BCLラジオにも
Soft66DBのバンドパスフィルタを2〜8Mくらいに広げてみた。ラジオNIKKEIや海外の短波放送がガンガン聞こえてくる。DDSカードは中波帯もカバーしているので、バンドパスフィルタさえ変更すれば、中波ラジオにもなる。以前頒布していた広帯域バージョンと比較すると、非常に安定して聞こえる。しかも周波数が決めうちできるので、BCL用としてもぴったりだ。
基板メーカーに発注しました
DDS-33で使用するAD9833はMSOPという規格のパッケージなのだが、これがまた非常に小さい。Soft66DBで使用しているDIPの1/4以下のピン間隔しかない。これだけ狭いと、いくらフォトレジストで作っているとはいえ、基板の製作が非常に難しいものとなる。そこで今回は専門メーカーに基板を発注した。納品は今月末になる予定。発注した基板は、以前掲載したものとは若干異なっている。
発注した基板と同じもの。正方形のOSCと差し替えることができるようにした。以前のSoft66でも使用できる。
基板はいいのだが、問題はある部品。この部品をある程度確保しておかないと、次のロットが出せない。そうそう、限定10台は、もうすぐ終了する予定。まだの人はお早めにどうぞ。
DDSカードの予約を開始します
Soft66DとSoft66DBに装着可能なDDSカードの予約を開始します。今回の頒布はパーツの入手の関係で、10台に限定させていただきます。完成基板のみで、頒布価格は4000円(予約者のみの価格。送料込み。後払い)です。25ピンD-subメスコネクタをおつけしますので、ほかにパソコンのプリンタポートと接続するストレートケーブル(D-sub 25-25。通常はシリアルケーブルとして販売されていることが多い)が必要になります。10台に達した時点で終了になります。DDSカードの詳細は、近日中にここにアップします。ご希望の方はJA7TDOまでメールを下さい。DDSカードの発送は、10月上旬を予定しています。
DDSカードの解説をアップしました。
DDSカード
DDS-60を真似て、AD9833でDDSカードを作ってみた。SOFT66DBのOSCと差し替えできるようにした。大きさとしては、ちょっとはみ出すかなという感じに収まった。バンドパスフィルタが7M用なので、7M近辺しか聴けないが、周波数を自由に変更できるので、非常に便利だ。しかしあまりに小さいのでキットとして配布するのはどうかなと思っている。
量産できるかもしれない(ボソ)。
AD9833を使ってみた
アナログデバイス社のDDSチップ、AD9833を使ってSDRを作ってみた。AD9833は12.5MHzまで発振できる。そのままでは、3.5M帯も無理なのだが、逓倍用のICを使用して、2Mから12.5Mまで受信できるようにしてみた。逓倍率を変更すれば、2Mから25Mくらいまで受信範囲を拡張できる。AD9833のコントロールソフトは、アナログデバイス社が配布しているものをそのまま使っている。試作基板は、バンドパスフィルタがないので、スプリアスや混信が多い。しかし、受信は非常に安定している。SoftRockはDDS-60というキットを使って周波数を拡張する場合が多い。DDS-60はAmQRPクラブが配布しているキットで、AD9851なしで32ドル。AD9851はアナログデバイス社からサンプルで取り寄せるという。AD9851の日本での価格は約3000円くらい。全部込みで約7千円くらい。今回使ったAD9833は千円ちょっとで買えるから、その分安くできる。試作基板にバンドパスフィルタを付けて、バンド切換のスイッチを組み込んで完成品にしようともくろんでいる。DCから25Mまで受信可能なソフトウェアラジオになる。6mの次はこれだな。その次は、SoftRockが送信機能を追加するように、Soft66もトランシーバーが目標となる(予定)。
中央の一番小さなICがAD9833。