AD9833を使ってみた
アナログデバイス社のDDSチップ、AD9833を使ってSDRを作ってみた。AD9833は12.5MHzまで発振できる。そのままでは、3.5M帯も無理なのだが、逓倍用のICを使用して、2Mから12.5Mまで受信できるようにしてみた。逓倍率を変更すれば、2Mから25Mくらいまで受信範囲を拡張できる。AD9833のコントロールソフトは、アナログデバイス社が配布しているものをそのまま使っている。試作基板は、バンドパスフィルタがないので、スプリアスや混信が多い。しかし、受信は非常に安定している。SoftRockはDDS-60というキットを使って周波数を拡張する場合が多い。DDS-60はAmQRPクラブが配布しているキットで、AD9851なしで32ドル。AD9851はアナログデバイス社からサンプルで取り寄せるという。AD9851の日本での価格は約3000円くらい。全部込みで約7千円くらい。今回使ったAD9833は千円ちょっとで買えるから、その分安くできる。試作基板にバンドパスフィルタを付けて、バンド切換のスイッチを組み込んで完成品にしようともくろんでいる。DCから25Mまで受信可能なソフトウェアラジオになる。6mの次はこれだな。その次は、SoftRockが送信機能を追加するように、Soft66もトランシーバーが目標となる(予定)。
中央の一番小さなICがAD9833。