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ケース加工
February 1st, 2009SMDを使った次のバージョンは、大体決まってきたのだけれども、ケースをつけるかどうかで迷っている。ケース自体は、それほどのコストがかからないが、USB、3.5ミリプラグの穴などを4つあける必要がある。USBは四角になる。この穴の加工の費用が高い。ケース本体よりも高くなる。なんか馬鹿らしいので、ほかの方法を考えているところだ。数がまとまれば、中国に発注という手も使えるのだけれども、いきなり数百個も作ることはできない。どうしようか?
↓こんなのも考えている。

RF増幅
January 14th, 2009回路もだいぶ固まってきたので、素子の選定を行っている。次の3つの画像を見て欲しい。



1つ目は、従来のJ310で受信したRocky。ノイズフロアは81~82dbを指している。2番目は、2SK192を4つパラにしたもの。87~88dbとかなり改善されている。3つ目はBF1108Rで、今回スイッチに使うために取り寄せたFETだが、増幅に使ってみた。1個で87dbとかなり良い。ちょっと悩んでいる。
開発中
January 6th, 2009いまやっているのが、これ。

すべて、表面実装部品となる予定。キットで出すか、完成品のみにするかを検討しているところ。バンドパスフィルタは8個搭載できる。最大受信周波数は、35Mくらい。
QSDは、SN74CBT3036でFST3236の半分のチップなのだが、変更するかもしれない。1G程度まで使えるFETスイッチを探したので、試してみるつもり。結果がよければ、FETスイッチを使う。
Soft66ADのADはAD9834から取ったが、66は4066を使わなくなっても残そうと思う。回路的には、USBから電源を取っているので、ノイズが心配だ。コスト面を無視すれば、USBと絶縁するのがよい。この辺は、検討する余地がある。
正体不明ラジオはKK-D680
December 10th, 2008デジタルラジオのサンプルが届いた。KchiboというメーカーのKK-D680だ。見た目は、普通のポケットラジオと変わらない。DSPと大きなロゴとシールが張ってある。中国でもDSPラジオは、ほかのラジオよりもだいぶ高価な価格で販売されている。つくりは非常にしっかりした感じだ。電池を入れてみるとあっさりと鳴った。当たり前か。感度も普通。短波で7MにあわせてみるとSSBのモガモガが聞こえてきた。思ったよりも感度がいいらしい。FM、中波と試してみたが、聞いた感じからは、デジタルとは思えない。操作感は非常にカチッとしていて、気持ちが良い。ダイヤルもスムースだ。
IQ信号が上手く取り出せたらいいなあ、と思いながら早速中身を空けてみた。ネジを4本はずすと簡単にあいた。中国製のラジオは、あちこち無理な作りをしている場合が多かったが、これはとてもよくできている。金型がいいのかもしれない。基板上には、銅でシールドされた部分がある。これがたぶん、DSP本体なのだろう。ハンダで封がしてあるので、慎重に開けていく。LCDの枠も丁寧に取ると、チップが見えてくるはずだったが、あけてびっくり、なんと肝心のDSPチップが真っ黒な樹脂で封印されている。ブラックボックスだ。
これでは、何が使われているかさっぱりわからない。じつは某所からの情報で、ある程度中身はわかっていた。シリコンラボラトリーのSI4734と東芝のTC9318を組み合わせてあるらしい。シリコンチューナーとMCUを1個にして、ハンダ付けしやすいように、QFP状の基板にのせたようだ。どうやら北京にある会社が開発したモヂュールだそうだ。中国国内で製造されているDSPラジオは、すべて同じモヂュールを使っているらしい。
気を取り直して、信号をどこから取り出すか、追ってみた。AF増幅のD2822AというSOPチップからたどっていくと、モヂュールの端子に行き着いた。なんとこのラジオ、モノラルのはずなのだが、モデュールの寸前までステレオで回路が実装されている。とても奇妙な構成になっている。
ということで、たいへん申し訳ないけど、IQ信号を取り出すことはできなかった。でも、確実にできる機種があることがわかっている。来春早々に販売されるそうなので、ぜひ入手してみたい。
パラメトリックスピーカ、経過
December 1st, 2008じつはパラメトリックスピーカーの開発は、その後も進んでいる。周波数変調も加えたDSB and FM mixed modulatorを製作しているわけだが、いくつかの問題点が出てきた。ひとつは、調整が難しいということ。周波数変調の度合いを調整するところで、これが増幅度との兼ね合いで変化してしまう問題がある。現在は、クリスタルから555に変えて発振させている。周波数の調整と変調の調整が二つ必要になってしまった。調整が面倒な点を除けば、音質はかなり改善された。普通にテレビ、ラジオの音声が聞こえるようになった。パラメトリック効果の制限もある程度わかってきた。500Hz以下の低音を流すと、非常にひずみが増える。現在の回路では、1kHzくらいにカットオフ周波数を設定したハイパスフィルタと7kHzのカットオフ周波数を持つローパスフィルタを組み合わせている。この辺は、デジタル処理すれば、もっと良くなると思われる。
また、超音波スピーカーの個数も増やしてみた。200個を一度に駆動した音量は圧巻だ。本当にうるさいほどの音が出る。
そうそう、この試作機を持って、ラジオライフの東京ペディションに出店する予定。12月23日に渋谷で開催される。くわしくは、ラジオライフの1月号を見て欲しい。
パッチ
July 13th, 2005使用しているスクリプトにセキュリティ上の問題があることが発覚した。さっそくパッチをあててみた。フリーなのにこういう対応が早いのはいい。