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湿った空気が山にぶつかると、高度が上昇して水蒸気が結露して雨になる、と普通は説明されている。日本では日本海で発生した大量の水を含んだ空気が偏西風に流されて、日本列島の山脈にぶつかり、雨、雪を降らせる。
山ではじっさいに雲が出来る光景を見ることができる。これを見てほしい。
雲は木の上から湧いてくるように見える。
ところで、植物が光合成を行うカルビン回路がある。カルビン回路は二酸化炭素と水から炭酸同化作用で炭化水素化合物をつくる。ATP合成ではあまった水素原子を放出する。カルビン回路は1秒間に17回サイクルを繰り返すといわれている。
カルビン回路中の葉緑素は、光を受けると電子を放出する。通常のこの電子は、ATPの合成に使われるとされている。植物は、太陽光があるときは、酸素、水素イオンと電子を作っているわけだ。これは雨の材料だ。
12H2O -> 6O2 + 24H+ + 24e-
しかし、もう少し観察すると、同じ植物のある平地では、雲の発生を見ることはない。水田などは格好の水蒸気の発生する場所と思えるが、水田から雲が湧いている光景は見たことがない。平地の林があれば、比較できるはずだが、残念ながら日本には平地林がほとんど残っていないのだ。
そこで予想できるのは次のようなメカニズムだ。
太陽光に含まれる紫外線が酸素をオゾンに変える。地殻内部から電子が放出されるが、電離層のプラスに引かれるので、電離層により近い山から大量の電子が出てくる。電離層からプロトンが降りてくる。電離層から降りてくるプロトンは、通常大気電流として観測される。大気電流が増えると地表と電離層の間で電位差が低下するので、気圧も低くなる。
低気圧が発生するのは、大気電流が増えることで、それはプロトンの移動が増えるためだ。大気中のプロトン濃度、通常は水素濃度として観測されるが、水素原子が増えるとオゾンと反応しやすくなり、雲が発生する。オゾンと水素原子の反応には地表から放出される電子が関わっている。
地表の電子がなぜ放出されるかという問題もある。これは、地殻内部に大量の電子があるためで、電子の持つ電位がばらばらであるため、誘電体バリア放電が起きていると考えられる。誘電体バリア放電については別にまた書きたい。
9月28日にインドネシア、スラウェシ島を震源とする地震では、奇妙な現象が起きていた。
http://time.com/5413507/liquefaction-indonesia-earthquake-damage/
大量の泥と水が噴出して、数キロにわたって村や畑を押し流していたのだ。報道では、液状化と地滑りが起きたとされている。
周辺を見ると東側に標高200m程度の丘陵地が広がっているが、傾斜は非常に緩やかだ。通常であれば地滑りの起きる地形ではない。液状化が起きたとされるが、地震による液状化現象は、砂地で地下水が大量にある場合に起きる。現場の画像からは、赤土が流れている。
「地中から噴き出した泥は「高さ約10メートルはある教会の屋根まで達した」。」
地下にたまっていた大量の赤土の泥が湧き出したと考えられるのだ。赤土は岩石の相転移の結果できたのだ。
電気的地球科学では、地球内部では相転移による体積膨張が起きていると考えている。膨張が具体的にどのような形で地表に現れるのか、漠然としかわからなかった。しかし、今回の地震で現れた大量の泥水は、地球膨張のひとつのパターンと考えられる。
インドネシア周辺は、スンダ大陸があったと推測されているが、海中に沈んだのではなく、膨張により大陸が分かれて、多くの島になった。現在も膨張が続いている場所だ。
台風24号は非常に強力な台風だった。ひまわり8号の画像で24号をチェックしていると、不思議なパターンがあることに気がついた。
赤線で囲んだ外側に引かれた筋はなんだろう?
