ぼーぐのめがねを作ってみた,glasses of BORG
October 30th, 2010
スタートレックに出てくるボーグは、身体にさまざまなインプラントを埋め込んで、身体機能を拡張している。セブンオブナインはボーグから人間に戻るのだが、最後まで視覚インプラントをはずすことができなかった。
人間の感覚を拡張する器具を作って、ボーグの感覚を体験できるようにしてみた。ヘッドマウンドディスプレイと赤外線カメラを組み合わせただけだが、けっこう雰囲気は面白い。カメラは赤外線なので、暗闇でも見ることができる。これも拡張現実(Augmented Reality)のひとつ。MTM06に持っていく予定。
Making glasses of BORG
If you are Trekkie, you know BORG. BORG has many implant in their body. BORG expand the sense by electronics equipment. I made glasses of BORG with only $115USD.
You can look at the darkness in infrared rays with glasses of BORG. This is Augmented Reality. You can see real world with left eye. You can see infrared sight with right eye.
It is very simple. You need disintegrate infrared camera and assemble with glasses. Camera adhered in hot glue. I made glasses of BORG in about one hour.
It is cheap and simple. You can get AR Technology now.
パーマ屋ゆんた
September 29th, 2010夜寝ているときはいつもラジオを聴いている。8月になってNHKのラジオ深夜便では、ビギンの『パーマ屋ゆんた』が毎晩聴こえていた。最初は何気なく聴いていたのだけれども、「明日は内地に行くんでしょ」で始まる歌詞を聞いていくうちに歌の光景が、うつらうつらと浮かんできた。
どうやら、女子高生が学校に受かって、島から離れる前の日に髪を切りにパーマ屋にやってきた。赤ん坊のころから切っているパーマ屋のおばちゃんが、髪を切りながら、女子高生に語りかけている。内容は思い出話とも人生訓とも取れる話なのだ。たぶん椅子が2つしかない古いパーマ屋の店の中で、ライトで照らし出された女の子が座っている。
歌の主人公は、明らかに女子高生。おばちゃんは島を離れても「琉球舞踊は続けてよ」、「髪の根っこは染まらん」と故郷の大事さを説いていく。いっぽうで腕によりをかけて、「彼氏も心配する」ほどきれいにして、運命を信じて自分の人生を生きていきなさいと励ますわけだ。
ところが、最後にもう一度「明日は内地に行くんでしょ」で歌は終わる。最初のフレーズが心配して語りかけるような印象だったのに対して、最後の同じフレーズは、さびしいような、うらやましいような感じがするのはなぜだろう。何回か聴いていくうちに、このおばちゃんは、若いころ内地に行ったのではないかと気がつく。
そう思った瞬間に、この歌の本当の主人公は、おばちゃんになるのである。まるで、スターウオーズがルーク・スカイウオーカーから、ダースベーダーの物語に変わって行ったように。
「帰りは混んでるのが故郷」、「なんでなのかね運命は」といった歌詞は、じっさいの体験から来ていることがわかるのである。きっと、このおばちゃんは、若いころに内地に行って、何か事情があって島に戻ってきたのだ。夢破れての帰郷だったのかもしれない。明日島を出るこの娘に、若いときの自分を重ね合わせているのがはっきりとわかってくる。だから最後の「明日は内地に行くんでしょ」は、さみしさがこもったうらやましい響きがするのだ。
島を出て行く女子高生から、パーマ屋のおばちゃんへと歌の主人公が移動することで、歌はより普遍的な意味を持つ。地方から都会に出るのは、「ちゃんちきおけさ」や「故郷に帰りたい」でも歌われた近代の一大テーマだ。だから本土の私たちが聞いてもこの歌は魅力的なのだろう。
初期費用
September 7th, 2010いま、エンデューロ、モトクロスでもいいんだけど、新たに始めようと思ったらいくらかかるか計算してみた。
まずウエア、某有名通販ショップで調べた。同じくらいの物を中国ではいくらで売っているかを調べてみた。もちろん、中国はニセモノかもしれない。
