next Soft66
SoftRockのメーリングリストでは、次期バージョンをどうするかという議論が盛んに行われている。当初はさらなるローコストバージョンを作るというアイデアが、トニー氏から発案されたが、それに対して、さまざまな意見が出ている。まずひとつは、100ドル以上しても良いので、送受信機能のついた1ボードキット。これはかなり有力な意見になっている。また同時にマルチバンド対応が出ている。HF+6mという、従来の市販トランシーバーと同じバンド構成だ。どうやら、SDR1000と同程度の性能を持つキットを目指そうという方向に向いているようだ。
こういうSoftRockの議論を見ていて、やはりSoft66も送信機能を備え、マルチバンドに対応したいと考えている。当面は、マルチバンドを進めていこうと思う。すでに開発を進めてきた6mバージョンを、HFにも対応させてみたい。これまでのSoft66は、ソフトウェアラジオの普及という側面から、低価格化を図ってきたが、実用として使えるキットの開発に向かおうと思う。Soft66DBは引き続き頒布をしていくが、これからリリースするバージョンは、実用面を重視していこうと思う。
現在、6mバージョンのテスト基板をいくつか作っている。QSDには、アナログスイッチではなく、FETか専用ICを使おうと考えている。すでに手元には、DBMを含めたパーツが届いているので、近々結果をお見せできるかもしれない。