サービス中です
ハムスクエアでは、お盆期間中のサービスとして、Soft66Dに3.5Mと7MのOSCを2つおまけしています。サービス用のOSCは6つのみ。なくなり次第終了します。
またSoft66D用の周波数拡張キットを使うと、HF帯をカバーできるようになります。21M帯用のOSCもあります。
エクスパックを使って送って欲しい方は、一緒にACアダプタを注文してください。ACアダプタはエクスパックでお送りしています。400円で500円のエクスパックを使うのには、ちょっとしたわけがありますが、どうぞご利用下さい(ACアダプタだけの購入はできません。総額が2000円以上の場合に限ります)。
#お盆サービス、終了しました。3.5Mと7MのOSCをつけるサービスは、おかげさまで本日終了いたしました。
7M帯の混雑にびっくり
試作した基板で7Mを聞いていたら、めちゃくちゃたくさんの局が出ていることに気が付いた。今日はフィールドデーコンテストだそうだ。Rockyで見たバンドの様子は、信号をあらわすバーが無数に上下している。一つ一つがCWの信号であることがすぐにわかる。ソフトウェアラジオの面白いところは、バンド内の様子を手にとるように見ることができる点だ。高級機についているバンドスコープと同じ機能を簡単に手に入れることができる。
ところで画像は中心周波数が7.03MHzになっている。スプリアスも非常に少ない。現在Soft66の新バージョンを製作している。詳細はまだ公表できないけど、非常に面白い機能をつけた。完成にはまだしばらくかかりそうだ。
Soft66D改良キット
Soft66Dを感度アップ、対応周波数拡大するためのキットをお分けします。内容は74AC74と74HC4066。送料込みで300円です。このキットを使うと、30MHzまで受信可能になります。
21.2MHzのOSCもあります。
感度アップの方法
Soft66Dは、Soft66よりも若干感度が落ちる。その理由にはオペアンプの性能もあるが、もうひとつミキサー自体の性能がある。標準的に配布しているキットにはTC4066BPを使っている。これで10Mくらいまで使用できるが、4066のハイスピードバージョンであるHD74HC4066に変更すると、もう少しだけ感度が良くなる。HD74HC4066は200Mまで使用できる性能を持つ。しかし、手前の74HC74は30から60M程度までしか対応できない。現在、全体を見直した改良版を製作中。目標は144Mまでの対応だ。
後でわかったが、HD74HC4066のbandwidthの200MHzは、入力する信号で、スイッチングできるのは30MHzまでのようだ。そうすると3126か3253を使わないといけないのかなあ。東芝がTC7WB66FKを安く売ってくれれば、話は簡単なんだけど。
広帯域バージョンについて
現在オークションに出品している広帯域バージョンは、以前のものと構成が若干変わっているが、回路はほとんど同じ。違うのはTC4W66からTC7W66FUに変更したことと、74AC74をなくして、LTC6908という90°位相差のある信号を直接発信させることのできる素子を使っている点だ。LTC6908はリニアテクノロジー社のオシレータICで、クロック用なのであまり安定度は良くない。でも通常の放送を聞くには十分安定している。ただ、周波数の高い領域では、半固定抵抗をまわすと急激に周波数が変化してしまうので、合わせるのに少しコツがいる。SSBやCWも聞こえなくはないが、お勧めできない。広帯域バージョンは、ソフトウェアラジオを体験する入門用といえる。
面白い使い方は、6908の最低発振周波数が50kHzくらいなので、長波を聞くこともできる。半固定抵抗を2MΩのモノに替えるといい。