はむちゅうぶ続報
March 30th, 2023テスト販売、サンプルの配布も終わり、一般販売に移ろうと考えています。すでに関西の販売店様では店頭に並べていただきました。どろどろのサイトでもpaypalで買えるようにしてあります。ご使用について、いくつかの注意点があるので、ここで解説します。
まず、タイヤに入れる前に外で空気を入れると、変形してしまい、元に戻らなくなることがあります。はむちゅうぶに使っているTPU(ポリウレタン)は機械強度が強く、600%くらい伸びますが、一度伸びると完全には元に戻りません。伸びっぱなしになります。タイヤの外では、空気漏れを確かめる程度にしてください。また、万一パンクしたときは、自転車用に市販されているTPU修理キットで修理できます。
気になるのが、組付ける際にパンクしてしまったというご報告です。はむちゅうぶは0.2ミリしかないので、ゴムのチューブのように自分でまるくなろうとする力がまったくありません。また、タイヤサイズに対して少し大きめに作ってあります。そのため、通常のチューブのように入れようとするとレバーで噛んでしまい、穴が開いてしまったということらしいです。
通常のチューブでも同じですが、タイヤに入れるときに、おさまりが良くなるように軽く空気を入れて、膨らますといいです。ビードをレバーで入れていくときも、一か所ずつ、チューブをかまないように注意して入れてください。はみでているチューブを手で押し込んでもなかなか奥に入ってくれません。こういうときはもう一度エアを軽く入れてみてください。
ビードを出すときは極力1kg/cm以上入れないようにしてください。コンプレッサーで一気に入れるとタイヤの中でビードストッパーやタイヤの端に挟まっていた場合、そのまま挟まってしまう可能性があるので、できるだけゆっくりと空気を入れ、チューブが膨らんで形が整うようにしてください。
出荷の際には一度軽く膨らませて、空気漏れがないかチェックしていますが、万一、タイヤに組み込んで空気漏れがわかったときは、送っていただければ修理か完品と交換します。
超軽量、フロントチューブ「はむちゅうぶ」
March 5th, 2023久しぶりの更新になります。ここ最近開発していた商品がリリースできるようになりましたので、少しご紹介します。
まず、この軽さをご覧ください。フロント用のチューブですが、100gちょっとしかありません。通常のノーマルチューブは500g~600gあるので、その軽さがお判りいただけるでしょう。
軽いだけでなく、強度も抜群です。材質のTPU(ポリウレタン)は、ゴムの数倍から10倍もの機械強度があります。100gの軽さでハードチューブに匹敵する強度があるのです。オフロード走行でのパンクの多くはリム打ちですが、この軽量チューブはゴムよりも強度があるので、リム打ちにも強いのです。
フロントの重量を軽くすることは、チタンのシャフトや軽量クランプなどを使うことで可能ですが、コストもかかります。このはむちゅうぶなら、通常のチューブから交換するだけで400g以上の軽量化が可能です。
現在、テスト販売を行っています。お問い合わせはハムスクエアまでお願いします。
XN150
July 2nd, 2020じつは以前ここで紹介したXN125が来ている。150ccバージョンを取り寄せた。実際に乗ってみたが、いままで乗った中国製バイクの中では断トツにイイ。浄重90Kgは嘘ではなく、本当に軽い。興味のある人は連絡してほしい。
XN125
December 25th, 2019バイクの細部はこんな感じ。
そろそろ復活
December 21st, 20192年前に怪我をして以来、バイクに乗れなかったが、そろそろ復活しようと考えている。こんなのはどうだろう?

現代オーディオの弱点
November 27th, 2016日本ではすでにオーディオブームは去ったと思っていたが、一部のマニアはより深く、オーディオを探求しているようだ。ネットを見るとあちらこちらにオーディオ関係のページを見ることができる。
筆者も昔オーディオ店でバイトをしていたことがある。ただの店番だったが、当時の高級オーディオに触れる機会があった。マッキントッシュ、JBLパラゴン、アルテックなどを暇なときに聴いていた。近所のジャズ喫茶にもよく行った。そこにはJBLの4350が置いてあって、バイトで肥えていた耳にも、いい音だということがわかった。
いい音というのは、難しい。HiFiは原音に忠実という意味だが、クラシックを除けば、ほとんどの音楽には、すでに電気回路が含まれているので、原音の歪まで忠実に再生するのが、いい音なのかという疑問もある。いまでは音源のほとんどを電気的に操作している音楽が多いので、HiFiといい音との垂離が大きい。
しかし変わらない音源がある。ひとの声だ。多少エコーをかけたりしている場合もあるが、人間の声は、オーディオを判定する際の重要な指標になる。普段、生の音楽を聴く機会の少ない人でも、ひとの声は日常的に聴いている。声に対する経験値は、ほとんどの人が高い。
ところで、オーディオは、技術的に進化してきた。真空管からトランジスタ、A級増幅からD級増幅、デジタル処理などが、オーディオの質を向上させてきた。しかし、エジソン以来変わっていない物がある。スピーカーだ。
スピーカーは紙の膜を磁石で振動させ、空気の圧力差を生み出す。100円ショップのスピーカーから、数千万円の高級オーディオまでこの原理は同じである。スピーカーの欠点は、多数の合成波形であるオーディオ信号を、ひとつか多くても3つくらいのスピーカーで再生するところにある。
たとえば、ピアノとサックスのジャズを録音すると、2つの楽器の合成波形を電気的に得る。これを再び空気の振動に変えるとき、おかしなことが起こるのだ。
スピーカーが1つのシングルスピーカーで考えると、数十ヘルツの低音から20kHz近くの高音まで、同じ紙の膜で空気を振動させる。このとき、起こるのは、最も低い周波数で振動する膜の上に、高い周波数の振動が乗っている状態になることだ。
オーディオを聴くときに、楽器が録音した位置で聴こえてくることを、分離がいい、定位が優れている、とかいう。しかし前述のように低い周波数の振動上で高い周波数の振動が生じている状態では、それぞれの音源は、混ざり合った状態としてしか再生されないことは明らかだ。どんな高級スピーカーでも原理的に、元の音源とは異なる波形としてしか、空気を振動させることができない。定位はステレオの特性だが、分離はモノラル録音でもわかる。はっきりとわかるのは、ひとの声、ボーカルを聴いたときだ。
現代オーディオの弱点とタイトルを付けた理由だ。では解決策はあるのか、といえば、YESである。続く