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ミューオンは、発生方法で2種類ある。ひとつは、宇宙線が大気に飛び込んで作られるミューオンで、もうひとつは実験で陽子線を使ってパイ中間子から人工的に作られるミューオンだ。ミューオンの平均寿命は2.2×10-6秒とされているが、これは実験で作られた場合の平均寿命だ。大気で作られるミューオンの平均寿命は推測でしかない。
ミューオンの平均寿命が長くなっているという考察は、宇宙線で作られたミューオンが予想よりも長い距離を飛んでいることが観測されたからだ。地上から6km上空で作られるミューオンが2.2×10-6秒では、700mしか飛ばないから地表では観測できないはずだからだ。その説明のため、光速に近い速度で飛ぶと相対性理論の解釈では時間が遅くなるので、長い距離を飛ぶことが出来る、と予想されている。その詳しい考察が次のPDFに書かれている。
http://rokamoto.sakura.ne.jp/education/physicsIIB/life1.pdf
でも、宇宙線から作られたミューオンの平均寿命は誰も測定したことがない。6km上空で作られたと予想して地上で観測できたという事実だけだ。特殊相対性理論では時間が遅れるとされるが、光速で移動する場合の時間の遅れを誰も実際に測定したことはない。
では何が起きているのか? 可能性として考えられるのは、大気から宇宙線で作られるミューオンが、光速より速い速度で移動していることだ。電気的地球科学では宇宙線の速度は光速より速い。ミューオンは超光速の宇宙線の衝突で飛び出たパイ中間子から生じる。ミューオンの速度も光の速度を超えていると予想できる。
では、GPSなどで宇宙空間で衛星に積んだ原子時計が時間の遅れを示している、という現象があるが、あれはどうなっているのだろう? 原子の励起周波数、あるいは半減期が変化している可能性がある。
ミューオンは非常に透過力の強い粒子だ。大気中で光の速度より速くても、ある程度の距離は進むことが出来るのだと考えられる。
湿った空気が山にぶつかると、高度が上昇して水蒸気が結露して雨になる、と普通は説明されている。日本では日本海で発生した大量の水を含んだ空気が偏西風に流されて、日本列島の山脈にぶつかり、雨、雪を降らせる。
山ではじっさいに雲が出来る光景を見ることができる。これを見てほしい。
雲は木の上から湧いてくるように見える。
ところで、植物が光合成を行うカルビン回路がある。カルビン回路は二酸化炭素と水から炭酸同化作用で炭化水素化合物をつくる。ATP合成ではあまった水素原子を放出する。カルビン回路は1秒間に17回サイクルを繰り返すといわれている。
カルビン回路中の葉緑素は、光を受けると電子を放出する。通常のこの電子は、ATPの合成に使われるとされている。植物は、太陽光があるときは、酸素、水素イオンと電子を作っているわけだ。これは雨の材料だ。
12H2O -> 6O2 + 24H+ + 24e-
しかし、もう少し観察すると、同じ植物のある平地では、雲の発生を見ることはない。水田などは格好の水蒸気の発生する場所と思えるが、水田から雲が湧いている光景は見たことがない。平地の林があれば、比較できるはずだが、残念ながら日本には平地林がほとんど残っていないのだ。
そこで予想できるのは次のようなメカニズムだ。
太陽光に含まれる紫外線が酸素をオゾンに変える。地殻内部から電子が放出されるが、電離層のプラスに引かれるので、電離層により近い山から大量の電子が出てくる。電離層からプロトンが降りてくる。電離層から降りてくるプロトンは、通常大気電流として観測される。大気電流が増えると地表と電離層の間で電位差が低下するので、気圧も低くなる。
低気圧が発生するのは、大気電流が増えることで、それはプロトンの移動が増えるためだ。大気中のプロトン濃度、通常は水素濃度として観測されるが、水素原子が増えるとオゾンと反応しやすくなり、雲が発生する。オゾンと水素原子の反応には地表から放出される電子が関わっている。
地表の電子がなぜ放出されるかという問題もある。これは、地殻内部に大量の電子があるためで、電子の持つ電位がばらばらであるため、誘電体バリア放電が起きていると考えられる。誘電体バリア放電については別にまた書きたい。