通販 中国
ヘルメット 30000円 3000円
ジャージ 7000円 1000円
パンツ 17000円 3000円
グローブ 3000円 1000円
プロテクター 20000円 2000円
ニーパッド 9000円 1000円
ブーツ 27000円 10000円
ゴーグル 6000円 3000円
合計 119000円 24000円
これにバイクが必要になる。バイクは、ピンからキリといってもエンデューロに使えるバイクは限られるので、代表的なWRをあげてみると
WR250F 700000円
KTMなどの外車なら100万くらいになる。用品とあわせて、最低でも82万から120万くらいは必要なわけだ。
ところで、このくらいのお金をぽんと出せる人はどのくらいいるだろうか?ローンを組めば、買える人はたくさんいるだろう。でも仮に48回払いにしても月に3万くらいは支払いが必要だ。これは大きい。
エンデューロの場合は、これにトランスポータが必要だ。ハイエースなら中古でも100万はする。これではバイクを買って準備したら、レースに出るお金が出せなくなってしまう。
仮に全部中国製でそろえるといくらになるか? じつは中国製オフロードバイクは30万くらいで買える。日本まで輸入する費用を含めて。
そうすると中国製でそろえると33万円くらいで全部そろうことになる。これならキャッシュで買えるかもしれない。
じっさい、オーストラリアやヨーロッパの一部では、中国価格でバイク関連用品を購入することができる。アメリカはもともとかなり安く用品を売っている。バカ高いのは、日本だけなのだ。
日本のバイク市場は、バブル期の10分の1まで縮小したらしい。確かにオフロードでは、20歳代のライダーを見かけることが少なくなった。雇用不安、格差など原因はあるだろう。でも、日本の高い用品をなんとかしようと努力した人は、上野駅にあったバイク用品店以外聞いたことがない。
バイクは趣味のもの、だからいくら高価でもいいものを売るのがいい。たしかにそうした考えもある。否定するものではない。でも裾野の狭いジャンルは、長くは続かない。
私がはじめてバイクを買ったとき、DT125が15万だった。ローンを組んでも毎月1万くらいで買えた。少し経ってモトクロッサーを買ったときは30万くらい。けっして無理な買い物ではなかった。
バイク業界も、市場を守るだけでなく、価格を下げる努力をするときが来たのだと思う。
#ついでに1回レースに出るといくらかかるか計算してみた。
エントリー代 10000円~15000円
タイヤ 12000円(リア)
ガソリン 2000円
交通費 2000円~
飯代その他5000円
合計 約30000円
さらに本州から北海道に行くなら、交通費だけで5,6万かかる。
近くのレースに月1回出るだけで、3万+バイクのローン3万+車の経費で少なく見ても7,8万はかかることになる。バイクがこわれたら、またお金が飛んでいくから、エンデューロを楽しむのは、そうとうリッチな人間ということになる。
ロールオフ付ゴーグル
August 24th, 2010いつも電子部品を買っているサイトでは、バイク関係のパーツも売っている。ロールオフ付ゴーグルを見つけたので、サンプルを取り寄せてみた。
ううむ、なんかに似ている。
ロールの下には、最初から張り付き防止のナイロン糸が張ってある。これはかなりわかる人が作っているようだ。驚いたのは、付属のロールをセットすると、するすると勝手にロールがほぐれてくる。よく、ロールが途中で張り付いてしまい切れるというのは、ないようだ。
ゴーグル自体のつくりもいい。ただ、装着してみると、視界が少し狭く感じる。これは、ロールオフと組み合わせるゴーグルを変えれば、解消できるかもしれない。これからメーカーに発注する予定。販売価格は、爆安になる予定。
中国製エンデューロタイヤ、インプレッション
July 20th, 2010時間ができたので、中国製エンデューロタイヤで走ってきてみた。家から走り出してすぐに砂浜になるので、少し先にある砂利の敷いてある道に向かった。空気圧は0.8に設定。途中、砂浜を少し走ったが、グリップはいいほうだと思う。砂利道を少し走った。まっすぐなので、あまりよくわからなかった。
別の日に、少し離れた林道に出かけた。乗っているバイクがKTM125ということとタイヤの減り方が気になったので、意識的に後輪にパワーをかけて走ってみた。コーナーの立ち上がりでは、うまく後輪がスライドしている。左右非対称なので、何か癖があるかと思ったが、まったく感じなかった。それほどのテクニックもないからかも。
