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2020/10/02

Permalink 09:18:33, by admin Email , 1 words   Japanese (JP)
Categories: Classic Science

歴史のない科学のゲーム化

たまにヤフーの知恵袋に回答することがある。めったにベストアンサーにはならないが、質問者と回答者を見ていると興味深いことがわかる。

たとえば、ブラックホールの質問が出ると、不規則で強力な電波源をブラックホールと仮定したというところから説明するとまったく反応がない。他の回答を見るとブラックホールの存在はすでに事実であるところから始まっている。太陽のエネルギー源にしても、重力の圧力で熱核融合するのはすでに解明された事実として扱われている。

ダークマターもそうだ。発端は銀河の回転が中心部と周辺が同じであるという観測結果から来ている。しかし、ほとんどの質問者、回答者はすでにダークマターが「ある」という前提で考えている。これは量子力学を調べたときも同じだった。大学の研究者でさえ、量子力学が作られた20世紀初頭の喧々諤々とした議論を知らないのだ。アインシュタインの光量子説、ボーアの原子模型などは事実として扱われている。ラザフォードの核内電子説は誰も知らない。原子内部のクーロン力は考慮されることなく波動関数が使われている。

質問者も回答者も根本的なところから考えることがない。まるで答えの決まっているクイズの回答のような感じだ。しかしこれは一般の人だけでなく、ほとんどの研究者も五十歩百歩だ。基本的なところに立ち返って考えるということを忘れているようだ。最近読んだ質量に関する数冊の一般書にはキャベンディッシュの実験にふれている本がなかった。

Quoraには現役、退職した研究者が書き込むことがあるが、知恵袋の素人とあまりレベルに違いがない。多少知識が増えているだけだ。たとえば、水素原子の存在を疑問に思わない。量子力学の最初でラザフォードが扱ったのは金の原子だった。ボーアの原子模型も原子量の多い原子核を想定して考えられている。しかし、波動関数で検証されたスペクトルはなぜか水素原子なのだ。陽子1個電子1個の水素原子が実在しないことは以前指摘している。

1980年代に学問領域のたこつぼ化が懸念されたことがある。専門化が進みすぎると全体を見渡すことが難しくなり、学問の進展に弊害が出る、と。今起きていることはたこつぼ化だけでなく、基本を知らない歴史の欠如とも呼べる現象だ。科学にもその発展には歴史があるが、歴史を無視することによって問題の本質が見えなくなっている。まるでゲームのように科学が捉えられている。ゲームではルールを無視することはご法度だが、科学は常にルールや原理を検証することが必要なのだ。

科学のゲーム化が露呈しているのはダークマターやブラックホールだけではない。重力波もゲーム化の最たるものだろう。電磁波が電界のパルスであり、物質を直接振動させるという原理を忘れてしまった結果が、「重力波」の検出に疑問を持たないことに至った。困ったものだ。

2020/09/25

Permalink 08:56:14, by admin Email , 3 words   Japanese (JP)
Categories: Earth Science

雲は誘電体バリア放電で作られる

富士山などの山の上にできる傘雲は、誘電体バリア放電の証拠と言える。ちょうどよい動画があったので紹介しておきたい。

山の頂上から放射される電磁波が雲を作っていることがよくわかる。雲は電磁波の振幅に合わせて振動している。この間隔がたとえば300mだとすれば、周波数は1MHzとなる。SDRで周辺のスペクトルを調べれば、はっきりするだろう。

2020/09/24

Permalink 15:55:44, by admin Email , 0 words   Japanese (JP)
Categories: Earth Science

地質に見える地球拡大

下の図を拡大してみてほしい。地球の表面に現れた地質を大雑把に分けた図だ。

電気的地球科学では地球は膨張してきたと主張している。土星の衛星だった地球は太陽に引かれて現在の軌道に落ち着いたが、水星、月、金星の放電を受けて、地表に山を作った。いっぽうで内部から相転移した岩石が湧き出して、拡大しながら新たな大地を作り出してきた。

上の図で水色の部分がバソリスだ。花崗岩地帯を指す。おそらくこれが最初の放電により作られた山脈だ。もともとは地球を一周する円形の地形だったはずだ。水色の部分には火山が多く、地震も多い。まず最初に水星が放電をして、花崗岩の塊を地表にばらまいた。他の色の部分は、地球内部から湧き出してきた岩石が多い場所だ。水色の部分が地球を一周するように、時間を巻き戻すと、地球膨張がどのように起きたのかがわかる。

南北アメリカ大陸の東側は膨張により拡大した。ヨーロッパとロシア北部もそうだ。興味深いのは中国で、いわゆる中原は拡大によって作られた大地だ。さらにチベット高原から何かが流れ出したような模様がある。

これはインドネシア、ポリネシア、オーストラリアが急激に拡大した痕跡ではないかと思える。流れるように地球内部から岩石が湧き出して、オーストラリアに至る地形を形作った。日本海溝から南につながる湾曲した海溝は、膨張の結果できたと想像できる。

従来の地球膨張説では、もっぱら海底が拡大したと主張しているが、地質図で見ると拡大したのは大陸も同じであることがわかってくる。

2020/08/17

Permalink 19:45:03, by admin Email , 1 words   Japanese (JP)
Categories: Earth Science

SF乱学講座で使った資料

8月2日にSF乱学講座「科学史から見た量子力学の間違い」で使った資料を公開します。

2020/07/07

Permalink 12:22:26, by admin Email , 1 words   Japanese (JP)
Categories: Classic Science

SF乱学講座で話します。

8月2日にSF乱学講座で「科学史から見た量子力学の間違い」を話します。

内容は「20世紀初頭に成立した量子力学は、成功した科学領域と考えられていますが、その成立した過程は順調なものではありませんでした。従来は1900年のプランクの法則から説明される量子力学の歴史を半世紀ほどさかのぼってファラデーとマクスウエルからたどります。アインシュタインと湯川秀樹が指摘していた量子力学の間違いとは?」です。時間があれば、静的原子模型などの解説も行います。

このブログで断片的に書いてきたものをまとめてみます。関心のある方はぜひおいで下さい。予約なし、当日受付で参加できます。

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人間が作ったものをどのように壊すことができるかを合理的に考察するのが破壊学です。現代科学にターゲット絞って考えています。 『電気的地球科学』には、さらにくわしい解説があります。 このブログに書いてある内容を引用する場合は、出所を明記してください。
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@520chain
物理学を根本から考え直したBernard Burchell博士のオルタナティブフィジックスです。
科学史から見た量子力学の間違いには量子力学はどこで間違ったのかが考察されています。 アンドリュー・ホール氏のデイリープラズマでは山がどのようにしてできたかを詳細に考察しています。 日本人による相対性理論への疑問、現代科学のおかしな点をエッセイ風にまとめたページ。 物理の旅の道すがらはロシアの科学エッセイを日本語で読めます。

今日の電気的宇宙

さらにくわしく読みたい人のためにNOTEでまとめています。「電気的地球科学への招待」ぜひお読みください。

トムヴァンフランダーン博士の「重力の速さ」の考察をGoogleで翻訳してみました。

ロシアの「新しい物理学の概要」は、ちょっと違った視点を与えてくれます。

フリーエネルギー技術開発の特徴と種々相は興味深い現象がたくさん紹介されています。

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