同じような筋は、巨大ハリケーン・フローレンスにもあった。いろいろ調べてみると、これはプラズマ放電で作られる渦の周辺に見られるパターンと同じだ。
大気は電離しているのでプラズマだ。台風の中心と周辺には電位差が生じている。気圧は電離層と地表の電位差が作っているからだ。台風の周辺では、電位差によってイオン風が生じている。イオン風の向きは、台風の渦の方角とは異なり、台風の内側から外側に向かって吹く。このとき、雲がイオン風によって押し流されるので、糸を引いたような筋雲が現れる。
一般的には、台風の渦の下側から吸い込まれた空気が、渦の上層から外側に吐き出されると説明されている。そのとおりなら、内側にも筋雲が出来るはずだが見当たらない。
外側に向かった筋雲は、台風が大気プラズマによる電磁気現象である証拠といえる。
もし、光が空間を通り過ぎる電磁波なら、空気を構成する酸素分子、窒素分子は邪魔者でしかない。電磁波は、分子の隙間を通り抜けて飛んでいくことになる。すると空気の圧力が高くなると分子の密度が増えるので、空気は不透明になるのかといえば、そうはならない。空気を圧縮すると窒素、酸素が液体になる。酸素を液体にするのは大変だが、窒素は比較的液体になりやすい。液体窒素は透明だ。
もっと手軽にわかるのは水だろう。ガラス容器に入れた水は透明だ。水はH2Oがくっついた状態で存在する。光は酸素原子、水素原子の隙間を潜り抜けてくると考えられる。
ところで、空気には陽炎という現象がある。温度差、つまり密度の違う空気を通るとき、光が屈折するので、背後の景色がゆれて見える現象だ。ガスコンロの火の上でも陽炎を見ることが出来る。同じようにガラスのコップに入れた水に、お湯を注ぐと陽炎と同じ効果が現れる。これは密度差によるものだろうか?
もし、光が電磁波で原子の隙間を通って伝わっているのなら、密度の違う気体が混ざっていても、光の直進性には変化がないはずだ。光は空間を伝わるので、原子核や電子には影響されないからだ。密度の違う気体で光が屈折するのは、光が電界のパルスで、原子核(陽子)、電子そのものが、電界のパルスを再発生させることで伝播しているからではないか?
たとえば、気体の密度が違うと、ある一定時間に200個の陽子を媒体にしていた電界が、100個の陽子を媒体にするようになる。少しだけ電界の伝わる速度が速くなる。また温度が違うため、陽子による電界の再発生で、方向がずれる。陽子の速度が違うためだ。陽炎のような光のずれは、電界の再発生で説明できる。
空気が透明であるわけは、空気の陽子、電子が光の電界を再発生させているためだった。抽象的な概念である空間を持ち出すことなく、光の伝播は説明できる。
固体には不透明な物質が多いが、これは原子核に入った電界のパルスがランダムな向きに再発生されるためだろう。結晶のように原子核の方向が揃っていると光を通すことになる。
地球の自転速度が低下しており、地震が増えると予測する科学者がいるらしい。しかし、このブログを読んでいる人は、地震が増えるのは自転速度の低下ではなく、増加のためであることを理解しているはずだ。自転速度と地震とのメカニズムを明らかにしている電気的地球科学は、きわめて明快に前述の予測を否定できる。
しかし、一般には北半球で9月に地震、台風が増えることは統計的に知られている。IRISのSeismic Monitorを見ていると、北半球が冬になる11月から3月は地震も減る傾向にある。これは、北半球が地軸の傾きで太陽に対して近くなるためだと考えられる。また、IERSの観測では、1年のうちもっとも自転速度が速くなるのが7月から8月ごろだ。
地震は自転速度を調整する役割があるので、自転速度が速くなる時期に地震も増える。
しかし、自転速度とは関係のない地震もある。深さが100km以上の深発地震は、マグマの存在する10kmから50kmよりはるかに深い場所を震源としている。深発地震の原因は、カンラン石の相転移で放出される電子が大量に発生するためだと考えられる。
USGSのサイトから、深度が100km以上、M4.5以上の地震を検索してみた。2017年12月、翌1月の2ヶ月間に起きた回数は207回、7,8月では169回だが、その地震の強度は明らかに7.8月のほうが大きい。
↑201712_201801
↑201807_201808
マグニチュードは1つ増えると威力は10倍違う。7,8月の深発地震は、大量の電子が放出された結果といえる。ではなぜ、7,8月にカンラン石の相転移が増えるのだろうか?
カンラン石は地球内部に大量に含まれるメタンと反応して相転移すると予測している。化学反応だ。電気的地球科学では、核分裂、核反応は太陽との距離に関係していると考えている。太陽ニュートリノの影響だ。太陽ニュートリノはカンラン石の相転移にも影響しているのではないだろうか?
地球の公転軌道は楕円だ。遠日点と近日点の差は500万キロある。7月は最も太陽から遠い時期だ。太陽ニュートリノの密度が低下する。太陽から地球が遠ざかるとニュートリノにより与えられている陽子の電荷が減少する。陽子振動が弱くなるため、原子を維持する力が弱まる。原子同士の結合も弱くなるのではないか? するとカンラン石の相転移が増え、放出される電子も増える。深い深度で放出された電子は、遠心力で徐々に地表に向かう。やがてマグマの電流に加わるか、誘電体の花崗岩、玄武岩に充填されることになる。深発地震は将来の地表近くでの地震を準備していることになる。