F クラス アンプ
March 22nd, 2009基板ができてくるまでの間、少し時間ができたので、以前から気になっていたことを調べて回った。次に予定しているのが送信機なので、アンプについて調べていた。ウエーバー方式でSSBを発生させ、従来どおりのAB級アンプで増幅というのは、ちょっと面白くないので、何か方法がないかと思ったのだ。そこで出てきたのがFクラスアンプというもの。
仕組みは単純で、電源をMOSFETでスイッチングする。出力にはスイッチング周波数の奇数倍の高調波も出るので、フィルタで目的の周波数の信号を取り出す。非常に効率がよいのだけれども、変調方法が難しい。周波数変調はPWMで可能だが、SSBを得ようとすると非常に難しくなる。
しかし回路図をにらんでいたら、QSDと同じであることに気が付いた。やってみないとわからないが、いきなり100Wの出力も可能かもしれない。実験しなければ。
USBのノイズ
March 12th, 2009Soft66ADではUSBから電源を取るためにノイズ対策が必要だった。何も対策しないと下の画像のような受信状態になる。

このときの電源ラインの状態をスペアナソフトで見ると次のようになっている。

コモンモードフィルタを通すと少しよくなる

しかし、コモンモードフィルタだけでは、とりきれないノイズがあった。それはパソコン自体から発生する周期的なノイズで、非常に不安定な振る舞いをする。
そのためリップルフィルタを追加した。平滑用のコンデンサは1000μFを2個使っている。

結果は、あまり変わりないように見えるが、安定して受信できるようになった。この2つ前の記事にあるような受信状態となった。
パラメトリック・スピーカー
March 9th, 2009パラメトリック・スピーカーのニューバージョンですが、ずいぶん前に作っていて、そのままになっていました。超音波トランスデューサーも残り少なくなってきたので、2セットだけ、作ってみたい人にお分けします。最初のバージョンと比較するとかなり音がよくなっています。フィルタを組み込んであるので、テレビやラジオにつなぐとそのまま超指向性で音を聞くことができます。ご希望の方はメールをください。なくなり次第終了です。
試作品
March 8th, 2009年明けから作業をしていた試作品がようやくできました。画像のようにUSB接続で電源を取るので、手軽にパソコンで使えるようになっています。さて、これから基板発注を行い、今回はケースもつけようと考えています。完成品での提供を予定しているのですが、組み立ててみたい人がいればキットにするかもしれません。
ケース加工
February 1st, 2009SMDを使った次のバージョンは、大体決まってきたのだけれども、ケースをつけるかどうかで迷っている。ケース自体は、それほどのコストがかからないが、USB、3.5ミリプラグの穴などを4つあける必要がある。USBは四角になる。この穴の加工の費用が高い。ケース本体よりも高くなる。なんか馬鹿らしいので、ほかの方法を考えているところだ。数がまとまれば、中国に発注という手も使えるのだけれども、いきなり数百個も作ることはできない。どうしようか?
↓こんなのも考えている。

RF増幅
January 14th, 2009回路もだいぶ固まってきたので、素子の選定を行っている。次の3つの画像を見て欲しい。



1つ目は、従来のJ310で受信したRocky。ノイズフロアは81~82dbを指している。2番目は、2SK192を4つパラにしたもの。87~88dbとかなり改善されている。3つ目はBF1108Rで、今回スイッチに使うために取り寄せたFETだが、増幅に使ってみた。1個で87dbとかなり良い。ちょっと悩んでいる。