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Soft66ADD
February 20th, 2010これまで、Soft66ADシリーズの受信周波数の上限は、30MHz程度と公表していた。受信しようと思えば、70MHzくらいまで受信できるのだがいくつか問題があった。高調波とUSBからのノイズが問題だった。Soft66GPSと同じ基板を使用したSoft66ADDでは、デジタル部分とアナログ部分を分離したので、これらの問題をほぼ解決することができた。それで受信上限周波数は70MHzまでと公表することが可能になった。もう少し工夫すれば、100MHzくらいまでいけそうなのだが。
NMEA
February 10th, 2010この2週間ほどNMEAプロトコルのプログラムを書いていた。毎日ある発送の合間に書いているので、まとまった時間が取れなくてあまり進まなかったが、とりあえず、周波数を変えてバンドパスフィルタの切り替えを行えるようになった。ひとつ問題があって、ときどきWI125との通信が止まってしまう事がある。USBを抜き差しすれば元に戻るのだけれども、めんどくさい。あらかじめハードウエア・リセットを作っておけばよかった。次の基板では、なんとかするつもり。
プログラムを書きながら7Mや3.5を聞いている。今日はハイバンドが出てきそうだったので、何度か聞いてみたがだめ。21.3付近にある中国の放送局がガンガン入っていた。7Mは日中ならコンディションが上がってきている。太陽黒点も増えているそうなので、今年は期待できそうだ。
コストダウン
February 3rd, 2010Soft66ADのコストで大きいのがAD9834とFT245RL。AD9834は置き換えが効かないので、仕方ないところだけども、FT245RLには、互換チップがある。公式には互換とうたっていないが、データシートを見るとピン配置はまったく同じ、スペックもほとんど同じになっている。どう考えても互換品としか思えない。このチップは台湾製で、日本での入手はできなかったので、中国の商社?に注文してみた。価格はFT245RLが450円くらいに対して、100円と安い。大量に発注すればもっと安くなりそうなのだが、今回はサンプル注文にとどめておいた。ほかにもコストダウンできそうなパーツがいくつかある。プリント基板は、最小線幅をもう少し太くすると製造コストを安くあげられる。BPFに使用しているチップインダクタは、1608からサイズを大きくすると半分にできそう。部品調達を全部海外から行って、いまのまま円高が続くなら、Soft66ADの価格を下げることができる。