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歴史、経済、社会学といった人文分野では、当たり前のように新しい知見が発表され、歴史の真実が明らかになっている。前世紀には、日本の明治維新は民主化のためのひとつの段階と考えられていたのが、現在では、外国資本が先導した内紛であると認識が変わってきた。政府はトリクルダウンを格差解消の手段と主張する。しかし誰もそれを信じてはいない。思想信条の自由があり、言論もまだかろうじて機能しているからだ。
ところが自然科学に目を向けると、あたかも中世の弾圧がいまだに続いていることに気がつく。教会(アカデミズム)の教えに背く科学は、偽科学として糾弾され、社会的に抹殺されるのだ。とくに日本では主流科学と呼ばれる暗黙のルールを持った思想が支配していて、異端思想の排除を行っている。現在の論文による審査システムは、主流科学以外からの科学への参加を遮断している。科学は寡占体制にある。科学にはアカデミズムという機関がひとつしか認められてなく、真理が専門家集団によって独占されているのだ。
多くの人にとって、自然科学に対するこのような弾圧は、深刻な事態とは捉えられていない。科学の真実はたったひとつで、主流科学がその真実に他ならないと教え込まれているからだ。学校は宗教・政治には比較的自由な態度を示すが、科学については、狭量さを隠さない。
さて、いきなりSF的な話をしよう。もし、ひとつの惑星の管理を任された者がいたとする。管理の主な目的は、惑星の住民を外に出さないことだ。あからさまな管理は、可能だとしても強権的な体制になってしまう。住民の反発もあるだろうから、管理のための資源、労力は膨大なものになるだろう。管理者は非常に賢いはずだ。住民には最小限の干渉しか行わずに、目的を遂行しようとする。どうすればいいか?
答えは簡単。科学技術の発達をコントロールすればいい。紛らわしいセオリーを常に中心において、宇宙空間に出て行く技術を開発させない。微妙に間違った学説に賞を与えて、混乱させるのもひとつの手だろう。
20世紀初頭、相対性理論が登場するころ、ノルウエーの物理学者クリスチャン・ビルケランド博士は、太陽が電磁気力で輝いていることを証明した。巨大な真空チャンバーを作って、高電圧をかけて太陽と同じ状態を作り出した。しかし、ビルケランド博士は、なぜか日本に来ている最中に亡くなった。ノルウエーの英雄的人物でもあるビルケランド博士の研究は、アカデミズムの表舞台から消えてしまう。
現代物理学には4つの間違いが入り込んでいると指摘した。万有引力、質量が重力を生む、電気力線の中和、数学的空間だ。
ニュートンに資金を提供してプリンキピアを出版させたのは、資産家の天文学者エドモンド・ハレーだった。万有引力はこれで世に出た。質量が重力を生むことを証明したとされるのは、当時イギリスで2番目に金持ちのキャベンディッシュだった。160kgの鉛の玉を使った実験装置は、相当な金持ちでなければ作ることが出来ない。アインシュタインはイスラエル建国のためのシオニズム運動の英雄に祭り上げられた。相対性理論が周知される背景には、ユダヤの政治活動があった。ファラデーとマクスウェルの関係については、はっきりとわからない点があるが、もともとファラデーが抱いていた電気力線のイメージと現在のイメージは違ってしまっている(マクスウエルはスコットランドの大地主の息子だった)。
これらの4つの間違いは、致命的な技術の停滞をもたらしている。宇宙空間と地上の重力を同じ力とし、質量が重力を生み出すとした結果、重力は手の届かない場所に追いやられた。反重力が不可能になっている。宇宙に行くためには膨大な燃料を必要とするロケットしか開発できない。原子の構造が確率的にしか把握できないため、重要な技術=核変換を実現できないでいる。エネルギーと資源を自由に出来ないため、危険極まりない核分裂しか使えない状態だ。
これらの技術的停滞は、住民を惑星上に縛り付けるための、見えない頚木になっている。住民を惑星から出さないという管理の目的が見事に果たされているわけだ。
物理学では等価原理により遠心力と重力は同じ力であるとされる。等価原理を証明したのがエドベシュの実験だ。
「同じ質量の二つのおもりを天秤にかけ、重力加速度と地球の回転による加速度の違いで生じる天秤のねじれを利用して等価原理を検証しようというもので、その結果は、10−9 の精度であった。」wikipedia
なぜ重力と遠心力が同じ力であるか通常理由は説明されないが、簡単に説明してみよう。ひもに重りをつけて回転させると、重りには加速度、つまり力が常に加えられる。通常はこの力が遠心力であるとするが、もう少しミクロに考えてみる。
物質は原子でできている。原子は陽子と電子と中性子でできている。中性子は陽子と電子なので、電子だけで考えてみよう。電子に力を加えると、後方に磁場が生じて、電場が作られる。その電場が電子を引き付けるために、加えられた力に対して抵抗が生じる。電磁質量という。陽子に関しても同じ原理で抵抗が生じる。
回転する重りでは、常に内向きに力がかかるので、その反対側に電磁質量が生じる。これが遠心力だ。重力と違うのではないかと思われるが、じつは重力も物質を構成する原子に対して働く電気引力なのだ。地表の物質には、シューマン共振の電磁波が働き、電場を与える。シューマン共振は透過力が高いので、物質内部にも浸透する。これが重力を生んでいる。遠心力と重力は電磁気力で説明できる。等価原理の正体だ。
