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地上の重力がシューマン共振のELFによる電磁質量だと説明した。電磁質量が地表から高度が上がるにつれ、大気の電離による電気引力に変化していく。シューマン共振は地殻内部から電離層に向けて放射され、電離層で反射され、再び地殻内部で反射される。これを繰り返していると考えられる。
この説明では、重力が電離層の高さで変化すると思われるが、じつは非常に巧妙な仕組みがあった。
地殻から放射されるシューマン共振が物体に作用する力をFu、電離層から反射されたシューマン共振が物体に作用する力をFdとする。1回目に電離層で反射したFd0とその反射波が再び地殻内部で反射したFu1を考えると、物体に働く力は、
Fd0 - Fu1
となる。上からの放射は上向きの力となり、下からの放射は下向きの力になる。反射はn回繰り返されるとすると、力は次の式になる。
F = Fu0-Fd0+Fu1-Fd1+ ・・・-Fdn+Fu(n+1) =Fu0 - Σ(Fdn-Fu(n+1))
このとき、反射する電離層の高さが変化しても、Fdn-Fu(n+1)は一定の値をとる。電離層が高くなれば、Fdnも減少するがFu(n+1)も減少するからだ。Σ(Fdn-Fu(n+1))は電離層の高さに関わらず、定数と成る。電離層が低くなった場合も同じ。
これが重力が安定する仕組み。