« LIGOが検出したのは重力波ではなくSLFという電波 | 阿蘇のカルデラ地形は放電で作られた » |
またまた妙なことに気がついてしまった。大気には気圧があるが、通常、この気圧は重力によって空気が地表に引き付けられているからだといわれている。これに反対する人は、ほとんどいないだろう。
しかし、重力の高度分布を見ると100km上空では、地表とほとんど変わらない。すると空気は重力の引く力を受けて圧力を保っているはずなので、地表と100km上では、圧力もほとんど変わらないはずだ。そんなに大量の空気がないからだという考え方もできるだろう。そうすると空気の体積分の大気の厚さが出来て、それが10kmだとすると10kmを境に急激に気圧が低くなるはずだ。空気が重力に引かれて地表に堆積するからだ。じっさい、水はそうなっている。
ところが現実の大気は、30km付近まで徐々に気圧が減少して行って、30kmを超えるとほとんど気圧はゼロになる。
そこで調べたら「気体には遠心力が働かない!!」というブログがあった。真空ポンプを作って実験している人らしい。じっさいにやっている人なので、説得力がある。もし遠心力が気体分子に対して、ほとんど影響を与えないのであれば、重力も同じだ。なんたって等価原理だからだ。
つまり大気圧は重力によって生じているのではないことになる。以前より、筆者が主張しているように大気は、弱いプラスなので、地表のマイナスに引き付けられている、のが正しかった。大気圧は、大気中の電位差が作り出しているのだ。そのため、30km付近を越えると電位差がなくなるので、気圧もゼロになる。
あーっ、いままでの物理ってなんだったのだろう?