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現在、地球の年齢はおよそ46億年とされている。オーストラリアで見つかった最古の岩石が放射性年代で44億年、隕石などの年代測定もあわせ、46億年という数字が出ている。しかしこれには条件があって、地球が微惑星の衝突で合体、最初の数億年は全体が高熱で溶けた状態、マグマオーシャンだった、という。
ところが、微惑星が衝突しても合体しないのではないかと考えられている。イトカワに着陸しようとした探査機が微小重力下では、はずんでしまい、思うように着陸できなかったからだ。マグマオーシャンがなかったとすれば、放射性物質による年代測定は使えない。地球の年代には大きな疑問があるのだ。
しかしそれでも、化石がある。40億年前の微生物の化石が見つかったという。
ストロマトライトと呼ばれる藻類の化石は30億年前のものだとされる。地球は少なくとも30億年前にできたのだろうか?
電気的地球科学では、地球は膨張しており、内部は空洞だと主張している。その証拠もあげてある。膨張した岩石がマントルから地表に湧き出している。地表には奇妙な筋があちこちにある。
ベネズエラのベネズエラ湾南には東西50km、南北10kmの地表に筋がある。これだけ巨大な筋状の模様は、堆積岩では説明がつかない。厚さが10kmもの堆積をする場所は地球にはおろか太陽系に存在しないからだ。
この筋と似たような筋を持つ木星の衛星がある。エウロパだ。
前にも書いたが、木星は飛び込んできた小惑星を原料として、内部で星を作る。木星の内部は水素ガスが高温・高圧であるため、小惑星は綿飴のように星の核に絡み付いて成長する。金星は3500年前に木星から生まれ、現在の軌道に移った。途中、地球と火星に大放電を浴びせた。
おそらく地球も木星から生まれた惑星だ。内部で小惑星が絡みついた痕跡がベネズエラの筋なのだ。木星から出てきたとき、地球は現在の半分くらいの大きさしかなかった。それが内部のカンラン石が膨張して現在の大きさまで膨れ上がった。体積が膨張しただけでなく、中心に空洞が発達したことも地球を現在の大きさにした原因だ。
地表に見つかる岩石は、小惑星のまま原料となったものも多い。恐竜の化石は、陸棲と水棲の恐竜が同じ場所で見つかる場合もある。恐竜が生きていた惑星がばらばらになって、木星に飛び込んで化石になったからだ。化石の多くは、地球の原料になった小惑星に由来する。つまりエイリアンなのだ。恐竜が巨大なわけも、地球がはるか昔、数千万年前に小さかったのではなく、電離層と地表の電位差が小さいため、地表の重力が小さかった星の生物だからだ。
このことは、現在の私たちに深刻な事態を告げている。つまり近い将来、地球もばらばらになる可能性が高いのだ。
*100万年は南極の氷から推定
今年の8月から11月にかけて、太陽系に太陽系外からと思われる物体がやってきた。オウムアムア(OUMUAMUA)と名づけられた400mほどの細長い物体は、太陽に対してスイングバイ軌道を取って加速して太陽系から離れている。
オウムアムアには二つの疑問があがっている。ひとつはなぜほかの彗星のように放電しなかったのか。もうひとつは太陽の重力で引き寄せられたのなら、なぜ太陽に衝突しなかったのか。これは彗星にも言えることだ。
通常の彗星は岩石なので、電子を蓄えマイナスに帯電している。これが彗星を太陽に引き寄せる原因だ。彗星がぶつからないのは、太陽にもマイナスの電荷があって、近づくと斥力が働くためだと考えられる。
オウムアムアは放電しなかった。オウムアムアの表面は炭素で覆われていたという観測もある。炭素繊維の中にはプロトンを吸着する性質を持つものがある。内部が岩石でマイナスだとしても、通常の彗星よりプラスに強く帯電していた可能性がある。
オウムアムアの速度は秒速43km、彗星が20km~30kmであるのに対してかなり速い。ボイジャーでさえ秒速17kmだ。もし彗星と同じように強いマイナスに帯電していたら、太陽にぶつかる可能性が高いといえる。表面を加工してプロトンを保持できるようにしたのは、スイングバイの成功率を上げるためではないだろうか? 太陽に彗星が飛び込むのは珍しいことではないからだ。
長さが400m、直径が160mの形は、自然には不自然だ。望遠鏡では表面が赤いらしい。
たまに飛行機に乗ることがある。窓から見る景色にはいつも興味深いものを発見することがあって、晴れた日の飛行機は大好きだ。ところが雲が視界をふさぐこともある。
着陸するために飛行機が高度を下げていくとき、雲が下にあると、機体ががたがた揺れることがある。たいていは気流が悪くて揺れるのだと考えるが、あるとき気がついた。気流が飛行機を揺らすほどなら、雲が吹っ飛んでしまうはずだが、まったく動いていない。
ところで飛行機が飛ぶのは翼に揚力が働くためと考えられている。こんな具合だ。
しかしこの説明ではおかしなことがある。ジェット旅客機が飛ぶ高度は7000m~1万mだ。この付近の気圧は地上の半分から3分の1しかない。空気の圧力差が揚力を作っているのなら、飛行機は離陸時の3分の1の揚力しかない高度を飛んでいることになる。落ちないのだろうか? スピードが十分にあるから揚力も飛行機の重量を支えるだけあるのだ、という説明がある。しかし戦闘機の中には高度が2万メートルにも達する場合がある。地上の20分の1以下、ほとんど気圧がない高度だ。
揚力は、流体の密度に比例、速度の2乗に比例する。離陸時の飛行機の速度は約時速300km、高度2万メートルで時速800km~900kmとすると、密度は1/20、速度は3倍の2乗で9倍になるので、揚力は約半分しかなくなる。
なぜ、こんな気圧の低い中を飛べるのか?