と、ここまで去年の11月に書いてアップするのをやめていた。早坂秀雄博士の実験を思い出したからだ。早坂博士の実験は、右回転と左回転のジャイロを計量したところ、右回転のジャイロは軽くなる、というものだ。対称性がないのだ。これは電磁質量では説明できない。左回転が重くなるのであれば、地球磁場と関係がありそうだがそうでもないらしい。右回転のジャイロが軽くなる現象は、ほかにも同様の実験があって報告されている。
この動画は、2秒間の無重量状態でジャイロがどう動くかを撮影したものだ。なぜか浮き上がっている。重力を電磁質量と推測したが、まだ何かあるように感じる。
電荷を持つ粒子が加速度を受けたときに磁場が発生する。永久磁石では、原子の周囲にある電子が角加速度を持つために磁場を生んでおり、その微小な磁場の向きがそろっている状態だ。
ところで、磁気冷凍効果という現象がある。磁性体に磁場の変動を与えると、磁場がなくなったとき、磁性体が周囲の熱を吸収するという現象だ。逆に磁場が強くなると発熱する。熱は原子が振動することだと考えられているが、電磁波の放射により伝わる。磁場を発生させている電子が角加速度を熱から受け取っていると考えると、磁気冷凍効果はうまく説明できる。
永久磁石は、何も仕事をしていないときは、周囲の熱をほかの物質と同じように受け取っては放出している。磁場に変化が起きると、発熱、吸熱が起きる。ネオジウム磁石のモーターは負荷がかかるとコイルだけでなく磁石も熱くなる。周囲の熱が永久磁石のエネルギーと考えられるのだ。
イタリアの生理学者、Antonio Puccini氏は、電荷を持たない電子の存在を主張している(Neutral Electron Instead of Neutrino: a New Beta-Decay Model)。Puccini氏はカミオカンデなどでのニュートリノ観測を例に挙げて、ニュートリノは中性電子であると結論付けている。通常、中性子のベータ崩壊は次のように表現される。
n -> p + e- + v
このニュートリノが中性電子e0とされるのだ。Puccini氏は論文中でクオーク、e=mc2などを駆使して、論証を行っているが、電荷のない電子という発想は注目すべきだろう。
パイ中間子には、π0が存在する。きわめて短い崩壊時間を持ちガンマ線に崩壊する。
ところで、陽子、電子は素粒子だ。最近、陽子の大きさは置かれた状態により変化することが知られてきた。電子の大きさはわからない。素粒子は、通常イメージするような物質ではない。このブログでは陽子をピンポン玉を使って現しているが、表面があるのか、表面に電子がくっつくのか、わからない。回転するのかさえ、不明なのだ。少なくとも、位置と電荷がぼんやりとわかるだけ、といえる。
たとえば、中性電子を観測しようとしたら、どうやったらいいだろう? 電荷がないので、電気的に反応しない。中性子は陽子+電子なので、磁気が使えるが、中性電子はそれもできない。π0はすでに運動量を持っているので、泡箱で捉えることができるが、静止した中性電子は泡箱に入れることも出来ない。
Puccini氏の主張のように中性電子がニュートリノであるとするのは無理がある。ニュートリノは光速で運動しており、静止させることができないからだ。電気的地球科学が主張する、ニュートリノは電界のきわめて短いパルスとするほうが合理的だ。Puccini氏は別の論文で中性電子はダークマターであると主張している。これも電気的宇宙論とは異なる。
だが、中性電子の存在は否定できない。中性電子が空間にぎっしりと詰まっていて、電荷を与えられると電子になったり、陽子になったりするのだろうか? ディラックの海みたいだ。エーテルと考えることも出来る。遠隔作用との兼ね合いが難しそうだ。
一般に素粒子には、反物質の存在から反粒子があるとされる。数学的対称性の根拠にもなっている。しかし、電荷のプラスとマイナス、それに電荷がないゼロの3つの状態と考えたほうがいい。
すぐに結論を出さずに、とりあえず、保留としておこう。でも中性電子には何かありそうだ。
マントルは地球の体積の大部分を占めており、その主成分はカンラン石だ。地表には、マグマの上昇とともに出てきたカンラン石、カンラン岩を見つけることができる。
wikipediaより
カンラン石の化学組成は、Mg2SiO4と書くが、マントル内部でメタンCH4と反応することで水と二酸化炭素を発生させる。
2Mg2SiO4 + CH4 -> 2Mg2SiO2 + 2H2O + CO2 + 2e-
SiO4から相転移でOが2個離れる。体積が拡大することになる。このとき、結合に使われている電子が2個放出される。放出された電子は、イオンになるか、岩石の隙間に取り込まれる。岩石は誘電体で、結晶構造内に電子を捕獲する特徴がある。
前に書いたが、地球内部には重力が働いていないので、相転移したSiO2と水、二酸化炭素、電子は遠心力で地表に向かって移動する。体積を増やしながらの物質の移動は、地表を拡大させる結果になる。移動する電子が最もたまっているのが、地下275km付近だ。この電子が自転で回転するとシューマン共振のELFを発生させる。また、電子の自転による回転は、地球磁場も生み出す。
誘電体内部に捕獲された電子は、少しずつ地表に向けて移動するが、重力の発生とともに移動のスピードが低下する。電子の移動が低下する深さが地下約10km付近であると推測できる。地震の震源は地下10km付近に集中しているからだ。おそらく重力が発生する場所も10km付近であると考えられる。もし、重力の発生がもっと下なら、海溝の深さもさらに深くなるはずだ。海水の圧力は深いほど高くなるからだ。
地球内部からの大量の電子の発生は地球が巨大な電池であることを意味している。地球内部からのマイナスの電荷と太陽風のプラスの電荷が大気をはさんで向き合っているわけだ。私たちの環境は、地表と電離層の30万ボルトの電位差の中にある。