Category: バイク
中国は一大バイクブームの真っ最中
August 10th, 201430年ほど前の日本はバイクブームだった。毎月のように新車が発売され、みんな競って買った。いま、中国では、まさに同じことが起きている。オフロードバイクも人気で、ツーリングを楽しむ人たちも多い。
こーんなかわいい娘もバイクを楽しんでいる。
どんなバイクに乗っているか? 気になるのだが、それはこれから何回かに分けてご紹介することにする。
フロントをムースに!
May 13th, 2014タイヤの内部には空気が入っている。同じようにゴムの中に空気の入っているものに、バスケットボール、バレーボールがある。空気を入れたボールはよく弾む。タイヤも同じで、空気を入れたタイヤホイールを堅い地面に落とすと、ポンとよく弾む。
タイヤは地面との反発力で衝撃を吸収するというが、正確に言えば、空気の圧力によって弾性反発するのだ。これがバイクにとってどういう意味であるかは、明瞭だ。堅い石にぶつかったフロントタイヤは、跳ね返り、操縦性を悪くする。
ガレ場では、よくどこにバイクが行くのかわからない状態になりやすい。これはタイヤに空気が詰まっているからにほかならない。では、ムースならどうだろう。ムースを入れたタイヤホイールをコンクリの上に落とすとほとんど反発しないことに気がつく。ムースは空気チューブのような弾力がないからだ。
これは、EPDMというスポンジゴムをカットして、タイヤの中に入れたもの。カッターで切って、タイヤにつめると中でリムの形に変形してくれる。
フロントだけでもムースにすると、ガレ場での操縦性が格段にアップするので、ぜひ試してほしい。
したの画像は、今年のニュータイヤ・VRM340(120/100-18)。ボディ剛性をアップ、サイドの厚みも増してある。ブロックは欠けないように下が太くなっている。爺が岳では3台のマシンがVRM340をはいて走った。いずれも好評だった。
VRM340はミディアムソフトからハード対応のVRM140をベースにしてある。
VeeRubberタイヤ、JNCC公認申請
January 17th, 2014今年から導入されるJNCCの公認タイヤ制度にVeeRubberは申請を行いました。今年もJNCCをはじめとするすべての大会で、VeeRubberタイヤを使用することができます。
タイヤ規制というと、エンデューロではFIM適合タイヤがあります。FIMという国際的レース団体が、レースの安全と環境への配慮から行っている規格です。ほとんどの人はブロックの高さが13mmという規制を知っていると思いますが、もうひとつ、タイヤ剛性が48M以上という規制があります。
48Mとは、ロードインデックス(耐加重)180kg、速度レーティング、130kmという意味です。タイヤの剛性についての規制といえます。エンデューロバイクが約100kgでライダーが80kgとすれば、ぎりぎりの剛性ということができます。
しかし、近年のソフトタイヤの流行は、タイヤ剛性を犠牲にして、グリップを求める方向性に向かっていました。タイヤ剛性が低いと、タイヤの操縦安定性も低くなります。また、パンクしやすくなるため、全体的な安全性に不安が出てきます。
JNCCのタイヤ公認制度は、おそらくこのような危惧に基づく対応ではないかと、部外者ながら、推測しています。技量、技術力の高いAAライダーであれば、タイヤ剛性の不足を補える力量も備えているわけですが、一般のライダーにとっては、安全性の欠如は、けがに直結する可能性があります。安全な大会運営を目指すために、タイヤ公認制度を導入したことは、望ましいことだと考えます。
VeeRubberタイヤも、TACKEEコンパウンドという柔らかなタイヤを提供していますが、一番柔らかなVRM300Rでも64Mという十分な剛性があります。いずれのTACKEEも安心してお使いいただけると自負しています。
マナブスクール! というよりタイヤの秘密
November 17th, 2013先週は、JNCCランキング2位の渡部学さんのライディングスクールを受けました。実践的な指導で、たいへん勉強になりました。
ライディング以上に参考になったのは、タイヤセッティングです。以前から、鈴木監督のタイヤが妙にへこんでいるのを見て、気になっていたのですが、マナブさんのタイヤも同じでした。
手で押してみるとベコベコにやわらかい。フロントよりもリアが柔らかかった。聞いてみると、わざとへたったムースを入れているとのこと。「リムで走っているようなもの」というとおり、空気圧に換算すると、パンク状態といってもいいほど。
どうしてなのか、気になりながら、講習を受けていましたが、ガレ場の上りでスタックしたときを想定して、押す練習をしたときにわかりました。この写真は、私がやっているところですが、VRM211B TACKEEでは、スタックしないで上ってしまいます。
マナブさんが押すお手本を見せてくれたのですが、タイヤがグリップしない、というかタイヤが逃げているのを見て気がつきました。
遠心力でブロックを地面に押し付けて走っている。
これがパンク状態に等しいタイヤがグリップを得ている理由です。遠心力のほとんどないスタックからの発進では、ブロックがロックに押し付けられていないので、グリップがないのです。
非常にハイスピードで走るライダーだけが可能な、遠心力によるグリップ。とても自分のような低速ライダーでは想像できない領域を垣間見ることができました。
(画像は主催者からもらいました)
ちなみに翌日の講習では、ブレーキターンからアクセルターンで、コンパクトに曲がる練習をしました。雨でどろどろの路面なので簡単にターンできるかと思ったら、なんとTACKEEのグリップが良すぎる。ブレーキターンからアクセルを開けると、グリップしてしまって外側に押し出されてしまう。隣でやってたO田君も、「だめだ、グリップする」と同じタイヤで同じ現象。思いっきり倒して、クラッチをガンとつないでなんとかターンできるようになりました。
ハーフムースの材料入荷
October 14th, 2013ハーフムースの材料、EPDMスポンジゴムが入荷しました。リアタイヤ1本分で5000円(
送料込)です。適応サイズは140/80-18です。2.75-18のチューブはアマゾンから買うと安いです。5セットしかありませんので売り切れたらごめん、です。ご希望の方はメールください。
輪切りムースをあけてみた
August 29th, 2013輪切りムースが入れた後、どうなっているかみてみた。EPDMスポンジを自分で切って入れたフロントをあけてみると、こんな感じになっていた。
1個はずして、元の輪切りと比べてみると、見事にタイヤ内部の形に整形されている。
ちょっと、圧力が低くなってきたので、1個追加した。この調子だと、しばらくこのまま使えそうだ。