« 原子核の構造① | 「からっぽな太陽」SF乱学講座資料 » |
今回は、Mario Buildreps氏のサイトから、古代遺跡の向く角度が、過去の地球の自転軸を示している、という仮説を紹介しよう。
ギザの大ピラミッドがその4辺を正確に地球の東西南北を向けていることはよく知られている。多くの古代遺跡、寺院、構造物は、建物の方向に意味を持たせている。方角は、どの文明でも重要な意味を持つからだ。
しかし、古代遺跡を分類していくと、そこには遺跡の方角について興味深い事実が現れてくる。Mario Buildreps氏は遺跡の方角を地球の自転軸を指していると仮定、その指し示す場所を調べてみた。調査した遺跡は538になる。すると遺跡の向く線が交わる地球上の5つの点が現れたのだ。
グリーランドの上にある赤い点が現在の北極点だ。グリーランド上を下に向かって5つの点がある。この赤い点が時代ごとに移動してきた北極点であると考えられる。もっとも古い北極点は75万年前と推測される。
興味深いのは、5つの移動した北極点の間隔が、過去の氷河期の期間に見事に合致するのだ。
温度が急激に上昇している期間をそれぞれの点の間隔に当てはめてみると、みごとに割合が一致している。
以下は、調査した遺跡とMario Buildreps氏による遺跡の建設年代だ。従来の学説とは大きく異なり、いずれもかなり古いことがわかる。
タイムフレーム+古代建築の名簿
ポール
ピラミッド、敷地、寺院 私:0〜26,000年前 ボロブドゥール、コナークサンテンプル、ホルス神殿、ギザのピラミッド、漢の皇帝墓 26,000〜130,000 地殻変動期:ポールII〜ポールI II:130,000〜155,000年前 バビロン、プラサート・プラム・プラサート、ウクスマル(魔術師のピラミッド)、エル・ミラドール、カバ・イ・ザルトシュト 155,000〜210,000 地殻変動期:ポールIII〜ポールII III:210,000〜225,000年前 テオティワカン、ポンペイ(神殿)、カルナック、エズナ、趙漢の墓、アンティパトリス 225,000〜240,000 地殻変動期:ポールIV〜ポールIII IV:240,000〜270,000年前 ヤグル、クアラ(シュメール)、グレートキスカラ、エルカスティーリョ(チチェンイッツァ)、コケルのピラミッド 270,000〜330,000 地殻変動期:ポールVからポールIV V:330,000〜345,000年前 ドン(シュメール)、ノホク・マル・ピラミッド(コバ)、カルラル、マディネット・ハブ寺院、ボルシッファ(シュメール)の3つの王の墓、 345,000〜410,000 地殻変動期:ポールVからポールVI VI:410,000〜440,000年前 ニネベ(シュメール)、シッパール(シュメール)、エリード(シュメール)、コカスカのピラミッド(ナンバー5,9,14)、フアカ・デル・ソル、ザバラ(シュメール)、カルラル
Mario Buildreps氏によれば、氷河期に起きた地球の地軸の移動は、地殻がスライドしたことによると推測している。これはグラハム・ハンコックの「神々の指紋」と同じ推測だ。しかし、電気的地球科学ではこの自転軸の移動は、地球膨張と密接に関係していると考える。証拠として次の画像をあげておく。Mario Buildreps氏の5つの自転軸とマリアナ海溝付近の地形を比較したものだ。
電気的地球科学では、太平洋火山帯の下にはマグマの帯が横たわっており、ファラデーモーターのコアになっている、と主張してきた。マグマはローレンツ力によって東に引っ張られている。マリアナ海溝の円弧状の地形は、マグマが引っ張られている痕跡だ。この画像に表れている海底地形は、過去5回にわたって、マグマの帯が移動したことを示している。円弧状地形のずれは、東に引っ張る力が微妙にずれていることも示している。
Mario Buildreps氏が発見した自転軸の移動は、氷河期に地球膨張が促進されたことを意味している。マリアナ海溝周辺の地形に、その膨張の痕跡が残っているわけだ。