Soft66LC
March 16th, 201020年くらい前にMacintoshを買った。当時のマックとしては格安の機種だったが、それでも30万以上した。Macintosh LCという一番安い機種だった。仕事用に買った最初のパソコンだ。LCはlow cost colorの略といわれていた。
Soft66ADDに使用されている部品を、コスト面から見直してみた。いくつかの部品を安くすることに成功した。AD9834は従来CURZを使っていたのをBURZに、FT232RLは、仕入れ問屋を変えた。また基板の大きさを元に戻して、小さくした。ほかにもチップインダクタを変えたりして、コストダウンを行った。
結果としてSoft66LCは、3割程度のコストダウンができた。Soft66LCのLCはLow cost Convertorの略。
受信周波数は、2.5MHz~25MHzまで。コントロールソフトは、ADDなどと同じ。来週から注文を受け付ける予定。
レーザー加工
March 7th, 2010いきなりレーザー加工の話になる。ケースのふたを加工するためにNCマシンを探していたら、卓上レーザー加工機が出てきた。タカチのケースのふたはABS製なので、比較的低出力のレーザーでも穴をあけることが可能だ。
最近、低価格のレーザー加工機が何機種か販売されている。ハンコの彫刻やキーホルダーの加工に使われている。でも低価格の機種では出力が低いのでアルミ部分の加工はできない。でもふたの加工ができれば十分。
問題は価格。国内で入手できる一番安いタイプでも30万以上する。ちょっと考え中。
製造か委託か?
March 2nd, 2010おかげさまでSoft66ADDの人気が高い。毎日のようにハンダゴテをもって、せっせと作っている。でもこれ以上忙しくなったら、注文に追いつかなくなってしまうことが予想されてきた。そこで、考え中なのが、製造を委託するか、自分で製造ラインを作ってしまうか、なのだ。
製造の委託は中国に安いサービスがある。それでも数をまとめるので、ある程度のリスクが伴う。自分で製造ラインを持つというと大げさだが、小型のリフロー炉で基板を作るということだ。安いリフロー炉を見つけた。国内で買うといずれも10万以上するが、5万くらいで買えそうだ。また、メタルマスクを安く作ってくれる会社も見つけた。
すごく悩んでいる。
Soft66ADD
February 20th, 2010これまで、Soft66ADシリーズの受信周波数の上限は、30MHz程度と公表していた。受信しようと思えば、70MHzくらいまで受信できるのだがいくつか問題があった。高調波とUSBからのノイズが問題だった。Soft66GPSと同じ基板を使用したSoft66ADDでは、デジタル部分とアナログ部分を分離したので、これらの問題をほぼ解決することができた。それで受信上限周波数は70MHzまでと公表することが可能になった。もう少し工夫すれば、100MHzくらいまでいけそうなのだが。
NMEA
February 10th, 2010この2週間ほどNMEAプロトコルのプログラムを書いていた。毎日ある発送の合間に書いているので、まとまった時間が取れなくてあまり進まなかったが、とりあえず、周波数を変えてバンドパスフィルタの切り替えを行えるようになった。ひとつ問題があって、ときどきWI125との通信が止まってしまう事がある。USBを抜き差しすれば元に戻るのだけれども、めんどくさい。あらかじめハードウエア・リセットを作っておけばよかった。次の基板では、なんとかするつもり。
プログラムを書きながら7Mや3.5を聞いている。今日はハイバンドが出てきそうだったので、何度か聞いてみたがだめ。21.3付近にある中国の放送局がガンガン入っていた。7Mは日中ならコンディションが上がってきている。太陽黒点も増えているそうなので、今年は期待できそうだ。
コストダウン
February 3rd, 2010Soft66ADのコストで大きいのがAD9834とFT245RL。AD9834は置き換えが効かないので、仕方ないところだけども、FT245RLには、互換チップがある。公式には互換とうたっていないが、データシートを見るとピン配置はまったく同じ、スペックもほとんど同じになっている。どう考えても互換品としか思えない。このチップは台湾製で、日本での入手はできなかったので、中国の商社?に注文してみた。価格はFT245RLが450円くらいに対して、100円と安い。大量に発注すればもっと安くなりそうなのだが、今回はサンプル注文にとどめておいた。ほかにもコストダウンできそうなパーツがいくつかある。プリント基板は、最小線幅をもう少し太くすると製造コストを安くあげられる。BPFに使用しているチップインダクタは、1608からサイズを大きくすると半分にできそう。部品調達を全部海外から行って、いまのまま円高が続くなら、Soft66ADの価格を下げることができる。