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電気的地球科学では、地球には空洞があって、膨張していると主張している。古代遺跡の角度が示す地球の自転軸は、氷河期に急激に膨張した結果だ。
地球の自転は、最初は公転面に対して真っ直ぐだったと考えられる。地球が出来て現在の軌道に落ち着いたとき、まだ大気がないため、現在の水星と同じように自転は、太陽風と地球内部のマイナスの電荷による静電モーターだった。
時間が経つにつれて、大気と海が出来てくると地殻内部にマグマが発生した。太平洋火山帯のマグマの帯がどのように作られたかは不明だが、ファラデーモーターのコアとして機能するようになった。マイナスの静電モーターとファラデーモーターの回転方向は同じだからだ。
ファラデーモーターによる自転が始まってからも地球の膨張は止まらなかった。氷河期がどのようなメカニズムで起きるかはわからないが、地球内部の岩石の相転移を促進する効果があるようだ。太陽活動と関係がある、銀河由来の高エネルギー宇宙線が増えてマントルまで到達するようになるからかもしれない。
地球膨張は氷河期をきっかけに5回以上起きている。そのため、最初は公転面に対して真っ直ぐだった自転軸が、自転を駆動しているファラデーモーターのコア=太平洋火山帯のマグマの帯が少しずれてしまった。氷河期のたびに膨張が繰り返され、自転軸がずれるので、モーターのコアになっているマグマの帯がずれる。
過去の自転軸の移動と膨張を考慮すると、最初の自転軸はアラスカからロッキー山脈の付近だったと考えられる。するとアルーシャン列島、千島列島の湾曲が現在の自転方向とずれている理由は、過去にマグマが引っ張られた痕跡であると予想できる。自転軸が変わったために現在の自転方向とはちがう向きに湾曲しているのだ。
ところで月の自転軸も地球の軌道から6度ちょっと傾いている。地球に対して向いている側が地球の電離層=プラスに引かれて膨張した結果、自転軸がずれたのだと考えられる。