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VeeRubberタイヤ、JNCC公認申請
January 17th, 2014今年から導入されるJNCCの公認タイヤ制度にVeeRubberは申請を行いました。今年もJNCCをはじめとするすべての大会で、VeeRubberタイヤを使用することができます。
タイヤ規制というと、エンデューロではFIM適合タイヤがあります。FIMという国際的レース団体が、レースの安全と環境への配慮から行っている規格です。ほとんどの人はブロックの高さが13mmという規制を知っていると思いますが、もうひとつ、タイヤ剛性が48M以上という規制があります。
48Mとは、ロードインデックス(耐加重)180kg、速度レーティング、130kmという意味です。タイヤの剛性についての規制といえます。エンデューロバイクが約100kgでライダーが80kgとすれば、ぎりぎりの剛性ということができます。
しかし、近年のソフトタイヤの流行は、タイヤ剛性を犠牲にして、グリップを求める方向性に向かっていました。タイヤ剛性が低いと、タイヤの操縦安定性も低くなります。また、パンクしやすくなるため、全体的な安全性に不安が出てきます。
JNCCのタイヤ公認制度は、おそらくこのような危惧に基づく対応ではないかと、部外者ながら、推測しています。技量、技術力の高いAAライダーであれば、タイヤ剛性の不足を補える力量も備えているわけですが、一般のライダーにとっては、安全性の欠如は、けがに直結する可能性があります。安全な大会運営を目指すために、タイヤ公認制度を導入したことは、望ましいことだと考えます。
VeeRubberタイヤも、TACKEEコンパウンドという柔らかなタイヤを提供していますが、一番柔らかなVRM300Rでも64Mという十分な剛性があります。いずれのTACKEEも安心してお使いいただけると自負しています。