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すでにこのブログでも言及しているが、地球の自転は太平洋火山地帯のマグマをコアにしたファラデーモーターによると説明してきた。もう一度、まとめて説明してみる。
地球の自転が周期的に変動していることは、IERSが観測しているLOD(length of day)のデータからわかっている。自転の原因が大昔起きた大衝突による慣性であるなら、自転速度が遅くなることはあっても速くなることはない。このことからも、自転はなんらかの動力によると考えられる。
5.9年周期で変動する自転速度
ところで、太平洋を取り巻く太平洋火山帯の地下には、マグマが帯状に存在する。マグマは何かの力によって東側に強く引かれている様子が見て取れる。
マリアナ海溝
カリブ海
サンドウィッチ諸島
カリブ海とサンドウィッチ諸島の地形は、大陸の隙間からマグマが大きく引っ張り出されている様子がよくわかる。
これらの地形は地下のマグマが内部に流れる電流のために生じるローレンツ力で引っ張られている証拠だ。マグマに電流が流れていることは、噴火の際に現れる放電が示している。火山雷だ。
太平洋をぐるりと取り巻くマグマがモーターのコアになって地球を回転させている。自転速度に周期性があるのは、磁場の変動と関係していると思われる。
地磁気観測所より
地球磁場は太陽黒点と連動している。地球の自転は太陽活動と深く関係しているのだ。