9月28日にインドネシア、スラウェシ島を震源とする地震では、奇妙な現象が起きていた。
http://time.com/5413507/liquefaction-indonesia-earthquake-damage/
大量の泥と水が噴出して、数キロにわたって村や畑を押し流していたのだ。報道では、液状化と地滑りが起きたとされている。
周辺を見ると東側に標高200m程度の丘陵地が広がっているが、傾斜は非常に緩やかだ。通常であれば地滑りの起きる地形ではない。液状化が起きたとされるが、地震による液状化現象は、砂地で地下水が大量にある場合に起きる。現場の画像からは、赤土が流れている。
「地中から噴き出した泥は「高さ約10メートルはある教会の屋根まで達した」。」
地下にたまっていた大量の赤土の泥が湧き出したと考えられるのだ。赤土は岩石の相転移の結果できたのだ。
電気的地球科学では、地球内部では相転移による体積膨張が起きていると考えている。膨張が具体的にどのような形で地表に現れるのか、漠然としかわからなかった。しかし、今回の地震で現れた大量の泥水は、地球膨張のひとつのパターンと考えられる。
インドネシア周辺は、スンダ大陸があったと推測されているが、海中に沈んだのではなく、膨張により大陸が分かれて、多くの島になった。現在も膨張が続いている場所だ。
台風24号は非常に強力な台風だった。ひまわり8号の画像で24号をチェックしていると、不思議なパターンがあることに気がついた。
赤線で囲んだ外側に引かれた筋はなんだろう?
同じような筋は、巨大ハリケーン・フローレンスにもあった。いろいろ調べてみると、これはプラズマ放電で作られる渦の周辺に見られるパターンと同じだ。
大気は電離しているのでプラズマだ。台風の中心と周辺には電位差が生じている。気圧は電離層と地表の電位差が作っているからだ。台風の周辺では、電位差によってイオン風が生じている。イオン風の向きは、台風の渦の方角とは異なり、台風の内側から外側に向かって吹く。このとき、雲がイオン風によって押し流されるので、糸を引いたような筋雲が現れる。
一般的には、台風の渦の下側から吸い込まれた空気が、渦の上層から外側に吐き出されると説明されている。そのとおりなら、内側にも筋雲が出来るはずだが見当たらない。
外側に向かった筋雲は、台風が大気プラズマによる電磁気現象である証拠といえる。
もし、光が空間を通り過ぎる電磁波なら、空気を構成する酸素分子、窒素分子は邪魔者でしかない。電磁波は、分子の隙間を通り抜けて飛んでいくことになる。すると空気の圧力が高くなると分子の密度が増えるので、空気は不透明になるのかといえば、そうはならない。空気を圧縮すると窒素、酸素が液体になる。酸素を液体にするのは大変だが、窒素は比較的液体になりやすい。液体窒素は透明だ。
もっと手軽にわかるのは水だろう。ガラス容器に入れた水は透明だ。水はH2Oがくっついた状態で存在する。光は酸素原子、水素原子の隙間を潜り抜けてくると考えられる。
ところで、空気には陽炎という現象がある。温度差、つまり密度の違う空気を通るとき、光が屈折するので、背後の景色がゆれて見える現象だ。ガスコンロの火の上でも陽炎を見ることが出来る。同じようにガラスのコップに入れた水に、お湯を注ぐと陽炎と同じ効果が現れる。これは密度差によるものだろうか?
もし、光が電磁波で原子の隙間を通って伝わっているのなら、密度の違う気体が混ざっていても、光の直進性には変化がないはずだ。光は空間を伝わるので、原子核や電子には影響されないからだ。密度の違う気体で光が屈折するのは、光が電界のパルスで、原子核(陽子)、電子そのものが、電界のパルスを再発生させることで伝播しているからではないか?
たとえば、気体の密度が違うと、ある一定時間に200個の陽子を媒体にしていた電界が、100個の陽子を媒体にするようになる。少しだけ電界の伝わる速度が速くなる。また温度が違うため、陽子による電界の再発生で、方向がずれる。陽子の速度が違うためだ。陽炎のような光のずれは、電界の再発生で説明できる。
空気が透明であるわけは、空気の陽子、電子が光の電界を再発生させているためだった。抽象的な概念である空間を持ち出すことなく、光の伝播は説明できる。
固体には不透明な物質が多いが、これは原子核に入った電界のパルスがランダムな向きに再発生されるためだろう。結晶のように原子核の方向が揃っていると光を通すことになる。