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DDS34の頒布開始

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ようやくPCBが届き、テストも終了しました。DDS-34の頒布を開始しました。12月2日までご注文いただいた方にはDDS-33と同じ4000円でお分けしています。

DDS34

使用方法などはホームページで紹介していきます。コントロールソフトは、ここからダウンロードしてください。FTDIのドライバが必要です。

RCで90度

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IQ信号を得るために、90度位相のずれたLoが必要なわけだが、Soft66DB2では74AC74を使い、4倍の周波数からジョンソンカウンターで位相差を作り出している。ところで、DDSチップを使うと比較的簡単に位相差を作ることができる。共通のクロックを使った2つのDDSチップに対して、同一の周波数を指定してやり、片方のDDSを90度ずらしてやるのだ。アナログデバイス社のデータシートにやり方が書いてあった。

現在ではAD995xシリーズのDDSを使って、それを74AC74よりも対応周波数の高いフリップフロップで1/4にしているのが主流らしい。AD995xだと1個3000円くらいするので、AD9834を2個使ってIQ-DDSを作るのも面白いかもしれない。周波数の足りない分はICS512Mを使えば、4倍しても大丈夫なようだ。

いまやっているのはRCで90度を得る方法。これはSoftRockのVersion5で使われていたが、今回は6メータでやっている。正確に90度を得るのは難しいので、半固定抵抗を入れて受信しながら、イメージを削除するというやり方で調整を取っている。いくつかの回路を試してみたところ、ほぼ大丈夫なところまできた。74AC04で発振させRCで90度ずらした後、余ったインバータで波形を整えるという方法だ。これだと安定して信号を得ることができた。

このRCで作った回路の上にDDSで位相差を作った信号を流してやれば、周波数範囲の拡大が簡単にできる。74AC04をコネクタにしておき、DDSボードと差し替えるようにすればよい。2つDDSを使うのはもったいないので、ICS672を使う方法も考えられる。コスト次第だ。

話はずれるが、面白いチップを見つけた。抵抗値でカットオフ周波数を変化できるフィルタだ。データシートを見る限り、かなりシャープな特性が得られそうだ。何に使うかはもう少し後で。

DDS-33をUSBでコントロール

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じつはDDS-34を作るのと同時にUSBからコントロールするソフトを書いていた。プログラムをBasicで書くのは実に10年ぶり以上になる。久しぶりに書こうと思ったら、かなり勝手がちがうので少し手間取ってしまった。


DDS33_USB

USBとのインタフェースはFT245RLを使った。ここではまったのがSPIだった。FT245RLでは直接SPIへの接続ができないので、BitBangモードというのを使い、1bitずつ信号を出力しなくてはいけなかった。どうしても動かないので、少しあきらめかけていたが、あちこちのSPIに関する情報を読んで、1箇所だけ、本当に1ビット変えただけで動いた。詳細は、もう少ししたらコントロールソフトを公開するのでそのときに。

ということでDDS-34はUSBコントロールできる仕様にする予定。

DDS-34

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DDS-34

じつはかなり前から準備していたAD9834を使ったDDSユニットができました。これまでのDDS-33と比べると周波数の上限が25MHzh付近まで延び、21MHz帯もカバーします。使い方はDDS-33とまったく同じ。AD9834用のソフトをここからダウンロードして使います。でも、AD9833用のソフトでもコントロールすることができました。

正式な基板の発注はこれからですが、試作用の基板でも良いと言う方にはすぐにお分けすることができます。価格は送料込みで4000円です。基板は3枚あるので、なくなったら終了です。ご希望の方はメールを下さい。