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下の図を拡大してみてほしい。地球の表面に現れた地質を大雑把に分けた図だ。
電気的地球科学では地球は膨張してきたと主張している。土星の衛星だった地球は太陽に引かれて現在の軌道に落ち着いたが、水星、月、金星の放電を受けて、地表に山を作った。いっぽうで内部から相転移した岩石が湧き出して、拡大しながら新たな大地を作り出してきた。
上の図で水色の部分がバソリスだ。花崗岩地帯を指す。おそらくこれが最初の放電により作られた山脈だ。もともとは地球を一周する円形の地形だったはずだ。水色の部分には火山が多く、地震も多い。まず最初に水星が放電をして、花崗岩の塊を地表にばらまいた。他の色の部分は、地球内部から湧き出してきた岩石が多い場所だ。水色の部分が地球を一周するように、時間を巻き戻すと、地球膨張がどのように起きたのかがわかる。
南北アメリカ大陸の東側は膨張により拡大した。ヨーロッパとロシア北部もそうだ。興味深いのは中国で、いわゆる中原は拡大によって作られた大地だ。さらにチベット高原から何かが流れ出したような模様がある。
これはインドネシア、ポリネシア、オーストラリアが急激に拡大した痕跡ではないかと思える。流れるように地球内部から岩石が湧き出して、オーストラリアに至る地形を形作った。日本海溝から南につながる湾曲した海溝は、膨張の結果できたと想像できる。
従来の地球膨張説では、もっぱら海底が拡大したと主張しているが、地質図で見ると拡大したのは大陸も同じであることがわかってくる。
8月2日にSF乱学講座「科学史から見た量子力学の間違い」で使った資料を公開します。
8月2日にSF乱学講座で「科学史から見た量子力学の間違い」を話します。
内容は「20世紀初頭に成立した量子力学は、成功した科学領域と考えられていますが、その成立した過程は順調なものではありませんでした。従来は1900年のプランクの法則から説明される量子力学の歴史を半世紀ほどさかのぼってファラデーとマクスウエルからたどります。アインシュタインと湯川秀樹が指摘していた量子力学の間違いとは?」です。時間があれば、静的原子模型などの解説も行います。
このブログで断片的に書いてきたものをまとめてみます。関心のある方はぜひおいで下さい。予約なし、当日受付で参加できます。
K-中間子と二つの陽子からなる原子核の発見というレポートを見つけた。簡単に説明すると、ヘリウム3にK中間子をぶつけると短時間であるが、陽子2個をK中間子が結び付けた状態になるというのだ。
この説明では、なぜこのような状態になるのか説明できていない。図では陽子2個とK中間子が一つの原子核を作っている様子が描かれている。しかし、陽子と陽子、陽子とK中間子の間に働く力は単純に同じ「バネ」として描かれている。原子核内部の構造に言及していないのだ。また、K中間子が選択的に中性子にぶつかり、それを弾き飛ばすというメカニズムも不明だ。なぜ陽子にぶつからないのか? K中間子はマイナスの電荷をもつと考えれば陽子にぶつかるほうが確率は高いだろう。
K中間子は原子核内部に入ると急に核力を発揮するのだろうか? K中間子は、パイ中間子よりもエネルギーは大きいが、崩壊する過程でエネルギー、ニュートリノを放出しながら、ミュー粒子、パイ中間子、電子などに崩壊していく。K中間子もパイ中間子と同じ電子が励起した状態と考えられる。
そこでSEAMでこの現象を説明してみる。SEAMでは、ヘリウム3は陽子が3個直列にパイ中間子で結合した状態と予想している(a)。ヘリウム3にK中間子が近づくと、K中間子のマイナスの電荷に対して、外側の陽子のプラスが引き付けられるため、K中間子は外側の陽子にぶつかるだろう(b)。
K中間子が陽子にぶつかると衝撃が反対側の陽子に伝わる。このとき、反対側の陽子と真ん中の陽子を結合させているパイ中間子がK中間子との反発力で飛び去る(c)。これが中性子として観測される。
残ったK中間子がくっついた陽子2個+パイ中間子がK中間子核(X-pkk)となる。X-pkkはおそらく電気的に中性として見えるはず(d)。X-pkkは非常に不安定なはずだ。片側にくっついたK中間子が反対側の陽子を引き付けようとしており、結合している電子に対して反発力を発揮する(e)。そのため、短時間でK中間子の反対側にある陽子+電子は飛び去ってしまう。陽子+電子はすぐに崩壊するため陽子だけが観測される。残るのはラムダ粒子になるが、これもすぐにパイ中間子と陽子に崩壊する(f)。
原子核の構造を前提にすれば、K-中間子と二つの陽子からなる原子核の発見はきわめて力学的な現象として捉えることができる。
6月8日、石垣島で記録的豪雨が降った。この様子をひまわり8号の画像で見ると非常に興味深い様子が見える。
雲の薄い場所からもくもくと雲が湧き出てくる様子が動画ではよくわかる。これは電気的地球科学で主張している雨は空中で合成される、そのものだ。これだけ急速に雨雲が発達するのは、過飽和水蒸気では説明がつかない。
もっとも、気象学をやっている人は、いつまでも水蒸気に頼るんだろうけど。