じつは気圧の説明で、大気は宇宙線で電離していて、高度が高いほど電離度が高い、と書いた。つまり翼に働く揚力は、空気の弱いプラスが翼をプラスに帯電させることで、空気のプラスに対して反発力を持つからなのだ。空気の流体による揚力+電気反発力が飛行機を持ち上げている。高度が高くなって圧力が減少しても、電離度が高くなるため、電気的反発力も増えるというわけ。
飛行機に乗っていて、下に雲があると、機体ががたがた揺れるのは、雲の持つ電荷のせいで揚力が細かく変化するためだった。
自然現象の説明には不条理なものが多い。中でも潮の満ち引きは、無理やり感が満載していた。ここでは非常に単純な説明をしてみたい。まず、前提条件は電離層はプラス、海水はマイナス、月はマイナス、これだけだ。
もう、説明するほどもないくらい単純な仕組みだ。月のマイナスに電離層のプラスが引かれるため、少しだけ電離層がずれる。月側の電離層にはプラスのプロトンが集まってくるので、プラスが強くなり、マイナスの海水が引かれて盛り上がる。反対側では、電離層が低くなるので、近づいたプラスにマイナスの海水がより強く引かれ盛り上がる。
http://seppina.cocolog-nifty.com/blog/2015/12/jjy-e6af.html
JJYの受信強度「セッピーナの趣味の天文計算」から引用。
JJYは長波なので、60km~90kmにあるD層の変化に対応している。2015年12月23日の満潮は、おおよそ15時。このグラフでは16時に低下が見られる。干潮の21時にも同じ傾向がある。受信強度の変化は電離層の高さを反映しているので、干潮、満潮が関係していることがわかる。
重力の頸木から逃れると、すべては電気で動いていることがわかる。
追記:月の反対側も満潮になるのは、遠心力のためとする説明が多い。しかし遠心力なら常時働いている力なので、干満の差を作ることはない。
高気圧といえば、天気のよい日が多い。大気の流れを見ると、上空の大気が吹き降ろすために気圧が高くなっていると説明される。しかしいっぽうで、太陽の光で暖められた空気が上昇して、雲ができるとも説明される。上昇気流があるのは低気圧だ。気象学はなぜか矛盾の多い学問だ。
気体には遠心力が働かない、と以前書いた。気体を閉じ込めた箱をぶん回しても、気体分子の速度のほうがはるかに速いからだ。エドヴェシュの実験は重力質量と慣性質量の等価性を示した。遠心力は慣性質量だ。エドヴェシュの実験の可否は置いておくとして、遠心力が働かなければ、等価原理によって重力も働かないことになる。
以上は「気体には遠心力が働かない」で説明したとおりだ。大気圧は、大気電圧の電位差によって生じている。すると、高気圧、低気圧の発生も、温度による大気の膨張ではなく、電位差の変化によって生まれると考えられる。
電離層の電子密度を見ると、極付近から赤道付近にかけて、密度が上昇していることがわかる。電離層はプロトンがたまっているため、プラスが優勢だ。電子密度が高いということは、電離層のプラスが抑えられるので、電位差が低めになるということだ。極付近での電位差が高く、赤道付近では低くなる。
赤道には低気圧帯があり、極には高気圧帯がある。中緯度にも高気圧帯があるが、この理由はべつにある。続く