砂利が少し浮いた乾燥した路面を約1時間ほど走ってみた。実はこのタイヤ、140とあるが計測すると130しかない。KTM125で140サイズのタイヤをはくと、パワーがくわれて、思うように後輪をスライドできないが、このタイヤはちょうどよい大きさのようだ。2,3速で思うようにスライドできる。
トラクションをかけたときのグリップもいいのだが、リアブレーキがよく効くことに気がついた。驚いたのは、枝道に入って、泥がまだ乾いていない登りになったとき。わざと真ん中のどろどろの中を選んだのだが、ぐいぐい登ってくれる。キャンバーも狙ったラインをすんなり通れる。後輪が流れない。
このタイヤのゴムはかなり柔らかいほうなのだが、それが泥に対して非常によく効いているのだと思う。また途中にあった倒木を超えたとき、後輪がのりあげても左右に逃げない。ブロックがやわらかいので、まるでトライアルタイヤのように木をつかんでいる感触だった。
都合、1時間半ほど走り回った後が、この画像。
エンデューロタイヤとしては、減りやすいタイヤだと思う。その分、タイヤのやわらかさでグリップを稼いでいる面がある。KTM125のパワーにぴったりのフィーリングがする。4st250でも、同じようにちょうどいいと思う。ハイパワーエンデューロマシンには、少し物足りないかもしれない。
荷物が少し遅れていて、入荷は8月初めになる予定。入荷が伸びたので今月中8月8日まで予約してくれた人には、激安で提供中。
ちなみにFIMスタンダードと呼ばれる規格はつぎのとおり(2010エンデューロ技術規則から抜粋)。重要なのは16-4、16-5で、このタイヤはいずれもクリアしている。
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16-1 フロントタイヤの寸法は自由とする。ただし主催者が公道走行用に適合したタイヤの使用を義務付けた場合を除く。
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16-2 メタルスタッド、スパイク、チェーン等如何なるアンチスキッド装置の取り付けは認められない。スクープまたはパドル(継続するラジアルリブ)タイヤは禁止される。
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16-3 タイヤは、通常の販売店または小売店から入手できるもので、一般に入手できるタイヤマニュファクチュラーのカタログ、またはタイヤ仕様リストに掲載されていなくてはならない。
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16-4 これらのタイヤは、荷重・スピードコードに関して“ヨーロッパタイヤ・リム技術機構(ETRTO)” の定める条件に適合し、45M以上の使用等級のものでなければならない。
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16-5 リヤタイヤのトレッドパターン仕様は以下のとおりとする。トレッドの深さは、トレッド面に対して直角に測定した状態で最大13㎜を超えてはならない。(同一の円周上にあるブロックは同じ深さでなくてはならない。
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ENDURO TYRES
最大 13mm
90°
最大 13mm
90°
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16-6 タイヤへの一切の追加工は禁止される。
(2010.08.30追記)
8/29のJNCCのFUNクラスに出走してきました。タイヤはもちろん、HJ-207,HJ208の前後セット。KTM125では、グリップ、耐久性共に問題なし。というよりも1ヶ月前にも4時間のVega月山で走っていて、その間に2回ほど山に行ってきたけど、都合、リア3本、フロント2本を使った。でも金額に直すと普通のエンデューロタイヤ1セット分しか、かかってない。リアだけ交換するなら4800円というのは、いいと思うんだけどなあ。
エンデューロタイヤを取り寄せてみた
July 6th, 2010いつも電子部品を買っているサイトでは、バイク関連のパーツも売ってる。エンデューロタイヤを見つけたので試しにサンプルを取り寄せてみた。
なんかと、パターンがとても似ている。でもちがう。なんか根本的なところが変?
サイズは140/80-18
とりあえず、履き替えてみたが、サイドがやわらかくて交換がやりやすかった。
わりとよさそうな感じだけど。わかった!このタイヤ、左右非対称だ!
気を取り直して、ブロックの高さを測ってみると、
きっかり13mm!
入荷は7月末、ご予約はハムスクエアからお願いします。