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いままで地球の構造や大気について書いてきたが、ここで一度大気を中心にしたモデルをまとめておこうと思う。
電離層は太陽風により、プロトン、電子で構成される。プロトンが多いためプラスだ。地球側は内部のカンラン石が相転移して電子が優勢な環境になる。電離層、地殻は双方とも陽子、電子の持つ電圧がばらばらのため、交流として振舞う。誘電体バリア放電の環境だ。電離層からはプロトンが大気電流として地表に移動している。地殻内部からも電子が電離層に向け移動する。地殻内部では、たまった大量の電子が自転により、角加速度を得て、磁場、シューマン共振が発生する。電子の一部はマグマに流れる電流になって、自転の動力源となる。地表には誘電体バリア放電の形態で電子が放出される。雨、台風、スプライトなどの気象現象を引き起こす。地殻内部、大気中で起きる現象のほとんどは、電子の移動、誘電体バリア放電による現象として説明できるだろう。
大気内部では、さらに宇宙線による核変換が生じていると予想している。宇宙線、ニュートリノによる地球への影響は、また別の機会に書いてみたい。
地球は電気的活動をしていると説明してもなかなかわかってくれる人は少ない。でも、これを見ると理解できるかもしれない。
これはSoftware Radioで0~800kHzくらいまでをスペクトルグラフで見たものだ。左の0~180kHzくらいまで、ノイズの山が見える。180kHzから上の長波になるとしだいにノイズが増えていく。じつは、これらのノイズは人工的なものではない。おそらく地球自身か大気、電離層が発生させているノイズだ。
左側のSLFの領域では潜水艦の電波が時たま見える。世界中には、この低い周波数で送信している電波がいくつもある。いずれも数百キロワットという非常に高い出力だ。気象兵器、地震兵器としてHAARPが指摘されるが、HAARPの出力は最大で数メガワットしかない。しかし、この自然が発生するノイズを見ればわかるが、人間が逆立ちしてもこれだけ強力な電波を発生させることは無理だ。これだけ強力な電波が何もしていないことがあるだろうか?
物事を論理的に考えるということは意外と難しい。たいていの人は、目の前の出来事を記憶の引き出しから探してきて、条件反射として、意識・行動している。日常のほとんどはこの繰り返しだ。いちいち、考えていたらまったく前に進むことができないだろう。おまけに人間の精神には自己擁護という機能がついている。過去・現在の自分を自動的に肯定する機能だ。合理的に考えるためには、最初にこの自己擁護を機能停止にしておかないとだめなのだ。でも、これは訓練しないと出来ない。
このブログで展開している電気的地球科学も多くの人にとっては、ただのノイズでしかないだろう。学校で教わった常識、教科書などに書いてあることとは、あまりにかけ離れた内容だからだ。論理を積み上げることでしか、これから書くことは理解できないだろうし、そのまえに反感を買うだけだ。
陽子は空洞ではないかという予想をした。陽子だけではなく電子も空洞である可能性が高い。通常、電子の大きさはわからないことになっているが、SEAMでは電圧が高いのは電子の大きさではないかと指摘している。
太陽が空洞であるのと同じ仕組みで、陽子は内部のプラスの電荷で反発、膨らんでいる。電荷はニュートリノがもたらすので、ニュートリノの入射で増える。増えると膨らんで大きくなるが、そのとき周囲にガンマ線を放出して、再び元に戻る。
陽子が近づくとどうなるだろう。脳内シミュレーションで考えてみた。通常、プラス同士の陽子は反発して近づくことはない。電気的反発力より強い力で押し付けられたとき、両者はどうなるだろう?
プラスの電荷を持つ陽子の表面は、近づくと強力な反発力で変形する。ピンポン玉を指で押すとプラスチックが凹んで内側に反り返る。同じことが陽子の表面で起きる。内側に凹んだ面は、円形だ。そのふちは鋭くとがっているはずだ。
凹んだ部分の周囲は、ふちになって鋭い形になるはずだ。最も反発力が少ない形状になる。この部分が接触すると陽子と陽子の間に、小さな球状の形が生まれる。電荷の極性は変わることがないというのが現在の物理学の常識だ。しかしSEAMでは、ここに新しい法則を予測してみたい。陽子を構成している壁が裏表反転すると極性も反転する。プラスからマイナスの電荷に逆転するという予想を立ててみよう。
すると陽子が衝突したその間隙に電子が生まれる。陽子と陽子をそのままつなぎとめれば、中間子という事になる。陽子と電子は同じモノから出来ていることになる。すると、この世界は裏表が互いに逆の電荷を持つ不思議な物質で出来ていることになる。本当か?
近頃、こんなに自然科学の画期的な新理論を打ち立てているので、ノーベル賞をもらったらどうしようかと心配することがある。授賞式に着ていく服がない、ネクタイの結び方もとっくの昔に忘れた。自慢じゃないが、ここ10年以上同じ服を着ている。取らぬ狸なので、これ以上は悩まないことにした。
ところで最近、ネット上では地震予知を趣味とする人たちが増えている。twitterには、毎日のように地震が危ないというtweetが流れている。地震の原因を理解しないで、なぜ予知ができるのか? 非常に不思議だ。
電気的地球科学では、地震の原因を岩盤内部での放電と圧電効果であると解明した。余震も分極した岩盤が低い電圧でも圧電効果を発揮するために起きるとわかった。地震の起きる期間を有る程度予想できる。LODの変化を予想するとM6以上の地震に関しては、ほぼ予想できている。しかし、場所についてはさっぱりわからない。台灣地震預測研究所のように大気電位を測定している地点が増えれば、場所の予測が可能になると思うが、まだ、測定地点はほとんどない。
予測は難しいが、じつは地震を予防する方法はある。1995年に起きた兵庫県南部地震では、震源から離れた場所で発光現象が起きた。花崗岩に加えられた電圧が誘電体による昇圧効果で、電圧が上がって発光に至った。
そこで考えられるのが、花崗岩にアースを打ち込んで、大気中に放電させてやる、地震避雷針だ。岩石に電荷がたまって放電する前に逃がしてやるのだ。
震源の深さは10km以上深い場合が多いが、発光現象がすべて地表付近で起きていることを考慮すると、岩盤が震源につながっていれば効果が期待できる。地質図を見て、深い場所の花崗岩、玄武岩などにつながっている場所にアースを打ち込んで、放電用の鉄塔を建ててやればいいはずだ。
ノーベル賞の授賞式には出ないかもしれないが、賞金は喜んでもらうつもりだ。
電子に電界を加えると移動する原因はクーロン力です。クーロン力がなぜ生じるかはわかっていません。電圧はクーロン力の大小を決めます。では電圧とは具体的に何なのか? たとえば、ミュー粒子は電子がエネルギーを得て励起した状態と考えられます。中間子はミュー粒子よりさらに大きなエネルギー、電圧を加えられた電子です。ミュー粒子、中間子は周囲に及ぼすクーロン力が大きい状態です。クーロン力は距離の二乗に反比例、電荷量の積に比例します。
F = k*q1*q2/r^2
この式を見ると、距離が離れればクーロン力が減少しますが、電荷量が増えると増加します。距離と電荷量の大きさは等価なのです。つまり、電子で言えば直径が大きくなっている状態と考えられます。電圧とは、電子の大きさなのではないか? という予想です。
電子の大きさが電圧であるとすると、陽子の内部は空洞という予想が重なってきます。電子もまた内部が空洞であると推測できるからです。
すると、陽子、電子の外側の殻を作っているモノが、この世界の実体という事になります。