36)
C(12) + C(12) -> Mg(24)
O(16) + O(16) -> S(32)
C(12) + C(12) + O(16) -> Ar(40)
ほかにもH2Oが絡んだ場合が考えられるが、海水中の成分と大気の成分の起源がミュオン触媒核融合で説明できる。