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古代の生物が亡くなると土砂に埋もれ、長い時間をかけて化石に変化すると考えられている。ある種の化石は、生物の遺体に含まれるたんぱく質などが岩石の成分、二酸化珪素、炭酸カルシウムなどに置き換わっている。化石を包む岩石の成分がしみこんで置き換わっていった。数百万年、数億年の時間が化石には必要だ。
ところが最近の研究によれば、化石は非常に短時間で形成されたことがわかってきた。ツノガイの一種は遺体の周囲にたんぱく質が浸みだしてノジュールを作る。化石化のプロセスは数百万年よりずっと短いと予想されるのだという。
そこで、これを見てほしい。
このカニは石灰岩の中から見つかったが、まるでえさをつまんでいるようなポーズで化石になっている。ぺしゃんこにもなっていない。足跡の化石のように、生物の遺体とは無関係の化石もある。くらげの化石も発見されている。
このような化石を見ると短時間どころか、一瞬で出来たんじゃないかと思えてしまう。足跡やクラゲの化石は、非常に短い時間でなければ、その形が残らないからだ。
一瞬で石になるのは、ゴーゴンの神話がある。ゴーゴン、メデューサとも呼ばれる怪物は、女性の髪の毛がヘビに描かれている。その姿を見ただけで、石に変えてしまうのだ。
日本神話にはゴーゴンのような怪物はいない。ヘビは日本の神社では注連縄として掲げられている。
注連縄の形を見てもらうとわかるが、ヘビのような縄から白いひらひらが下がっている。そこで、この動画を見てほしい。
スターウオーズには惑星破壊兵器が出てくる。プラズマを使った巨大な兵器だ。これが発射される光景を脇から見るとどうなるか? この動画ではプラズマがまっすぐな線として描かれているが、プラズマを遠方に照射するためには、磁場による回転を加える必要がある。プラスとマイナスの荷電粒子が互いにねじれながら進む。また、回転したプラズマからは周囲に放電が起きているはずだ。つまり、注連縄の形になるのだ。
「神話から見た日本列島の作られ方」でもデススターが日本列島を作ったと説明した。この放電を脇から見ていた人がいたとすれば、注連縄のような状態で放電が起きた光景を見たはずだ。スターウオーズでは、直撃した惑星の住民が空を見上げるシーンがある。
えっ、放電と化石がどう関係しているって? それは次回。