« 金星が放電した証拠 | 長遅延エコー(Long Delayed Echo) » |
今年もあと1週間ほどしかない。最近、あまりブログを更新しないが何も考えてないわけではない。少し気になっていることを書き留めておこう。
一般には雨は雲が降らせると言われている。雲は過飽和水蒸気が結露したもので、さらに結露が進むと雨になって落ちて来る。雨が降る高さははっきりとはわかっていないが、2000m~3000mくらいからだとレーダー観測で分かっているらしい。2000m以下はレーダーの探知が及ばないらしく、はっきりとはしない。
以前にも書いたが、雨上がりに山の斜面から雲のように湧き上がる現象がある。おそらくオゾンとプロトンが電子によって水が作られているところなのだろう。疑問は雨は雲からではなく、雲と地表の間で作られて落ちて来るのではないか、ということだ。もし、雲の内部で雨が作られているのだとしたら、雨が降るに従い、雲の量はどんどん減ってくるはずだ。ところが雨上がりを見ても、雨を降らせた雲が減っていることはない。
また、狐の嫁入り、天気雨がある。雲がない時に降る雨だ。英語ではsunny rainという。上空に雲がない時に降る雨だが、離れた場所で降った雨が風で運ばれてくると説明される。しかし、山の斜面から湧き上がる雲、地上で霧のように降る雨を考えると、雲は雨と直接関係がないのではないかと思えてくる。電気的地球科学では電離層と地殻に挟まれた大気では誘電体バリア放電が起きていると予想している。雲は誘電体バリア放電が目に見える現象として現れて来るが、雨が降るのは雲が誘電体バリア放電の電極として機能した結果ではないかと思うのだ。
先にあげた霧雨は非常に細かな雨粒が降っている状態だが、これは水が地表付近で合成されている状態なのではないか。つまり、霧雨では上空で雨粒が出来て落ちてくるのではなく、人が立っている周囲で水が空気中に現れている。これを離れた場所から見ると、山肌から雲が立ち上ってくるような様子として見ることができる。雲の中から雨が降ってくることもあるだろうが、雲と地表との間で雨は作られていると考えたほうがいい。だから、いくら雨が降っても雲は消えることがない。
付け加えるなら、地球上の水はほんの少ししか循環していない。降ってくる雨のほとんどは新たに作られた水で、地球上の水は絶えず増えている。だから、GPSで測定した海面は少しずつ拡大している。
Evidences of the expanding Earth from space-geodetic data over solid land and sea level rise in recent two decades